プロジェクト・セットの概要
プロジェクト・セットは、プロジェクト属性を使用して処理対象のトランザクションを識別するための簡単で柔軟な方法を提供します。
合弁企業のトランザクションは、幅広いプロジェクトに関連している場合があります。これらのトランザクションは、プロジェクト番号、タスク番号、支出タイプ、支出組織などのプロジェクト属性とともに記録されます。プロジェクト・セットを使用すると、これらのプロジェクト属性に基づいて、処理するトランザクションを識別できます。
ノート: プロジェクト・セットを使用するには、Oracle Joint Venture ManagementとOracle Project Costingの統合が必要です。この統合の設定の詳細は、Oracle Joint Venture ManagementとOracle Project Costingの統合の設定についてを参照してください。
Oracle Joint Venture Managementの次の項目で使用するプロジェクト・セットを設定できます:
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合弁企業定義
合弁企業定義の配分可能プロジェクト値のかわりに合弁企業プロジェクト・セットを使用して、プロジェクト属性に基づいて処理するトランザクションを決定します。
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所有者定義割当ルール
所有権定義割当ルールで合弁企業プロジェクト・セットを使用して、プロジェクト属性が設定されているどのトランザクションに特定の所有権定義または直接請求利害関係者を割り当てるかを決定します。
合弁企業定義または割当ルールに個々のプロジェクト値を入力してトランザクションを識別するかわりに、プロジェクト・セットを使用することをお薦めします。プロジェクト・セットを使用すると、単一のプロジェクト値、値の範囲、および識別プロセスで除外する値を含むフィルタ基準を定義できます。個々のプロジェクト値を指定する必要がないため、設定が簡素化され、トランザクションを誤って識別する可能性が低くなるため、保守が軽減されます。