ルーティング・ルール
ルーティング・ルールによって、資金取得トランザクションが正しい支払システム・アカウントにルーティングされます。ルーティング・ルールでは、トランザクションの属性に基づいて、使用する資金取得プロセス・プロファイルが決定されます。たとえば、Oracle Fusion Paymentsでは、支払方法などのトランザクションの属性が比較されます。
ルーティング・ルールは、内部受取人の設定中に、内部受取人に割り当てます。各受取人に、優先度が付けられたルーティング・ルールを設定できます。優先度が最も高いルーティング・ルールがPaymentsによって最初に評価されます。要求された資金取得トランザクションの値がルーティング・ルールの条件と一致する場合、そのトランザクションは、処理のために、該当する支払システム・アカウントにルーティングされます。
ルーティング・ルールの作成は次のように行います。
- 1. をクリックします。
- 「設定および保守」作業領域で、「内部受取人の管理」タスクに移動します。
- オファリング: 財務
- 機能領域: 顧客支払
- タスク: 内部受取人の管理
- 「内部受取人の管理」ページで、「受取人」フィールドに受取人を入力し、「検索」をクリックします。
- 「検索結果」セクションで内部受取人を選択し、「ルーティング・ルールの管理」をクリックします。
- 「ルーティング・ルールの管理」ページの「ルーティング・ルール」セクションに移動し、支払方法を選択して「作成」をクリックします。
- 「ルーティング・ルールの作成」ページで、ルーティング・ルールを構成します。「保存してクローズ」をクリックしてルールを保存し、終了します。
要求された資金取得トランザクションの属性がルーティング・ルールの条件と一致しない場合、ルーティング・ルールは無視され、次のルーティング・ルールがPaymentsによって評価されます。すべてのルーティング・ルールが評価され、該当するものがない場合は、「ルールの設定」ページの「デフォルト・ルーティング」セクションで受取人に対して入力された支払方法タイプに固有の、支払システム・アカウントおよび資金取得プロセス・プロファイルがPaymentsによって検索されます。
承認に使用される支払システム・アカウントおよび資金取得プロセス・プロファイルは、決済や後続の払戻などの追加処理で自動的に使用されます。
複数の支払ゲートウェイのルーティング・ルール
トークン化されたクレジット・カードに複数の支払ゲートウェイを同時に使用できるルーティング・ルールを構成できます。そのためには、最初に複数のトークン化支払システムおよび支払システム・アカウントを構成する必要があります。次のステップでは、ビジネス・ユニットとその他のパラメータの組合せに基づいてルーティング・ルールを構成します。
ビジネス・ユニットをルーティング・ルールの基準として使用する方法を次に示します。
- 「内部受取人の管理」ページにナビゲートし、内部受取人を検索します。
- 受取人レコードを選択し、「ルーティング・ルールの管理」をクリックします。
- 「トークン化およびトランザクションのルーティング・ルール」セクションに移動し、支払方法として「クレジット・カード」を選択し、「作成」をクリックします。
- 「ルーティング・ルールの作成」ページで、ビジネス・ユニットを基準の1つとしてルールを作成します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
- 「優先度の順序変更」をクリックして、様々なルーティング・ルールの優先度を変更します。
- 変更を保存します。
複数の支払ゲートウェイの使用方法の詳細は、支払ゲートウェイの統合およびクレジット・カード処理の手順を参照してください。