財務プラン・バージョン承認ワークフロー

ベースラインの予算バージョン、または予測バージョンを承認のために送信するたびに、財務プラン・バージョン承認ワークフローがトリガーされます。このワークフローでは、財務プラン・バージョンを承認または否認する必要がある構成済承認者に通知されます。また、プラン・バージョンのプロジェクト・マネージャおよびワークフローを開始したユーザーに非処理通知も送信します。

BPMワークリスト・ツールでは、このワークフローの名前はApprovePlanVersionです。このワークフローのデフォルト承認者はプロジェクト・マネージャです。

財務プラン・バージョン承認ワークフローを有効にする方法

「設定および保守」作業領域で、「財務プラン・タイプの管理」タスクに移動し、予算または予測バージョンが属する財務プラン・タイプの「ステータス変更にワークフローを使用」チェック・ボックスを選択します。

承認ワークフローの主要コンポーネント

承認ワークフローを使用して、複雑なマルチステージのルーティング・ルールを定義できます。承認ワークフローの主要コンポーネントは次のとおりです:
コンポーネント 摘要

Oracle SOA Suite Approval Management Extensions

Oracle SOA Suiteのヒューマン・ワークフロー・サービスの承認管理の拡張機能は、Oracle Cloudのコア承認機能です。これらのコンポーネントを使用すると、承認機能の多数の主要統合タスクを実行できます。承認管理拡張の主要な機能は次のとおりです:
  • Oracle HCM Cloudと統合して、Oracle HCM Cloudで定義されたスーパーバイザ、ジョブ・ロールおよびポジションベースの階層に基づいて承認者を導出します。
  • 財務プラン・バージョンや請求書承認など、様々なビジネス文書の承認ルールを定義するフレームワークを提供します。
  • 承認者への文書のルーティングをシリアルにするかパラレルにするかなど、ビジネス・プロセスに基づいて複雑なルーティング・パターンを選択できます。

Oracle Business Process Management (BPM)

ビジネス・ユーザーが承認管理に関連する次の主要なアクティビティを実行するためのBPMワークリストという名前のインタフェースを提供します:
  • 割り当てられた様々な通知タスクを操作するためのインタフェースを提供します。BPMワークリストは、ビジネス・ユーザーに割り当てられているすべてのワークリスト・タスクを表示するWebベースのアプリケーションであり、ビジネス・ユーザーが自分に割り当てられたタスクに対して様々な承認関連処理を実行できます。このアプリケーションを使用すると、ユーザーは自分に割り当てられたタスクにドリルダウンできます。たとえば、承認者は財務プランの承認通知タスクにドリルダウンして、予算バージョンの詳細(バージョン金額など)を表示し、依頼者は必要な承認処理を実行できます。
  • 承認ルールを設定および管理するためのインタフェースを提供します。

Oracle Human Capital Management Cloud (Oracle HCM Cloud)

スーパーバイザ、ジョブベース、ポジションベースなど、様々な従業員階層の定義に使用します。Oracle HCM Cloudの階層に基づいて承認ルールが構成されている場合は、承認管理の拡張機能をOracle HCM Cloudと統合すると、必要な承認者を導出できます。

ヒューマン・タスク・ワークフローの概念

承認階層を設定するには、これらをワークフロー・ルールの一部として定義する必要があります。
概念 摘要

リスト・ビルダー

承認管理では、リスト・ビルダーを使用してワークフロー承認に必要な承認者の種別が決定されます。各承認ルールは、承認者のリストを生成するためにリスト・ビルダーに関連付けられます。財務プラン・バージョンの承認ワークフローでは、次のリスト・ビルダーがサポートされます:
  • スーパーバイザ
  • ジョブ・レベル
  • ポジション
  • 承認グループ
  • リソース
ノート: リスト・ビルダーとその定義方法の詳細は、アプリケーションの実装ガイドのワークフローの承認および通知を参照してください。

関係者

関係者とは、承認プロセスに参加するユーザーまたはユーザー・セットのことです。各関係者はルール・セットに関連付けられています。承認ルールはルール・セットのコンテキストで定義され、1つのルール・セットの下に多数のルールを作成できます。承認要件に基づいて、関係者のコンテキストで承認ルールを構成する必要があります。構成できる関係者のタイプは次のとおりです:

  • シリアル
  • パラレル
  • 単一
  • 参考情報(FYI)
ノート: 関係者の詳細は、アプリケーションの実装ガイドのワークフローの承認および通知を参照してください。

財務プラン・バージョンの承認ワークフローに実装された関係者モデル

財務プラン・バージョンの承認ワークフローでは、ApprovePlanVersionヒューマン・タスクを使用します。財務プラン・バージョンの承認に対して、このタスクを構成する必要があります。このタスクは予算と予測の承認要求によって共有され、予算と予測の両方の要求に同じ関係者が含まれます。

財務プランの承認の場合、合計13人の関係者が事前定義されています。この13人のうち、2人の主要な関係者が承認者と依頼者です。承認者は、プロジェクト・マネージャ(デフォルト承認者)に承認通知を送信するアクティブな関係者です。要求者は、ベースラインの予算または予測を承認のために送信する要求者にFYI通知を送信するFYI参加者です。

財務プラン・バージョンの承認用に実装された関係者モデルは、パラレルおよびシリアル承認モードの両方をサポートします:
  • パラレル・モード: タスクが割り当てられ、すべての関係者に同時にパラレルに通知が送信されます。たとえば、次の図の関係者3から6は、パラレル関係者として定義されています。
  • シーケンシャル・モード: タスクが割り当てられて、通知がシーケンシャル・モードになります。つまり、各関係者に順次送信されます。タスクが承認されるには、すべての関係者がシーケンシャルに承認する必要があります。たとえば、次の図の関係者7から13は、シーケンシャル関係者として定義されています。
次の点を考慮してください。
  • 承認者および依頼者である関係者のみがデフォルトで有効になっています。必要に応じて他の関係者を有効にする必要があります。
  • すべての事前定義済ルール・セットのデフォルトの承認ルールは、承認のためにプロジェクト・マネージャに通知を送信するように構成されています。事前定義済ルールをレビューして、必要に応じて変更してください。
  • 使用しない関係者を無効にするには、関係者の無視オプションを有効にするか、関係者を無視するルールを定義します。
  • 事前定義済関係者の順序は変更できません。
  • 関係者は追加できません。

次の図は、ApprovePlanVersionタスクの事前定義済関係者モデルを示しています。

ApprovePlanVersionタスクの関係者モデル

財務プラン・バージョンの承認ワークフローで定義された関係者の詳細を次に示します。各関係者は事前定義済ルール・セットに関連付けられています。

数値 関係者名 ルール・セット 関係者タイプ

1

承認者

BudgetForecastAMXRuleSet

シリアル

2

要求者

該当なし

FYI

3

財務プラン承認単一参加者1

ProjectBudgetsandForecastsApprovalSingleRuleSetOne

単一

4

財務プラン承認パラレル参加者1

ProjectBudgetsandForecastsApprovalParallelRuleSetOne

パラレル

5

財務プラン承認シリアル参加者1

ProjectBudgetsandForecastsApprovalSerialParticipantOne

シリアル

6

財務プラン承認FYI参加者1

ProjectBudgetsandForecastsApprovalFYIRuleSetOne

FYI

7

財務プラン承認単一参加者2

ProjectBudgetsandForecastsApprovalSingleRuleSetTwo

単一

8

財務プラン承認パラレル参加者2

ProjectBudgetsandForecastsApprovalParallelRuleSetTwo

パラレル

9

財務プラン承認シリアル参加者2

ProjectBudgetsandForecastsApprovalSerialRuleSetTwo

シリアル

10

財務プラン承認FYI参加者2

ProjectBudgetsandForecastsApprovalFYIRuleSetTwo

FYI

11

財務プラン承認単一参加者3

ProjectBudgetsandForecastsApprovalSingleRuleSetThree

単一

12

財務プラン承認パラレル参加者3

ProjectBudgetsandForecastsApprovalParallelRuleSetThree

パラレル

13

財務プラン承認シリアル参加者3

ProjectBudgetsandForecastsApprovalSerialRuleSetThree

シリアル

財務プラン・バージョン承認プロセス

財務プラン・バージョン承認プロセスの仕組みを次に示します。

タスク番号 エージェント 摘要 コメント

1

プロジェクト管理者

予算バージョンの管理、予算バージョンの編集、予測バージョンの管理または予測バージョンの編集の各ページを使用して、予算または予測を承認のために送信します。

予算または予測の操作の詳細は、財務プロジェクトの定義と管理ガイドの予算と予測の作成に関する考慮事項の項を参照してください。

2

ApprovePlanVersion

承認のために財務プランを送信するとすぐに、構成に従って、ワークフローによりEメールまたはアプリケーション内通知で構成済のすべての割当先に通知が送信されます。

プロジェクト・テンプレートの予算または予測バージョンが送信された場合は、このワークフローがスキップされて、それぞれ「ベースライン」または「承認済」ステータスにバージョンが設定されます。

承認ワークフロー通知をカスタマイズする方法の詳細は、共通アプリケーションの実装ガイドのワークフロー通知を参照してください。

3

ワークフロー割当先

割当先は財務プランをレビューして承認するか、否認します。

ワークフローでパラレル承認者が使用されている場合、投票率ルールを使用して最終承認が決定されます。

BPMワークリストを使用して承認ワークフローを更新する方法の詳細は、アプリケーションの実装ガイドのワークフロー承認および通知を参照してください。このトピックのユースケースの項も参照してください。

4

ApprovePlanVersion

割当先が財務プランを否認すると、ワークフローによって予算または予測ステータスが「現行作業中」に更新されます。割当先が財務プランを承認すると、予算ステータスが「現行ベースライン」に設定され、予測ステータスが「承認済」に設定されます。

該当なし

5

ApprovePlanVersion

財務プランが送信されると、ワークフローで次のタスクが実行されます。
  • 財務プランが承認されると、ワークフローにより構成済受信者に通知が送信されます(構成されている場合)。それ以外の場合、ワークフローは終了します。
  • 財務プランが否認されると、アプリケーションによって、結果を示す通知が送信者(プロジェクト管理者)に送信されます。

該当なし

送信済予算は、承認中はまだ取り下げることができます。ただし、次のエラー・シナリオでは、予算が承認のために送信された時点から2時間後にのみ予算承認を取り下げることができます:
    • 承認履歴が存在しない。
    • 承認は完了したが、予算がまだ「送信済」ステータスである。

ルールの評価中などのエラーが原因でワークフローがスタックした場合、「承認履歴」ダイアログ・ボックスにそれが示され、予算承認を取り下げることはできません。アプリケーション管理者は、トランザクション・コンソールでワークフローのステータスを確認し、ワークフローを回復するか取り下げることができます。

財務プラン・バージョン承認ワークフローの構成

BPMワークリストを使用して、ルール・セットのコンテキストで承認ルールを構成できます。このワークフローのルールを構成するには、プロジェクト・アプリケーション管理者ジョブ・ロールが必要です。

  1. 「設定および保守」作業領域で、「プロジェクト財務管理の承認管理の定義」タスクに移動します。
  2. 「プロジェクト財務管理用タスク構成の管理」をクリックします。
  3. 構成するタスクのペインで、ヒューマン・タスク・ワークフローを検索します。「検索」フィールドにヒューマン・タスク・ワークフローの名前を入力し、タスク・タイプの検索をクリックします。たとえば、財務プラン・バージョン承認ワークフローを検索するには、「ApprovePlanVersion」と入力し、タスク・タイプの検索をクリックします。
  4. 「検索」の下にそのヒューマン・タスク・ワークフローが表示されることを確認します。
  5. タスクを選択し、パネル・ヘッダーの「タスクの編集」をクリックします。
  6. 右側の「割当て先」タブをクリックして、ヒューマン・タスク・ワークフローの事前定義済関係者を表示します。
  7. 適切な関係者を選択し、「ルールに移動」をクリックして、関連するルール・セットにナビゲートします。
ワークフロー承認ルールの構造は次のとおりです:
  1. 各ルールはIFおよびTHENコンポーネントで構成されます。
  2. ルールのIFセクションで、ルールを適用するかどうかを決定する条件を定義します。必要に応じて、複数の条件を定義できます。
  3. ルールのTHENセクションで、条件が満たされた場合に承認を生成する方法を定義します。THENコンポーネントは、次のもので構成されます:
    • リスト・ビルダーと関連属性
    • 割当先が回答する必要があるかどうか、またはFYI通知を受け取るのかどうかを示す回答タイプ。
    • 自動応答を設定できる自動処理設定。たとえば、自動的に承認または否認できます。
次の点を考慮してください。
  • すべての事前定義済ルール・セットのデフォルトの承認ルールは、承認のためにプロジェクト・アプリケーション管理者に通知を送信するように構成されています。事前定義済ルールをレビューして、必要に応じて変更してください。
  • 使用しない関係者を無効にするには、関係者の無視オプションを有効にするか、関係者を無視するルールを定義します。
  • ワークフローおよび通知のカスタマイズに関する一般的なガイダンスは、アプリケーションの実装ガイドのワークフローの承認および通知を参照してください。

サポートされている属性

このワークフローの動作を変更するために使用できる属性は次のとおりです:
  • プラン・バージョン・ペイロード属性 - これらの属性は、処理中のバージョンに関連付けられています。
  • プロジェクト属性 - これらの属性は、予算または予測に関連付けられているプロジェクトに関連付けられています。
  • 予算属性 - これらの属性は、処理中の予算に関連付けられています。
  • 予測属性 - これらの属性は、処理中の予測に関連付けられています。

プラン・バージョン・ペイロード属性

属性

摘要

projectName

プロジェクトの名前。

projectNumber

プロジェクトの一意の識別子。

awardNumber

交付番号。

awardId

交付の一意のID。

businessUnit

ビジネス・ユニットの一意の識別子。

projectUnit

予算または予測に関連付けられているプロジェクトを実装しているプロジェクト・ユニットの名前。

planVersionName

予算または予測バージョンの名前。

planVersionNumber

予算または予測バージョンの一意の識別子。

requestorName

予算または予測バージョンの承認を要求している個人の名前。

approverName

予算または予測バージョンを承認する個人の名前。

principalInvestigator

交付予算の主要調査員の役割を果たす個人の名前。

SummaryAmounts --> peopleEffort

予算または予測バージョンの作業工数金額。

SummaryAmounts --> equipmentEffort

予算または予測バージョンの機材工数金額。

SummaryAmounts --> pcRawCost

プロジェクト通貨での予算または予測バージョンの直接費金額。

SummaryAmounts --> pcBurdenedCost

プロジェクト通貨での予算または予測バージョンの総コスト金額。

SummaryAmounts --> pcRevenue

プロジェクト通貨での予算または予測バージョンの収益金額。

SummaryAmounts --> pfcRawCost

プロジェクト元帳通貨での予算または予測バージョンの直接費金額。

SummaryAmounts --> pfcBurdenedCost

プロジェクト元帳通貨での予算または予測バージョンの総コスト金額。

SummaryAmounts --> pfcRevenue

プロジェクト元帳通貨での予算または予測バージョンの収益金額。

SummaryAmounts --> margin

プロジェクト元帳通貨での予算または予測バージョンのマージン金額。

SummaryAmounts --> marginPercent

プロジェクト元帳通貨での予算または予測バージョンのマージン率。

planTypeName

予算または予測バージョンに関連付けられた財務プラン・タイプの名前。

planningAmount

予算または予測バージョンにあるコスト金額、収益金額またはその両方。

projectNumAct

1から開始して増分し続ける、システムが生成するプロジェクト番号。

versionNumAct

1から開始して増分し続ける、システムが生成する予算または予測バージョン番号。

プロジェクト属性
ノート: ここにリストされている属性の一部は、条件エクスプローラのフォルダにあります。この表にあるそのような属性すべてに、このフォルダの名前が追加されます。したがって、たとえば、属性ProjectTeamMember > ProjectPartyIdは、ProjectTeamMemberフォルダにあります。

属性

摘要

ProjectId

プロジェクトの一意の識別子。

ProjectName

プロジェクトの名前。

ProjectNumber

プロジェクト番号。

CarryingOutOrganizationId

プロジェクトを実行している組織の一意の識別子。

ProjectOrganizationName

プロジェクトを実装している組織の名前。

ProjectUnitId

予算または予測に関連付けられているプロジェクトを実装しているプロジェクト・ユニットの一意の識別子。

ProjectUnitName

予算または予測に関連付けられているプロジェクトを実装しているプロジェクト・ユニットの名前。

ProjectTypeId

プロジェクト・タイプの一意の識別子。

ProjectTypeName

プロジェクト・タイプの名前。

BusinessUnitId

ビジネス・ユニットの一意の識別子。

BusinessUnitName

ビジネス・ユニットの名前。

LegalEntityId

プロジェクトを実装している法的エンティティの一意の識別子。

LegalEntityName

プロジェクトを実装している法的エンティティの名前。

WorkTypeId

予算または予測が作成される対象のタスクに関連付けられた作業タイプの一意の識別子。

WorkTypeName

予算または予測が作成される対象のタスクに関連付けられた作業タイプの名前。

ProjectCurrencyCode

プロジェクトの金額でデフォルトで使用される通貨コード。

ProjectLedgerCurrencyCode

プロジェクト元帳の金額でデフォルトで使用される通貨コード。

SponsoredFlag

プロジェクトがスポンサードかどうかを示します。

ProjectClassification

プロジェクトの分類。プロジェクトの分類に役立つProjectClassCategory、ProjectClassCodeおよびClassCodePercentage属性で構成されるノード。

ProjectDff

組織で使用するために作成されたカスタムのプロジェクト関連フレックスフィールド。

ProjectTeamMember --> projectPartyId

予算または予測バージョンに関連付けられたプロジェクト・チーム・メンバーのプロジェクトへのパーティ割当の一意の識別子。

ProjectTeamMember --> TeamMemberRoleId

予算または予測バージョンに関連付けられたプロジェクト・チーム・メンバーに割り当てられたロールの一意の識別子。

ProjectTeamMember --> TeamMemberRoleName

予算または予測バージョンに関連付けられたプロジェクト・チーム・メンバーに割り当てられたロールの名前。

ProjectTeamMember --> TeamMemberPersonId

予算または予測バージョンに関連付けられたプロジェクト・チーム・メンバーの一意の識別子。

ProjectTeamMember --> TeamMemberEmailAddress

予算または予測バージョンに関連付けられたプロジェクト・チーム・メンバーのEメール・アドレス。

ProjectTeamMember --> TeamMemberUserName

予算または予測バージョンに関連付けられたプロジェクト・チーム・メンバーの名前。

ProjectTeamMember --> startDateActive

予算または予測バージョンに関連付けられたプロジェクト・チーム・メンバーの開始日。

ProjectTeamMember --> endDateActive

予算または予測バージョンに関連付けられたプロジェクト・チーム・メンバーの終了日。

予算属性

属性

摘要

VersionName

予算バージョンの名前。

VersionNumber

予算バージョンの番号。

InternalVersionId

予算バージョンの一意の識別子。

ProjectName

予算バージョンに関連付けられているプロジェクトの名前。

ProjectNumber

予算バージョンに関連付けられているプロジェクトの番号。

InternalProjectId

予算バージョンに関連付けられているプロジェクトの一意の識別子。

FinancialPlanType

予算バージョンに関連付けられている財務プラン・タイプの名前。

Status

予算バージョンのステータス。

PlanningAmounts

予算バージョンにあるコスト金額、収益金額またはその両方。

BaselinedBy

予算バージョンをベースラインに設定した個人の名前。

BaselinedDate

予算バージョンがベースラインに設定された日付。

ProjectCurrency

予算に関連付けられているプロジェクトが実装される通貨。

TotalRevenue

前の予算バージョンのプランニング金額と修正済金額の合計を考慮した合計収益金額。

TotalRawCost

前の予算バージョンのプランニング金額と修正済金額の合計を考慮した合計直接費金額。

TotalBurdenedCost

前の予算バージョンのプランニング金額と修正済金額の合計を考慮した合計総コスト金額。

Margin

予算計上コストと収益金額の差異。

MarginPercentage

予算計上コストと収益金額の差異(パーセント表示)。

TotalEffortAtCompletion

予算バージョンの労務および機材リソース区分の予測作業量(時間数)。

EquipmentEffortAtCompletion

予算バージョンの機材リソース区分の予測作業量(時間数)。

PeopleEffortAtCompletion

予算バージョンの労務リソース区分の予測作業量(時間数)。

PlanningOptionDff

組織で使用するために作成されたカスタム予算プランニング・オプション関連のフレックスフィールド。

projectBudgetCurrentBaselinedVersions --> ProjectId

現行ベースライン予算バージョンに関連付けられているプロジェクトの一意の識別子。

projectBudgetCurrentBaselinedVersions --> PlanVersionId

現行ベースライン予算バージョンの一意の識別子。

projectBudgetCurrentBaselinedVersions --> PlanTypeId

現行ベースライン予算バージョンに関連付けられた財務プラン・タイプの一意の識別子。

projectBudgetCurrentBaselinedVersions --> PlanningOptionId

現行ベースライン予算バージョンに関連付けられた財務プランニング・オプション設定の一意の識別子。

projectBudgetCurrentBaselinedVersions --> ProjectNumber

現行ベースライン予算バージョンに関連付けられているプロジェクトのプロジェクト番号。

projectBudgetCurrentBaselinedVersions --> ProjectName

現行ベースライン予算バージョンに関連付けられているプロジェクトの名前。

projectBudgetCurrentBaselinedVersions --> PlanVersionNumber

現行ベースライン予算バージョンに関連付けられているプロジェクトのバージョン番号。

projectBudgetCurrentBaselinedVersions --> PlanVersionName

現行ベースライン予算バージョンの名前。

projectBudgetCurrentBaselinedVersions --> PlanTypeName

現行ベースライン予算バージョンに関連付けられている財務プラン・タイプの名前。

projectBudgetCurrentBaselinedVersions --> BaselinedDate

現行ベースライン予算バージョンがベースラインに設定された日付。

projectBudgetCurrentBaselinedVersions --> PeopleQuantity

現行ベースライン予算バージョンの労務リソース区分の作業量(時間数)。

projectBudgetCurrentBaselinedVersions --> EquipmentQuantity

現行ベースライン予算バージョンの機材リソース区分の作業量(時間数)。

projectBudgetCurrentBaselinedVersions --> TotalPcBrdndCost

プロジェクト通貨での現行ベースライン予算の総コスト金額合計。

projectBudgetCurrentBaselinedVersions --> TotalPcRawCost

プロジェクト通貨での現行ベースライン予算の直接費金額合計。

projectBudgetCurrentBaselinedVersions --> TotalPcRevenue

プロジェクト通貨での現行ベースライン予算の収益金額合計。

projectBudgetCurrentBaselinedVersions --> TotalPfcBrdndCost

プロジェクト元帳通貨での現行ベースライン予算の総コスト金額合計。

projectBudgetCurrentBaselinedVersions --> TotalPfcRawCost

プロジェクト元帳通貨での現行ベースライン予算の直接費金額合計。

projectBudgetCurrentBaselinedVersions --> TotalPfcRevenue

プロジェクト元帳通貨での現行ベースライン予算の収益金額合計。

projectBudgetCurrentBaselinedVersions --> ApprovedCostPlanTypeFlag

現行ベースライン予算が承認済コスト・プラン・タイプかどうかを示します。

projectBudgetCurrentBaselinedVersions --> ApprovedRevPlanTypeFlag

現行ベースライン予算が承認済収益プラン・タイプかどうかを示します。

projectBudgetCurrentBaselinedVersions --> BudgetSourceReference

現行ベースライン予算バージョンの作成に使用されるソースの参照。

予測属性

属性

摘要

InternalVersionId

予測バージョンの一意の識別子。

VersionName

予測バージョンの名前。

VersionNumber

予測バージョンの番号。

ProjectName

予測バージョンに関連付けられているプロジェクトの名前。

ProjectNumber

予測バージョンに関連付けられているプロジェクトの番号。

InternalProjectId

予測バージョンに関連付けられているプロジェクトの一意の識別子。

Status

予測バージョンのステータス。

PlanningAmounts

予測バージョンにあるコスト金額、収益金額またはその両方。

ProjectCurrency

予測に関連付けられているプロジェクトが実装される通貨。

FinancialPlanType

予測バージョンに関連付けられている財務プラン・タイプの名前。

EtcStartDate

残作業見積が開始する予定の日付。

EACBurdenedCost

プロジェクト完了時の見積総コスト金額。

EACRawCost

プロジェクト完了時の見積直接費金額。

EACRevenue

プロジェクトの完了時に認識される見積収益金額。

Margin

完了時見積コストと収益金額の差異。

MarginPercentage

完了時見積コストと収益金額の差異(パーセント表示)。

EACPeopleEffortAtCompletion

予測バージョンの労務リソース区分の予測作業量(時間数)。

EACEquipmentEffortAtCompletion

予測バージョンの機材リソース区分の予測作業量(時間数)。

EACTotalEffortAtCompletion

予測バージョンの労務および機材リソース区分の予測作業量(時間数)。

ETCBurdenedCost

プロジェクトを完了するための見積総コスト金額。

ETCRawCost

プロジェクトを完了するための見積直接費金額。

ETCRevenue

プロジェクトを完了するために認識される見積収益金額。

ActualBurdenedCost

プロジェクトで発生した実績総コスト金額。

ActualRawCost

プロジェクトで発生した実績直接費金額。

PhysicalPercentComplete

達成した実質作業量(パーセント表示)。

TotalCommitments

プロジェクトの完了に必要な取引約定の合計計画数量または金額。

PlanningOptionDff

組織で使用するために作成されたカスタム予測プランニング・オプション関連のフレックスフィールド。

projectForecastCurrentApprovedVersions --> ProjectId

現行承認済予測バージョンに関連付けられているプロジェクトの一意の識別子。

projectForecastCurrentApprovedVersions --> PlanVersionId

現行承認済予測バージョンの一意の識別子。

projectForecastCurrentApprovedVersions --> PlanTypeId

現行承認済予測バージョンに関連付けられている財務プラン・タイプの一意の識別子。

projectForecastCurrentApprovedVersions --> ProjectNumber

現行承認済予測バージョンに関連付けられているプロジェクトの番号。

projectForecastCurrentApprovedVersions --> ProjectName

現行承認済予測バージョンに関連付けられているプロジェクトの名前。

projectForecastCurrentApprovedVersions --> PlanVersionNumber

現行承認済予測バージョンに関連付けられているプロジェクトのバージョン番号。

projectForecastCurrentApprovedVersions --> PlanVersionName

現行承認済予測バージョンの名前。

projectForecastCurrentApprovedVersions --> PlanTypeName

現行承認済予測バージョンに関連付けられている財務プラン・タイプの名前。

projectForecastCurrentApprovedVersions --> PlanningOptionId

現行承認済予測バージョンに関連付けられている財務プランニング・オプション設定の一意の識別子。

projectForecastCurrentApprovedVersions --> BaselinedDate

現行承認済予測バージョンがベースラインに設定された日付。

projectForecastCurrentApprovedVersions --> EtcStartDate

現行承認済予測バージョンで残作業見積が開始される予定の日付。

projectForecastCurrentApprovedVersions --> PeopleQuantity

現行承認済予測バージョンの労務リソース区分の作業量(時間数)。

projectForecastCurrentApprovedVersions --> EquipmentQuantity

現行承認済予測バージョンの機材リソース区分の作業量(時間数)。

projectForecastCurrentApprovedVersions --> TotalPcBrdndCost

プロジェクト通貨での現行承認済予測の総コスト金額合計。

projectForecastCurrentApprovedVersions --> TotalPcRawCost

プロジェクト通貨での現行承認済予測の直接費金額合計。

projectForecastCurrentApprovedVersions --> TotalPcRevenue

プロジェクト通貨での現行承認済予測の収益金額合計。

projectForecastCurrentApprovedVersions --> TotalPfcBrdndCost

プロジェクト元帳通貨での現行承認済予測の総コスト金額合計。

projectForecastCurrentApprovedVersions --> TotalPfcRawCost

プロジェクト元帳通貨での現行承認済予測の直接費金額合計。

projectForecastCurrentApprovedVersions --> TotalPfcRevenue

プロジェクト元帳通貨での現行承認済予測の収益金額合計。

projectForecastCurrentApprovedVersions --> PrimaryCostForecastFlag

現行承認済予測が承認済コスト・プラン・タイプかどうかを示します。

projectForecastCurrentApprovedVersions --> PrimaryRevForecastFlag

現行承認済予測が承認済収益プラン・タイプかどうかを示します。

projectForecastCurrentApprovedVersions --> ForecastSourceReference

現行承認済予測の作成に使用されるソースの参照。

財務プラン・バージョン承認ワークフロー通知

財務プラン・バージョン承認ワークフローでは、次の場合に通知が送信されます:
  • 予算または予測バージョンに承認が必要である。
  • 予算または予測バージョンが承認または否認された。
  • 予算または予測バージョンに詳細情報が必要である。
ノート: BPMワークリストでワークフロー通知を使用する方法のガイダンスは、共通実装アプリケーションガイドのワークフロー通知を参照してください。

財務プラン・バージョン承認ワークフロー通知の内容

財務プラン・バージョン承認ワークフロー通知には、次の詳細が含まれています:
ノート: 予算通知の詳細を次に示します。
  • ヘッダー
    • 予算バージョン
    • 作成日
    • 作成者
    • バージョン番号
    • バージョン摘要
    • 財務プラン・タイプ
  • 要約セクション
    • プロジェクト
    • 作業工数(時間)
    • 機材工数(時間)
    • プロジェクト通貨での総コスト
    • プロジェクト通貨での直接費
    • プロジェクト元帳通貨での総コスト
    • プロジェクト元帳通貨での直接費
  • 承認履歴: 承認者ごとに1行
    • 承認者
      • 割当先 / 承認者 / 棄却者 <承認者の名前>
      • 割当 / 承認 / 否認の日時
    • 送信者
      • 送信者<送信者の名前>
      • 送信の日時
    • 予算バージョンへのリンク
  • 承認オプション(承認者に送信された場合)
    • 承認
    • 否認
    • 情報の要求

通知テンプレートのカスタマイズ

財務プラン・バージョン承認ワークフローで使用されるテンプレートおよびデータ・モデルは、Oracle BI Publisherカタログの「共有フォルダ」 > 「プロジェクト」 > 「ワークフロー通知」 > 「プロジェクト・コントロール」フォルダにあります。このフォルダのFinancialPlanVersionApprovalTemplateファイルには、通知レポートで使用されるテンプレートが含まれています。「プロジェクト・コントロール」 > 「データ・モデル」フォルダを展開して、通知レポートで使用されるデータ・モデルが含まれているFinancialPlanVersionApprovalDMファイルにアクセスします。

ノート: 通知テンプレートをカスタマイズする方法の詳細は、アプリケーションの実装ガイドのワークフローの承認および通知の構成を参照してください。

ユースケース

すべてのケースにおけるベースラインの予算バージョンの自動承認

プロジェクト予算の自動承認を設定するには:

  1. 「設定および保守」作業領域で、「プロジェクト財務管理用タスク構成の管理」タスクに移動します。

    BPMワークリスト・アプリケーションが表示されます。

  2. 構成するタスクのペインで、ApprovePlanVersionタスクを検索し、ApprovePlanVersionリンクをクリックします。
  3. 設定するタスクのペインで「編集」アイコンをクリックして、ワークフローを変更します。
  4. 「割当先」タブをクリックします。

    プロジェクト予算または予測を承認する必要がある関係者が表示されます。これらの各関係者をクリックして、それぞれの承認の選択に適用されるワークフロー・ルールをレビューします。

  5. ワークフローで「承認者」の関係者をクリックし、「承認者」ボックス内の「ルールに移動」(ダイヤモンド型)アイコンをクリックして、表示される「ルールに移動」オプションをクリックします。

    「承認者」の関係者に関連付けられたルールのリストが表示されます。ドロップダウン・リストでBudgetForecastAMXRuleSetルールが選択されていることを確認します。

  6. 事前定義済ルールのIF条件を「1 is 1」から「1 is 2」に変更すると、事前定義済ワークフローでプロジェクト予算または予測を承認のためにプロジェクト・マネージャに送信できなくなります。
  7. 次のように自動承認ルールを追加します:
    1. 「ルール」ペインで、拡張追加または変更オプション(+アイコン)ドロップダウン・リストをクリックし、一般ルールを選択します。
    2. 「プロパティ」リンクをクリックし、「名前」フィールドに「AutoApproval」と入力して説明を追加し、「アクティブ」チェック・ボックスが選択されていることを確認して、「OK」をクリックします。
    3. ルールのIF部分で、拡張追加または変更オプション・ドロップダウン・リストをクリックし、「simple test」を選択して、次のようにIF条件を追加します:

      左側のテキスト・ボックスに入力する値

      数値比較ドロップダウン・リストで選択する値

      右側のテキスト・ボックスに入力する値

      IF条件を追加する理由

      ApprovePlanVersionPayloadType.planClassCode

      この値を選択するには、「左の値」検索アイコンをクリックし、「条件ブラウザ」ダイアログ・ボックスで「ApprovePlanVersionPayloadType.planClassCode」を選択します。

      is

      "BUDGET"

      この値は大/小文字が区別されます。引用符も含めてください。この値をコピーして貼り付けないでください。

      予測に対して同様の要件を満たすには、「FORECAST」と入力します。

      ルールが予算バージョンにのみ適用されるように指定するため。

    4. ルールのTHEN部分で、拡張追加または変更オプション・ドロップダウン・リストをクリックし、「承認者の追加」「スーパーバイザ」をクリックして「スーパーバイザ」リスト・ビルダーを選択します。次に、次のように値を入力します:
      • 回答タイプ: 必須
      • レベル数: 1
      • 開始参加者: HierarchyBuilder.getPrincipal(ApprovePlanVersionPayloadType.approvePlanPayload.approverName,-1,"","")
      • 最上位の参加者: HierarchyBuilder.getPrincipal(ApprovePlanVersionPayloadType.approvePlanPayload.approverName,-1,"","")
      • 自動アクションの有効化: True
      • 自動アクション: “APPROVE”(引用符を含むこの値を入力します。この値をコピーして貼り付けないでください。)
      • ルール名: "AutoApproval"
        ノート: ステップ7で入力した名前がルール名に自動移入されます。
      • ディメンションID: null
        ノート: ディメンションIDにはnullが自動移入されます。
  8. 右上隅にある「検証」をクリックして、新しく定義したルールを検証します。
  9. 設定するタスク・ペインの「保存」アイコンをクリックして、ルールを保存します。
  10. 設定するタスク・ペインの「タスクのコミット」アイコンをクリックして、ルールの構成を完了します。
  11. OK」をクリックして確認メッセージ・ウィンドウを閉じます。

リソースおよびスーパーバイザ・リスト・ビルダーを使用した単純な承認ルール

予算金額に基づいてベースラインの予算バージョンを承認する必要があるとします。たとえば、予算総コストが$1000以下の場合は、自動承認する必要があるとします。それ以外の場合は、承認のためにプロジェクト・マネージャに回す必要があります。そのような場合は、事前定義済ルール・セットを編集して、次のように2つの承認ルールを定義します:
  • スーパーバイザ・リスト・ビルダーを使用した$1000以下の予算コストの自動承認ルール。
  • リソース・リスト・ビルダーを使用した、$1000を超える予算コストに対するプロジェクト・マネージャの承認。

次のステップに従ってください:

  1. 「設定および保守」作業領域で、「プロジェクト財務管理用タスク構成の管理」タスクに移動します。

    BPMワークリスト・アプリケーションが表示されます。

  2. 構成するタスクのペインで、ApprovePlanVersionタスクを検索し、ApprovePlanVersionリンクをクリックします。
  3. 設定するタスクのペインで「編集」アイコンをクリックして、ワークフローを変更します。
  4. 「割当先」タブをクリックします。

    プロジェクト予算または予測を承認する必要がある関係者が表示されます。これらの各関係者をクリックして、それぞれの承認の選択に適用されるワークフロー・ルールをレビューします。

  5. ワークフローで「承認者」の関係者をクリックし、「承認者」ボックス内の「ルールに移動」(ダイヤモンド型)アイコンをクリックして、表示される「ルールに移動」オプションをクリックします。

    「承認者」の関係者に関連付けられたルールのリストが表示されます。ドロップダウン・リストでBudgetForecastAMXRuleSetルールが選択されていることを確認します。

  6. 事前定義済ルールのIF条件を「1 is 1」から「1 is 2」に変更すると、事前定義済ワークフローでプロジェクト予算または予測を承認のためにプロジェクト・マネージャに送信できなくなります。
  7. 次のように自動承認ルールを追加します:
    1. 「ルール」ペインで、拡張追加または変更オプション(+アイコン)ドロップダウン・リストをクリックし、一般ルールを選択します。
    2. 「プロパティ」リンクをクリックし、「名前」フィールドに「AutoApproval」と入力して説明を追加し、「アクティブ」チェック・ボックスが選択されていることを確認して、「OK」をクリックします。
    3. ルールのIF部分で、拡張追加または変更オプション・ドロップダウン・リストをクリックし、「simple test」を選択して、次のようにIF条件を追加します:

      左側のテキスト・ボックスに入力する値

      数値比較ドロップダウン・リストで選択する値

      右側のテキスト・ボックスに入力する値

      IF条件を追加する理由

      ApprovePlanVersionPayloadType.planClassCode

      この値を選択するには、「左の値」検索アイコンをクリックし、「条件ブラウザ」ダイアログ・ボックスで「ApprovePlanVersionPayloadType.planClassCode」を選択します。

      is

      "BUDGET"

      この値は大/小文字が区別されます。引用符も含めてください。この値をコピーして貼り付けないでください。

      予測に対して同様の要件を満たすには、「FORECAST」と入力します。

      ルールが予算バージョンにのみ適用されるように指定するため。

      ApprovePlanVersionPayloadType.approvePlanPayload.summaryAmounts.pcBurdenedCost

      isn't

      null

      総コスト金額が使用可能かどうかをチェックするため。

      new BigDecimal(ApprovePlanVersionPayloadType.approvePlanPayload.summaryAmounts.pcBurdenedCost)

      same or less than

      1000.00

      総コストがしきい値制限内かどうかをチェックするため。

    4. ルールのTHEN部分で、拡張追加または変更オプション・ドロップダウン・リストをクリックし、「承認者の追加」「スーパーバイザ」をクリックして「スーパーバイザ」リスト・ビルダーを選択します。次に、次のように値を入力します:
      • 回答タイプ: 必須
      • レベル数: 1
      • 開始参加者: HierarchyBuilder.getPrincipal(ApprovePlanVersionPayloadType.approvePlanPayload.approverName,-1,"","")
      • 最上位の参加者: HierarchyBuilder.getPrincipal(ApprovePlanVersionPayloadType.approvePlanPayload.approverName,-1,"","")
      • 自動アクションの有効化: True
      • 自動アクション: “APPROVE”(引用符を含むこの値を入力します。この値をコピーして貼り付けないでください。)
      • ルール名: "AutoApproval"
        ノート: ステップ7で入力した名前がルール名に自動移入されます。
      • ディメンションID: null
        ノート: ディメンションIDにはnullが自動移入されます。
  8. 次のように、プロジェクト・マネージャ承認ルールを追加します:
    1. 「ルール」ペインで、拡張追加または変更オプション・ドロップダウン・リストをクリックし、一般ルールを選択します。
    2. 「プロパティ」リンクをクリックし、「名前」フィールドに「ProjectManagerApproval」と入力して説明を追加し、「アクティブ」チェック・ボックスが選択されていることを確認して、「OK」をクリックします。
    3. ルールのIF部分で、拡張追加または変更オプション・ドロップダウン・リストをクリックし、「simple test」を選択して、次のようにIF条件を追加します:

      左側のテキスト・ボックスに入力する値

      数値比較ドロップダウン・リストで選択する値

      右側のテキスト・ボックスに入力する値

      IF条件を追加する理由

      ApprovePlanVersionPayloadType.planClassCode

      この値を選択するには、「左の値」検索アイコンをクリックし、「条件ブラウザ」ダイアログ・ボックスで「ApprovePlanVersionPayloadType.planClassCode」を選択します。

      is

      "BUDGET"

      この値は大/小文字が区別されます。引用符も含めてください。この値をコピーして貼り付けないでください。

      予測に対して同様の要件を満たすには、「FORECAST」と入力します。

      ルールが予算バージョンにのみ適用されるように指定するため。

      ApprovePlanVersionPayloadType.approvePlanPayload.summaryAmounts.pcBurdenedCost

      isn't

      null

      総コスト金額が使用可能かどうかをチェックするため。

      new BigDecimal(ApprovePlanVersionPayloadType.approvePlanPayload.summaryAmounts.pcBurdenedCost)

      more than

      1000.00

      総コストがしきい値制限内かどうかをチェックするため。

    4. ルールのTHEN部分で、拡張追加または変更オプション・ドロップダウン・リストをクリックし、「承認者の追加」 > 「リソース」をクリックして「リソース」リスト・ビルダーを選択します。次に、次のように値を入力します:
      • 回答タイプ: 必須
      • ユーザー: ApprovePlanVersionPayloadType.approvePlanPayload.approverName
      • グループ: null
      • アプリケーション・ロール:null
      • ルール名: "ProjectManagerApproval"
        ノート: ステップ8で入力した名前がルール名に自動移入されます。
      • ディメンションID: null
        ノート: ディメンションIDにはnullが自動移入されます。
  9. 右上隅にある「検証」をクリックして、新しく定義したルールを検証します。
  10. 設定するタスク・ペインの「保存」アイコンをクリックして、ルールを保存します。
  11. 設定するタスク・ペインの「タスクのコミット」アイコンをクリックして、ルールの構成を完了します。
  12. OK」をクリックして確認メッセージ・ウィンドウを閉じます。

スーパーバイザ・リスト・ビルダーを使用したマルチレベル承認ルール

予算コストに基づいてベースラインの予算バージョンを承認する必要があるとします。予算コストが高いほど、予算に必要な承認レベルが多くなります。たとえば、予算コストが$5000以下の場合は、プロジェクト・マネージャのみが承認する必要があります。予算コストが$5000から$20000の間である場合、プロジェクト・マネージャのマネージャへの第2レベルの承認まで進みます。予算コストが$20000より大きい場合は、プロジェクト・マネージャのマネージャのマネージャへの第3レベルの承認まで進みます。

次より大きい予算コスト

次以下の予算コスト

必要な承認レベル

0

5000

1

5000

20000

2

20000

上限なし

3

このような場合は、予算コストに基づいて「スーパーバイザ」リスト・ビルダーを使用して予算バージョンを階層にルーティングするように、事前定義済ルール・セットを編集します。
  • $5000以下の予算コストの場合に、プロジェクト・マネージャに承認をルーティングする第1レベル承認ルール。
  • $5000から$20000の間の予算コストの場合に、プロジェクト・マネージャおよびプロジェクト・マネージャのマネージャに承認をルーティングする第2レベル承認ルール。
  • $20000を超える予算コストの場合に、プロジェクト・マネージャのマネージャのマネージャに承認をルーティングする第3レベル承認ルール。

また、階層内の最上位ポジションまで任意の数のレベルに対してこの承認を実装できるように、ジョブ階層内の最上位ポジションも確認する必要があります。この例では、階層内の最上位ポジションをCEOとみなします。Oracle Fusion Cloud HCMのドキュメントでジョブを定義するための実装ステップを参照してください。

前提条件: Oracle Fusion Cloud HCMでジョブを定義します。

次のステップに従ってください:

  1. 「設定および保守」作業領域で、「プロジェクト財務管理用タスク構成の管理」タスクに移動します。

    BPMワークリスト・アプリケーションが表示されます。

  2. 構成するタスクのペインで、ApprovePlanVersionタスクを検索し、ApprovePlanVersionリンクをクリックします。
  3. 設定するタスクのペインで「編集」アイコンをクリックして、ワークフローを変更します。
  4. 「割当先」タブをクリックします。

    プロジェクト予算または予測を承認する必要がある関係者が表示されます。これらの各関係者をクリックして、それぞれの承認の選択に適用されるワークフロー・ルールをレビューします。

  5. ワークフローで「承認者」の関係者をクリックし、「承認者」ボックス内の「ルールに移動」(ダイヤモンド型)アイコンをクリックして、表示される「ルールに移動」オプションをクリックします。

    「承認者」の関係者に関連付けられたルールのリストが表示されます。ドロップダウン・リストでBudgetForecastAMXRuleSetルールが選択されていることを確認します。

  6. 事前定義済ルールのIF条件を「1 is 1」から「1 is 2」に変更すると、事前定義済ワークフローでプロジェクト予算または予測を承認のためにプロジェクト・マネージャに送信できなくなります。
  7. 次のように、第1レベル・ルールを追加します:
    1. 「ルール」ペインで、拡張追加または変更オプション(+アイコン)ドロップダウン・リストをクリックし、一般ルールを選択します。
    2. 「プロパティ」リンクをクリックし、「名前」フィールドに「FirstLevel」と入力して説明を追加し、「アクティブ」チェック・ボックスが選択されていることを確認して、「OK」をクリックします。
    3. ルールのIF部分で、拡張追加または変更オプション・ドロップダウン・リストをクリックし、「simple test」を選択して、次のようにIF条件を追加します:

      左側のテキスト・ボックスに入力する値

      数値比較ドロップダウン・リストで選択する値

      右側のテキスト・ボックスに入力する値

      IF条件を追加する理由

      ApprovePlanVersionPayloadType.planClassCode

      この値を選択するには、「左の値」検索アイコンをクリックし、「条件ブラウザ」ダイアログ・ボックスで「ApprovePlanVersionPayloadType.planClassCode」を選択します。

      is

      "BUDGET"

      この値は大/小文字が区別されます。引用符も含めてください。この値をコピーして貼り付けないでください。

      予測に対して同様の要件を満たすには、「FORECAST」と入力します。

      ルールが予算バージョンにのみ適用されるように指定するため。

      ApprovePlanVersionPayloadType.approvePlanPayload.summaryAmounts.pcBurdenedCost

      isn't

      null

      総コスト金額が使用可能かどうかをチェックするため。

      new BigDecimal(ApprovePlanVersionPayloadType.approvePlanPayload.summaryAmounts.pcBurdenedCost)

      same or less than

      5000.00

      総コストがしきい値制限内かどうかをチェックするため。

    4. ルールのTHEN部分で、拡張追加または変更オプション・ドロップダウン・リストをクリックし、「承認者の追加」「スーパーバイザ」をクリックして「スーパーバイザ」リスト・ビルダーを選択します。次に、次のように値を入力します:
      • 回答タイプ: 必須
      • レベル数: 1
      • 開始参加者: HierarchyBuilder.getPrincipal(ApprovePlanVersionPayloadType.approvePlanPayload.approverName,-1,"","")
      • 最上位の関係者: HierarchyBuilder.getPrincipal("john.doe",-1,"","")
        ノート: john.doeは、CEOのユーザー名です。
      • 自動アクションの有効化: False
      • 自動処理: NULL
      • ルール名: "FirstLevel"
        ノート: ステップ7で入力した名前がルール名に自動移入されます。
      • ディメンションID: null
        ノート: ディメンションIDにはnullが自動移入されます。
  8. ステップ7を繰り返し、第2および第3レベルの承認について次のように変更します:
    • ルール名を「SecondLevel」および「ThirdLevel」と入力します。
    • IF条件の値を次のように入力します:
      • 第2レベル: new BigDecimal(ApprovePlanVersionPayloadType.approvePlanPayload.summaryAmounts.pcBurdenedCost) between 5000.00 and 20000.00
      • 第3レベル: new BigDecimal(ApprovePlanVersionPayloadType.approvePlanPayload.summaryAmounts.pcBurdenedCost) more than 20000.00
    • THEN条件の値を次のように入力します:
      • 「レベル数」フィールドに、第2レベルの場合は「2」、第3レベルの場合は「3」。
  9. 右上隅にある「検証」をクリックして、新しく定義したルールを検証します。
  10. 設定するタスク・ペインの「保存」アイコンをクリックして、ルールを保存します。
  11. 設定するタスク・ペインの「タスクのコミット」アイコンをクリックして、ルールの構成を完了します。
  12. OK」をクリックして確認メッセージ・ウィンドウを閉じます。

スーパーバイザ・リスト・ビルダーおよびルール優先度を使用したレベルのスキップ

代替レベルの承認に従ってベースラインの予算バージョンを承認する必要があるとします。Oracle Fusion Cloud HCMで次の階層が定義されているとします。

個人

ポジション

マネージャ

承認要

David

プロジェクト・マネージャ

Henry

はい

Henry

シニア・マネージャ

Nick

いいえ

Nick

グループ・マネージャ

Abraham

はい

この予算バージョンは、まずDavidが承認する必要があります。Davidが承認した後、ワークフローでHenryをスキップして、予算バージョンの承認をNickにルーティングする必要があります。Nickが承認した後、ワークフローは承認済状態になります。

その場合は、事前定義済ルール・セットを編集して、ルール優先度とtry-catch処理を使用する追加ルールを定義します。

次のステップに従ってください:

  1. 「設定および保守」作業領域で、「プロジェクト財務管理用タスク構成の管理」タスクに移動します。

    BPMワークリスト・アプリケーションが表示されます。

  2. 構成するタスクのペインで、ApprovePlanVersionタスクを検索し、ApprovePlanVersionリンクをクリックします。
  3. 設定するタスクのペインで「編集」アイコンをクリックして、ワークフローを変更します。
  4. 「割当先」タブをクリックします。

    プロジェクト予算または予測を承認する必要がある関係者が表示されます。これらの各関係者をクリックして、それぞれの承認の選択に適用されるワークフロー・ルールをレビューします。

  5. ワークフローで「承認者」の関係者をクリックし、「承認者」ボックス内の「ルールに移動」(ダイヤモンド型)アイコンをクリックして、表示される「ルールに移動」オプションをクリックします。

    「承認者」の関係者に関連付けられたルールのリストが表示されます。ドロップダウン・リストでBudgetForecastAMXRuleSetルールが選択されていることを確認します。

  6. ルール優先度を変更して、ワークフロー通知がプロジェクト・マネージャに送信され、この承認者が承認した後にのみ、次の承認者に通知が送信されるようにします。
    1. SoaOLabel.FinancialPlanApprovalRule.BudgetorForecastApprovalRule事前定義済ルールを選択します。
    2. 「プロパティ」リンクをクリックします。
    3. 「優先度」ドロップダウン・リストから「最高」を選択し、「拡張モード」チェック・ボックスを選択し、「アクティブ」チェック・ボックスが選択されていることを確認して、「OK」をクリックします。
  7. 事前定義済ルールのIF条件を「1 is 1」から「1 is 2」に変更すると、事前定義済ワークフローでプロジェクト予算または予測を承認のためにプロジェクト・マネージャに送信できなくなります。
  8. 次のように、スキップ・レベル・ルールを追加します:
    1. 「ルール」ペインで、拡張追加または変更オプション(+アイコン)ドロップダウン・リストをクリックし、一般ルールを選択します。
    2. 「プロパティ」リンクをクリックし、「名前」フィールドに「SkipLevel」と入力して説明を追加し、「優先度」ドロップダウン・リストから「中」を選択して、「アクティブ」チェック・ボックスが選択されていることを確認し、「拡張モード」チェック・ボックスを選択して、「OK」をクリックします。
    3. パターンの挿入リンクをクリックします。
    4. ルールのIF部分で、両方のテキスト・ボックスに「Task」と入力して、「Task is a Task」パターンを追加します。次に、拡張追加または変更オプション・ドロップダウン・リストをクリックして「simple test」を選択し、次のようにIF条件を追加します:

      左側のテキスト・ボックスに入力する値

      数値比較ドロップダウン・リストで選択する値

      右側のテキスト・ボックスに入力する値

      IF条件を追加する理由

      Task.payload.planClassCode

      この値を選択するには、「左の値」検索アイコンをクリックし、「条件ブラウザ」ダイアログ・ボックスで「Task.payload.planClassCode」を選択します。

      is

      "BUDGET"

      この値は大/小文字が区別されます。引用符も含めてください。この値をコピーして貼り付けないでください。

      予測に対して同様の要件を満たすには、「FORECAST」と入力します。

      ルールが予算バージョンにのみ適用されるように指定するため。

    5. ルールのTHEN部分で、「アクションの挿入」ドロップダウン・リストをクリックし、「try」を選択します。次に、これらのアクションを次の順序で実行します:

      アクションの実行場所

      実行するアクション

      結果

      tryアクション配下

      「アクションの挿入」ドロップダウン・リストをクリックし、「catch」を選択します。

      catchアクションが追加されます。

      catchアクション配下

      「アクションの挿入」ドロップダウン・リストをクリックし、「承認者の追加」 > 「スーパーバイザ」を選択します。

      スーパーバイザ・リスト・ビルダーが追加されます。

      catchアクション配下

      catchに対するチェック・ボックスを選択し、「下に移動」アイコンをクリックします。

      スーパーバイザ・リスト・ビルダーが、tryアクションの直下に移動します。

      tryアクション配下

      次のように、値を入力します:
      • 回答タイプ: 必須
      • レベル数: 1
      • 開始参加者: HierarchyBuilder.getManager("supervisory",HierarchyBuilder.getManager("supervisory",Task.payload.approvePlanPayload.approverName,-1,"","LINE_MANAGER").getId(),-1,"","LINE_MANAGER")
      • 最上位の参加者: HierarchyBuilder.getManager("supervisory",HierarchyBuilder.getManager("supervisory",Task.payload.approvePlanPayload.approverName,-1,"","LINE_MANAGER").getId(),-1,"","LINE_MANAGER")
        ノート: Oracle HCM Cloudで定義した階層タイプで「LINE_MANAGER」を置き換えてください。
      • 自動アクションの有効化: False
      • 自動処理: NULL
      • ルール名: "SkipLevel"
        ノート: ステップ8で入力した名前がルール名に自動移入されます。
      • ディメンションID: null
        ノート: ディメンションIDにはnullが自動移入されます。

      該当なし

      catchアクション内

      catchに対するチェック・ボックスを選択し、「アクションの削除」アイコンをクリックします。
      ノート: このアクションを実行する前に、catchに対するチェック・ボックスのみが選択されていることを確認してください。

      catchアクションが削除されます。

      tryアクション内

      「try」のチェック・ボックスを選択し、「アクションの挿入」ドロップダウンリストをクリックして「catch」を選択します。

      catchアクションが追加されます。

      catchアクション内

      ターゲットとして「Object」と入力し、テキスト・ボックスに識別子値として「e」を入力します。

      該当なし

      catchアクション配下

      「アクションの挿入」ドロップダウン・リストをクリックし、「return」を選択します。

      該当なし

      ノート: trycatchアクションが同じレベルでインデントされていれば、ルールが正しく構成されています。
  9. 右上隅にある「検証」をクリックして、新しく定義したルールを検証します。
  10. 設定するタスク・ペインの「保存」アイコンをクリックして、ルールを保存します。
  11. 設定するタスク・ペインの「タスクのコミット」アイコンをクリックして、ルールの構成を完了します。
  12. OK」をクリックして確認メッセージ・ウィンドウを閉じます。

プロジェクト・ロールに基づく複数の承認ルール

プロジェクト・ロールに基づいて、次のように複数の承認ルールを定義する必要があるとします:
  • 送信者がそのプロジェクトでプロジェクト・マネージャ・ロールを持っている場合は、予算バージョンを自動承認する必要があります。
  • 送信者がプロジェクトで(プロジェクト・マネージャ・ロールではなく)プロジェクト管理者ロールを持っている場合は、予算バージョンを承認のためにプロジェクト・マネージャにルーティングする必要があります。

その場合は、事前定義済ルール・セットを編集して、パターン一致に関する拡張モードを使用する追加ルールをいくつか定義します。

次のステップに従ってください:

  1. 「設定および保守」作業領域で、「プロジェクト財務管理用タスク構成の管理」タスクに移動します。

    BPMワークリスト・アプリケーションが表示されます。

  2. 構成するタスクのペインで、ApprovePlanVersionタスクを検索し、ApprovePlanVersionリンクをクリックします。
  3. 設定するタスクのペインで「編集」アイコンをクリックして、ワークフローを変更します。
  4. 「割当先」タブをクリックします。

    プロジェクト予算または予測を承認する必要がある関係者が表示されます。これらの各関係者をクリックして、それぞれの承認の選択に適用されるワークフロー・ルールをレビューします。

  5. ワークフローで「承認者」の関係者をクリックし、「承認者」ボックス内の「ルールに移動」(ダイヤモンド型)アイコンをクリックして、表示される「ルールに移動」オプションをクリックします。

    「承認者」の関係者に関連付けられたルールのリストが表示されます。ドロップダウン・リストでBudgetForecastAMXRuleSetルールが選択されていることを確認します。

  6. 事前定義済ルールのIF条件を「1 is 1」から「1 is 2」に変更すると、事前定義済ワークフローでプロジェクト予算または予測を承認のためにプロジェクト・マネージャに送信できなくなります。
  7. 次のように、承認ルールを追加します:
    1. 「ルール」ペインで、拡張追加または変更オプション(+アイコン)ドロップダウン・リストをクリックし、一般ルールを選択します。
    2. 「プロパティ」リンクをクリックし、「名前」フィールドに「ProjectRoleBasedApproval」と入力して説明を追加します。
    3. 「優先度」ドロップダウン・リストから「中」を選択し、「拡張モード」チェック・ボックスを選択し、「アクティブ」チェック・ボックスが選択されていることを確認して、「OK」をクリックします。
    4. このルールのIF部分で次のようにします:
      1. パターンの挿入をクリックし、左側のボックスに「Lists」と入力して、ドロップダウン・リストから「Lists」を選択します。
      2. 「パターンの追加」アイコンをクリックし、左側のボックスに「Task1」と入力して、ドロップダウン・リストから「Task」を選択します。
      3. 「パターンの追加」アイコンをクリックし、クリックした「パターンの追加」アイコンの横にある「選択したテストを括弧で囲む」ドロップダウン・リストから「囲む」を選択します。
      4. 「and」の下のドロップダウンリストから「None」を選択します。
      5. 左側のボックスに「ProjectTeamMember1」と入力し、パターンのドロップダウン・リストから「ProjectTeamMember」を選択します。
      6. 拡張追加または変更オプション・ドロップダウン・リストをクリックして「simple test」を選択し、次のように同じパターン内にIF条件を追加します:

        左側のテキスト・ボックスに入力する値

        数値比較ドロップダウン・リストで選択する値

        右側のテキスト・ボックスに入力する値

        IF条件を追加する理由

        Task1.payload.approvePlanPayload.requestorName

        「左の値」検索アイコンをクリックし、「条件ブラウザ」ダイアログ・ボックスで「Task1.payload.approvePlanPayload.requestorName」を選択して、この値を選択することもできます。

        is

        ProjectTeamMember1.teamMemberUserName

        「左の値」検索アイコンをクリックし、「条件ブラウザ」ダイアログ・ボックスで「ProjectTeamMember1.teamMemberUserName」を選択して、この値を選択することもできます。

        依頼者がプロジェクト・チーム・メンバーであることを指定するため。

        ProjectTeamMember1.teamMemberRoleName

        is

        "Project Manager"

        依頼者がプロジェクトでプロジェクト・マネージャの役割を果たしているかどうかをチェックするため。

    5. ルールのTHEN部分で、「アクションの挿入」 > 「承認者の追加」 > 「リソース」をクリックして、リソース・タイプのリスト・ビルダーを追加します。次に、次のように値を入力します:
      • 回答タイプ: 必須
      • ユーザー: Task1.payload.approvePlanPayload.approverName
      • グループ: null
      • アプリケーション・ロール: null
      • ルール名: "ProjectRoleBasedApproval"
        ノート: ステップ7で入力した名前がルール名に自動移入されます。
      • ディメンションID: null
        ノート: ディメンションIDにはnullが自動移入されます。
  8. 次のように、プロジェクト・マネージャ・ロールの自動承認ルールを追加します:
    1. 「ルール」ペインで、拡張追加または変更オプション・ドロップダウン・リストをクリックし、一般ルールを選択します。
    2. 「プロパティ」リンクをクリックし、「名前」フィールドに「AutoApproveForProjectManagerRole」と入力して説明を追加します。
    3. 「優先度」ドロップダウン・リストから「中」を選択し、「拡張モード」チェック・ボックスを選択し、「アクティブ」チェック・ボックスが選択されていることを確認して、「OK」をクリックします。
    4. このルールのIF部分で次のようにします:
      1. パターンの挿入をクリックし、左側のボックスに「Lists」と入力して、ドロップダウン・リストから「Lists」を選択します。
      2. 「パターンの追加」アイコンをクリックし、左側のボックスに「Task1」と入力して、ドロップダウン・リストから「Task」を選択します。
      3. 「パターンの追加」アイコンをクリックし、クリックした「パターンの追加」アイコンの横にある「選択したテストを括弧で囲む」ドロップダウン・リストから「囲む」を選択します。
      4. 「and」の下のドロップダウンリストから「None」を選択します。
      5. 左側のボックスに「ProjectTeamMember1」と入力し、パターンのドロップダウン・リストから「ProjectTeamMember」を選択します。
      6. 拡張追加または変更オプション・ドロップダウン・リストをクリックして「simple test」を選択し、次のように同じパターン内にIF条件を追加します:

        左側のテキスト・ボックスに入力する値

        数値比較ドロップダウン・リストで選択する値

        右側のテキスト・ボックスに入力する値

        IF条件を追加する理由

        Task1.payload.approvePlanPayload.requestorName

        「左の値」検索アイコンをクリックし、「条件ブラウザ」ダイアログ・ボックスで「Task1.payload.approvePlanPayload.requestorName」を選択して、この値を選択することもできます。

        is

        ProjectTeamMember1.teamMemberUserName

        この値を選択するには、「左の値」検索アイコンをクリックし、「条件ブラウザ」ダイアログ・ボックスで「ProjectTeamMember1.teamMemberUserName」を選択します。

        依頼者がプロジェクト・チーム・メンバーであることを指定するため。

        ProjectTeamMember1.teamMemberRoleName

        is

        "Project Manager"

        依頼者がプロジェクトでプロジェクト・マネージャの役割を果たしているかどうかをチェックするため。

    5. ルールのTHEN部分で、「アクションの挿入」 > 「承認者の追加」 > 「スーパーバイザ」をクリックして、スーパーバイザ・タイプのリスト・ビルダーを追加します。次に、次のように値を入力します:
      • 回答タイプ: 必須
      • レベル数: 1
      • 開始参加者: HierarchyBuilder.getPrincipal(Task1.payload.approvePlanPayload.approverName,-1,"","")
      • 最上位の参加者: HierarchyBuilder.getPrincipal(Task1.payload.approvePlanPayload.approverName,-1,"","")
      • 自動アクションの有効化: True
      • 自動アクション: "APPROVE" (引用符を含むこの値を入力します。この値をコピーして貼り付けないでください。)
      • ルール名: "AutoApproveForProjectManagerRole"
        ノート: ステップ8で入力した名前がルール名に自動移入されます。
      • ディメンションID: null
        ノート: ディメンションIDにはnullが自動移入されます。
  9. 右上隅にある「検証」をクリックして、新しく定義したルールを検証します。
  10. 設定するタスク・ペインの「保存」アイコンをクリックして、ルールを保存します。
  11. 設定するタスク・ペインの「タスクのコミット」アイコンをクリックして、ルールの構成を完了します。
  12. OK」をクリックして確認メッセージ・ウィンドウを閉じます。

EPMからの戦略的予算を比較する承認ルール

戦略的予算との比較に基づいて、ベースラインの予算バージョンを承認する必要があるとします。たとえば、作成した詳細プロジェクト予算の金額と戦略的予算の金額の差異が5000 USD以下である場合は、プロジェクト・マネージャによって承認されるとします。作成した詳細プロジェクト予算の金額と戦略予算の金額の差異が5000 USDを超える場合は、自動的に否認されます。

次のステップに従ってください:

  1. 「設定および保守」作業領域で、「プロジェクト財務管理用タスク構成の管理」タスクに移動します。

    BPMワークリスト・アプリケーションが表示されます。

  2. 構成するタスクのペインで、ApprovePlanVersionタスクを検索し、ApprovePlanVersionリンクをクリックします。
  3. 設定するタスクのペインで「編集」アイコンをクリックして、ワークフローを変更します。
  4. 「割当先」タブをクリックします。

    プロジェクト予算または予測を承認する必要がある関係者が表示されます。これらの各関係者をクリックして、それぞれの承認の選択に適用されるワークフロー・ルールをレビューします。

  5. ワークフローで「承認者」の関係者をクリックし、「承認者」ボックス内の「ルールに移動」(ダイヤモンド型)アイコンをクリックして、表示される「ルールに移動」オプションをクリックします。

    「承認者」の関係者に関連付けられたルールのリストが表示されます。ドロップダウン・リストでBudgetForecastAMXRuleSetルールが選択されていることを確認します。

  6. 事前定義済ルールのIF条件を「1 is 1」から「1 is 2」に変更すると、事前定義済ワークフローでプロジェクト予算または予測を承認のためにプロジェクト・マネージャに送信できなくなります。
  7. 次のように、自動承認ルールを追加します:
    1. 「ルール」ペインで、拡張追加または変更オプション(+アイコン)ドロップダウン・リストをクリックし、一般ルールを選択します。
    2. 「プロパティ」リンクをクリックし、「名前」フィールドに「AutoApprovalLessThanStrategicBudgetBy5000」と入力して説明を追加し、「アクティブ」チェック・ボックスが選択されていることを確認して、「OK」をクリックします。
    3. ルールのIF部分で、拡張追加または変更オプション・ドロップダウン・リストをクリックし、「simple test」を選択して、同じパターン内に次のようにIF条件を追加します:

      左側のテキスト・ボックスに入力する値

      数値比較ドロップダウン・リストで選択する値

      右側のテキスト・ボックスに入力する値

      IF条件を追加する理由

      ApprovePlanVersionPayloadType.approvePlanPayload.planTypeName

      is

      “Detailed Budget”

      これは、詳細予算に使用する適切なFPT名に置き換えてください。

      該当なし

      ApprovePlanVersionPayloadType.planClassCode

      この値を選択するには、「左の値」検索アイコンをクリックし、「条件ブラウザ」ダイアログ・ボックスで「ApprovePlanVersionPayloadType.planClassCode」を選択します。

      is

      "BUDGET"

      この値は大/小文字が区別されます。引用符も含めてください。この値をコピーして貼り付けないでください。

      • 予測に対して同様の要件を満たすには、「FORECAST」と入力します。

      ルールが予算バージョンにのみ適用されるように指定するため。

      new BigDecimal(ApprovePlanVersionPayloadType.approvePlanPayload.summaryAmounts.pcBurdenedCost).subtract(ProjectBudgetCurrentBaselinedVersions.totalPcBrdndCost)

      Same or less than

      5000.00

      該当なし

      ProjectBudgetCurrentBaselinedVersions.planTypeName

      is

      "Strategic Budget"

      これは、EPMで使用する適切なFPT名に置き換えてください。

      該当なし

      ProjectBudgetCurrentBaselinedVersions.planTypeName

      この値を選択するには、「左の値」検索アイコンをクリックし、「条件ブラウザ」ダイアログ・ボックスで「ProjectBudgetCurrentBaselinedVersions.planTypeName」を選択します。

      isn't

      null

      該当なし

    4. ルールのTHEN部分で、「アクションの挿入」 > 「承認者の追加」 > 「スーパーバイザ」をクリックして、スーパーバイザ・タイプのリスト・ビルダーを追加します。次に、次のように値を入力します:
      • 回答タイプ: 必須
      • レベル数: 1
      • 開始参加者: HierarchyBuilder.getPrincipal(ApprovePlanVersionPayloadType.approvePlanPayload.approverName,-1,"","")
      • 最上位の参加者: HierarchyBuilder.getPrincipal(ApprovePlanVersionPayloadType.approvePlanPayload.approverName,-1,"","")
      • 自動アクションの有効化: True
      • 自動アクション: “APPROVE”(引用符を含むこの値を入力します)。この値をコピーして貼り付けないでください。)
      • ルール名: “AutoApprovalLessThanStrategicBudgetBy5000"
        ノート: ステップ7で入力した名前がルール名に自動移入されます。
      • ディメンションID: null
        ノート: ディメンションIDにはnullが自動移入されます。
  8. 次のように、自動否認ルールを追加します:
    1. 「ルール」ペインで、拡張追加または変更オプション・ドロップダウン・リストをクリックし、一般ルールを選択します。
    2. 「プロパティ」リンクをクリックし、「名前」フィールドに「AutoRejectMoreThanStrategicBudgetBy5000」と入力して説明を追加し、「アクティブ」チェック・ボックスが選択されていることを確認して、「OK」をクリックします。
    3. ルールのIF部分で、拡張追加または変更オプション・ドロップダウン・リストをクリックし、「simple test」を選択して、同じパターン内に次のようにIF条件を追加します:

      左側のテキスト・ボックスに入力する値

      数値比較ドロップダウン・リストで選択する値

      右側のテキスト・ボックスに入力する値

      IF条件を追加する理由

      ApprovePlanVersionPayloadType.planClassCode

      この値を選択するには、「左の値」検索アイコンをクリックし、「条件ブラウザ」ダイアログ・ボックスで「ApprovePlanVersionPayloadType.planClassCode」を選択します。

      is

      "BUDGET"

      この値は大/小文字が区別されます。引用符も含めてください。この値をコピーして貼り付けないでください。

      予測に対して同様の要件を満たすには、「FORECAST」と入力します。

      ルールが予算バージョンにのみ適用されるように指定するため。

      ProjectBudgetCurrentBaselinedVersions.planTypeName

      この値を選択するには、「左の値」検索アイコンをクリックし、「条件ブラウザ」ダイアログ・ボックスで「ProjectBudgetCurrentBaselinedVersions.planTypeName」を選択します。

      isn't

      null

      該当なし

      ProjectBudgetCurrentBaselinedVersions.planTypeName

      is

      "Strategic Budget"

      これは、EPMで使用する適切なFPT名に置き換えてください。

      該当なし

      ApprovePlanVersionPayloadType.approvePlanPayload.planTypeName

      is

      “Detailed Budget”

      これは、詳細予算に使用する適切なFPT名に置き換えてください。

      該当なし

      new BigDecimal(ApprovePlanVersionPayloadType.approvePlanPayload.summaryAmounts.pcBurdenedCost).subtract(ProjectBudgetCurrentBaselinedVersions.totalPcBrdndCost)

      more than

      5000.00

      該当なし

    4. ルールのTHEN部分で、「アクションの挿入」 > 「承認者の追加」 > 「スーパーバイザ」をクリックして、スーパーバイザ・タイプのリスト・ビルダーを追加します。次に、次のように値を入力します:
      • 回答タイプ: 必須
      • レベル数: 1
      • 開始参加者: HierarchyBuilder.getPrincipal(ApprovePlanVersionPayloadType.approvePlanPayload.approverName,-1,"","")
      • 最上位の参加者: HierarchyBuilder.getPrincipal(ApprovePlanVersionPayloadType.approvePlanPayload.approverName,-1,"","")
      • 自動アクションの有効化: True
      • 自動アクション: “APPROVE”(引用符を含むこの値を入力します。この値をコピーして貼り付けないでください。)
      • ルール名: "AutoRejectMoreThanStrategicBudgetBy5000"
        ノート: ステップ8で入力した名前がルール名に自動移入されます。
      • ディメンションID: null
        ノート: ディメンションIDにはnullが自動移入されます。
  9. 右上隅にある「検証」をクリックして、新しく定義したルールを検証します。
  10. 設定するタスク・ペインの「保存」アイコンをクリックして、ルールを保存します。
  11. 設定するタスク・ペインの「タスクのコミット」アイコンをクリックして、ルールの構成を完了します。
  12. OK」をクリックして確認メッセージ・ウィンドウを閉じます。