外部取引約定トランザクションの検証方法

Oracle Fusion Project Costingでは、外部取引約定トランザクションをインポートする前に、一連の事前定義済基準および構成可能基準に照らしてそれらすべてが検証されます。外部取引約定トランザクションは、データ入力、標準ビジネス・ルールおよびトランザクション管理に対して検証されます。

外部取引約定トランザクションの検証に影響する設定

次のレベルで指定するインポート・オプションと会計オプションは、外部取引約定トランザクションの検証に影響します。

  • トランザクション文書

  • 文書入力

  • プロジェクト・タイプ

  • トランザクション管理

外部取引約定トランザクションの検証方法

検証は、外部取引約定トランザクション処理の重要なステップです。次の表は、様々な検証のタイプおよび検証プロセスを制御する検証タイプ内のサンプル・ルールを示しています。

検証

摘要

データ入力検証

各取引約定トランザクションについて、次の必須属性の値を指定する必要があります。

  • 取引約定トランザクション・ビジネス・ユニットIDまたは名前

  • ソースIDまたは名前

  • 文書IDまたは名前

  • 文書入力IDまたは名前

  • 支出項目日

  • プロジェクトID、名前または番号

  • タスクID、名前または番号

  • 支出タイプIDまたは名前

  • 取引約定トランザクション支出組織IDまたは名前

  • 取引約定トランザクション作成日

  • ソース・アプリケーション取引約定トランザクション番号

  • 合計取引約定数量

  • 取引約定トランザクション通貨

  • 当初トランザクション参照

指定された値がすべて有効である必要があります。

ビジネス・ルール検証

次のことを確認するために検証が実行されます。

  • 取引約定トランザクションの原価計算属性および会計属性が、ソース、文書および文書入力のオプションと一致していること。

  • トランザクションがプロジェクト・テンプレートではなくプロジェクトに賦課されていること。現在のプロジェクト・ステータスで、新規コスト・トランザクションの発生が許可されていること。支出項目がプロジェクト日付の範囲内にあること。

  • 支出項目がタスク・トランザクション日付の範囲内にあること。タスクが賦課可能であること。

  • 外部取引約定トランザクションの支出タイプがアクティブで、プロジェクト・ユニットに対して有効であること。

  • 支出組織がアクティブであること。

  • 支出項目が支出組織日付の範囲内にあること。

トランザクション管理検証

プロジェクトまたはタスク・レベルで定義されたトランザクション管理がある場合は、アプリケーションによりすべての定義済トランザクション管理が検証されます。管理は、プロジェクト、タスク、支出カテゴリ、支出タイプ、システム個人タイプおよびジョブの組合せに基づきます。

データ入力およびビジネス・ルールの検証は、サードパーティ・アプリケーションの管理者が、Oracle Fusion Project Costingの検証サービスを使用して、またはOracle Fusion Project Costingでの外部取引約定トランザクションのインポート・サービスを使用した取引約定トランザクションのインポートの一環として、外部取引約定トランザクションを個別に検証する場合に実行されます。

トランザクション検証がエラーになった場合、アプリケーションによって、エラーがその原因およびエラーを修正するために必要な処理を含めてトラッキングされます。Oracle Fusion Project Costingの外部取引約定トランザクション検証サービスの出力で検証エラーをレビューできます。

ノート:

検証ルールは、取引約定トランザクションが発生したプロジェクトおよびタスクに定義されているトランザクション・ソース、文書設定、文書入力設定および管理に基づき、トランザクションごとに異なります。