リソースの実績稼働率の計算方法
リソースの実績稼働は、作業時間数または予測作業時間数を稼働可能時間数と比較した比率です。リソース稼働データの更新プロセスにより、個々のリソースおよびリソース・プールの実績稼働率が計算されます。
次に対応するのに十分な頻度で「リソース稼働データの更新」プロセスを実行します。
-
新規リソースまたは割当
-
リソース・プール・メンバーシップの日付の変更
-
リソース・カレンダの変更
-
更新された実績時間数
リソースの実績稼働率に影響する設定
リソースの実績稼働率には、次の要因が影響を及ぼします。
-
「リソース稼働データの更新」プロセスを実行する前に、最新のリソース実績時間数がアプリケーションにインポートされていることを確認してください。実績時間数のインポート用プロセスは、実績時間数をProject Costingからインポートするか、スプレッドシートを使用して別のソースからインポートするかによって異なります。
-
インポートの処理中に、リソースの稼働率計算に含めるのに適した実績時間数を指定します。適格な実績時間数には、プロジェクト割当で経過した時間、または研修や有給休暇などのプロジェクト外イベントを含めることができます。
-
アプリケーションでは、リソース・マネージャ・ダッシュボードに表示される稼働データ更新日(リソース稼働データの更新プロセスが実行された最終日)によって現行四半期が決定されます。
-
リソースの稼働可能時間はリソース・カレンダに基づいています。たとえば、リソース・カレンダは、月曜日から金曜日、1日当たり8時間に設定できます。管理者が非勤務時間を除外するように設定している場合は、リソースの稼働可能時間を決定するときに有給休暇や休暇欠勤時間数が減算されます。
-
プロジェクト割当でリソースが作業するように割り当てられている時間数には、「確認済」、「予約済」または「修正待ち」のステータスの割当が含まれます。
-
「リソース稼働データの更新」プロセスでは、リソース・プール(「非アクティブなリソース・プール・メンバーシップ」プールを除く)の現行メンバーであるすべてのリソースの実績稼働が計算されます。
リソースの実績稼働率の計算方法
「リソース稼働データの更新」プロセスでは、稼働に適格として指定された実績時間数を使用して実績稼働が計算されます。
現行四半期に対しては、リソース・マネージャ・ダッシュボードに表示される稼働データ更新日の前日までの実績作業時間数が、まず計算に使用されます。残りの四半期に対しては、プロジェクト割当でリソースが作業すると予測される時間数が使用されます。
前の四半期では、リソースの実績稼働率は、実績作業時間数を稼働可能な時間数と比較した比率です。
この計算には、リソース・プールのリソースの日付範囲内である日数に対してのみリソースの実績時間数、割当時間数および稼働可能時間数が含まれます。