プロジェクト成果物
プロジェクト成果物は、プロジェクトまたはタスクを完了するために産出されるアウトプットを追跡するために使用されます。成果物は外部の契約上の責任を果たすため、または内部で計画した活動を遂行した結果として生じる場合があります。
次の表では、成果物を管理するときに入力および更新する属性について説明します。
属性 |
摘要 |
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成果物タイプ |
成果物の分類。 ノート:
プロジェクト・アプリケーション管理者は、「成果物タイプの管理」ページから成果物タイプを作成できます。 |
名前 |
成果物の名前。デフォルトでは、成果物タイプが名前として設定されます。150文字までサポートされます。 |
優先度 |
作業の予想影響度を示す優先度。有効な値は「低」、「中」および「高」です。デフォルト値は「中」です。 |
ステータス |
成果物のステータス。有効なステータスは、「新規」、「進行中」および「完了」です。デフォルト値は「新規」です。 |
添付 |
実際の出力ファイル、ノートまたはURL。 ノート:
成果物には複数の添付を追加できます。 |
必要期日 |
成果物を完了する必要がある期限日。デフォルトでは、タスク終了日が希望入手日として設定されます。 |
所有者 |
成果物の完了を担当するユーザー。プライマリ・リソースがタスクに割り当てられている場合、プライマリ・リソースがデフォルトで所有者として設定されます。 |
短縮名 |
レポートの作成で使用される成果物の短縮名です。デフォルトでは、成果物タイプが短縮名として設定されます。30文字までサポートされます。一意の短縮名を使用することをお薦めします。 |
説明 |
成果物の摘要。 |
成果物の作成および管理に関する考慮事項
チーム・メンバーは、「成果物の管理」ページから成果物を作成できます。
プロジェクト・マネージャは、「タスク詳細」ダイアログ・ボックスの「成果物」タブから成果物を作成して、チーム・メンバーに割り当てることができます。成果物が作成されると、「作業項目の管理」で使用できるようになります。最下位レベル・タスクの場合は、「作業項目の管理」で成果物に対してタスク完了イベントを割り当てることもできます。
成果物を作成、更新または所有するには、プロジェクト・エンタープライズ労務リソースである必要があります。
タスク完了イベントが設定されている場合、成果物は作業項目とみなされ、タスクが進捗します。成果物のステータスがタスク完了イベントとして指定されたステータスに変更されると、成果物作業項目が完了とマークされます。タスクに関連付けられたすべての作業項目が完了すると、タスク・ステータスが完了に変更されます。タスク完了イベントが設定されている場合は、タスク進捗を手動で100%に更新できないことに注意してください。成果物で進捗を追跡するビジネス上の必要がない場合は、タスク完了イベントを空白のままにできます。
成果物の削除に関する考慮事項
プロジェクト・マネージャおよびチーム・メンバーは、成果物のステータスが「新規」で、タスクまたは要件に関連付けられていない場合にのみ成果物を削除できます。
プロジェクト・マネージャは、成果物関連をタスクから削除できます。ただし、タスク完了イベントとして指定されているステータスに成果物のステータスが変更されて、関連するタスクが完了した後は、プロジェクト・マネージャは成果物関連を削除できません。タスクを削除すると、そのタスクに関連付けられたすべての成果物も削除されることに注意してください。