分析のフレックスフィールド

要件に固有の詳細を格納するために、プロセス、リスク、コントロール、問題およびアセスメントのレコードに付加フレックスフィールドを会社が追加する場合があります。これらのフレックスフィールドを分析に含めるには、まずトランザクション・ビジネス・インテリジェンスに対してそれらのフィールドを有効にする必要があります。

次に、いくつかの事前の考慮事項を示します。

  • 第一に、トランザクション・ビジネス・インテリジェンスのフレックスフィールドの有効化には、フレックスフィールドの構成または編集時に、オプションを選択する必要があります。ただし、このトピックでは、フレックスフィールドの構成方法や編集方法については完全には説明しません。それらのタスクの詳細は、『Oracle Applications Cloud構成と拡張』のフレックスフィールドの章を参照してください。

  • フレックスフィールドには、キー、拡張可能、付加の3つのタイプがあります。ただし、付加フレックスフィールドのみを使用できます。フレックスフィールドについての資料を読むときには、キーと拡張のフレックスフィールドに関する情報は無視できます。

フレックスフィールド・セグメントの有効化

付加フレックスフィールドを構成するには、Oracle Fusion Functional Setup Managerの「付加フレックスフィールドの管理」タスクを使用します。フレックスフィールドごとに、グローバル・セグメントまたはコンテキスト・セグメントを定義します。概して、グローバル・セグメントはどのような場合でもオブジェクト・レコードの一部となる情報です。コンテキスト・セグメントは、フレックスフィールドの作成時に定義した環境でのみ適用される情報です。

いずれかのセグメント・タイプを作成する際に、そのセグメントを分析に使用できるようにする場合は「BI使用可能」チェック・ボックスを選択します。そうしない場合は、チェックボックスの選択を解除します。いずれのアクションも、フレックスフィールドを最初に構成するときに実行することも、後で編集するときに実行することもできます。

分析でフレックスフィールドを使用可能にするためのジョブの実行

フレックスフィールドのセットの構成または編集が終了したら、トランザクション・ビジネス・インテリジェンスのOracle Fusionデータ拡張のインポート・プロセスを実行します。「ツール」作業領域の「スケジュール済プロセス」で使用できます。このプロセスのパラメータを設定する際には、必ず「基本オプション」の下の「リスク管理」チェック・ボックス(または「すべて」チェック・ボックス)を選択してください。

そのジョブの実行が終了したら、レポート同期化ジョブも実行します。これは必要に応じて実行することも、定期的に実行するためのスケジュールを作成することもできます。「設定および管理」作業領域の「スケジューリング」ページで、どちらかの処理を完了してください。