事前定義済ダッシュボードの使用

事前定義済ダッシュボードには、Oracle Fusion Cloud Risk Managementアプリケーションの使用をまとめた分析が用意されています。

  • 「関連レコード」ダッシュボードでは、「プロセス」、「リスク」および「コントロール」オブジェクトのレコード間に構成した関係がレポートされます。たとえば、いくつかのコントロールをリスクに関連付けて、各コントロールがリスクを軽減する役割を果たしていることを示すことができます。

  • シミュレーション改善計画ダッシュボードには、改善計画のステップとその結果が文書化されます。アクセス・コントロールで識別された競合に対処するために、ロール階層からアクセス・ポイントを削除した場合のシミュレーションを各ステップで実行します。シミュレートした変更を実際に実行すると、そのアクセス・ポイントはユーザーに付与されなくなります。したがって、その階層内のそのアクセス・ポイントが関与している競合が解決されます。

  • アクセス認証詳細ダッシュボードには、選択した認証プロジェクトに関する次のような情報が表示されます:

    • 割当て可能な対象となるロール、各ロールを割り当てられたユーザー、および各ユーザー・ロール・ペアに対して選択されたアクション。

    • それぞれのユーザー・ロール・ペアのレビューに参加している認証者およびマネージャ。

    • 認証の開始日および期日。

  • 3セットのダッシュボードによって、財務レポート、アクセス・コントロールおよびトランザクション・コントロールの各アプリケーションの管理情報が提供されます。各セットは、3つのダッシュボードで構成されています:

    • 変更履歴: このダッシュボードにはオブジェクトの変更に関する改訂履歴に記録された情報が表示されます。また、これらの変更が監査履歴を使用して文書化されている場合は、インシデントとステータスの変更がダッシュボードに表示されます。

    • アクセス不可レコード: このダッシュボードでは、どのアプリケーション・ユーザーもアクセスできなくなったレコードが識別されます。

    • 未割当の観点: このダッシュボードでは、どのオブジェクトにも割り当てられていない観点階層と値が識別されます。

これらのダッシュボードおよびその分析を使用するには、BIカタログから開きます。

  1. スプリングボードの「ツール」から、「レポートおよび分析」作業領域を開きます。または、他の作業領域で使用可能な場合は、「レポートおよび分析」ペインを開きます。

  2. 「カタログのブラウズ」ボタンをクリックします。

  3. 目的のダッシュボードを探します。フォルダ・ツリーで、「共有フォルダ」→「リスク管理」の適切なサブフォルダにナビゲートします。

    • ほとんどの場合、サブフォルダは、「製品名」→「管理」です。

    • シミュレーション改善計画ダッシュボードの場合、サブフォルダは「拡張アクセス・コントロール」→「シミュレーション」です。

    • アクセス認証詳細ダッシュボードの場合、サブフォルダはアクセス認証です。