アクセス条件値のソース

アクセス条件では、次のソースから値が検索されます。

• 「アクセス資格/権利名」属性を使用する条件は、「資格/権利」ページにリストされている権限を検索します。組織がこれらを構成しているか、それらを使用するモデルとともにインポートしている可能性があります。「アクセス資格/権利名」属性は、Oracle CloudおよびEPM-ARCSの各データ・ソースで使用できます。

• 「アクセス・ポイント」、「HCMデータ・ロール」または「ユーザー名」属性を使用する条件は、セキュリティ・コンソールでアクセス・ポイント、ロールまたはユーザーのレコードを検索します。条件で「アクセス・ポイント」属性が使用されている場合は、ユーザー定義のアクセス・ポイントも検索されます。「HCMデータ・ロール」属性は、Oracle Cloudデータ・ソースでのみ使用できます。「アクセス・ポイント」および「ユーザー名」属性は、両方のデータ・ソースで使用できます。

• 残りの条件属性には、「資産台帳」、「ビジネス・ユニット」、「管理予算」、「原価組織」、「データ・アクセス・セット」、「会社間組織」、「在庫組織」、「元帳」、「法的エンティティ」、「製造工場」および「参照データ・セット」が含まれます。

  これらの属性は、Oracle Cloudデータ・ソースでのみ使用できます。Oracle Fusion Functional Setup Managerの「ユーザーのデータ・アクセスの管理」タスクで構成された定義を認識します。各レコードでは、特定のロールを割り当てたときに特定のユーザーが持つデータ・アクセスを定義します。条件フィルタでは、定義されたデータ・アクセスを持つロール割当てが含まれる場合にのみ、モデルでアクセス競合を検出できます。

  たとえば、「ユーザーのデータ・アクセスの管理」では、特定のビジネス・ユニットに関連付けられたレコードにのみアクセス権を付与するロールを一部のユーザーに割り当てるように指定できます。ビジネス・ユニット属性をそのユニットと等しく設定する条件フィルタがモデルに含まれている場合、そのロールがそれらのユーザーに割り当てられている場合にのみ、そのロールに関連するコンフリクトが検索されます。