分析、発生の可能性および影響の各モデルの連携の仕組み

リスク分析(固有または残余)は、3つのモデルの相互作用によって異なります。発生の可能性モデルと影響モデルでは、結果を分析モデルに提供します。

  • 発生の可能性モデルは、リスクを定義する状況が実際に発生する可能性を表します。
  • 影響モデルは、リスクに関連する潜在的な損失を表します。
  • 分析モデルでは、発生の可能性モデルと影響モデルからの数値を受け入れ、これらの数値を使用して全体的なリスク・スコアを計算します。

ただし、分析には2つのタイプがあります。

  • 「定性」とは、ユーザーが分析を開始するラベルを選択し、リスク評価としてラベルを返すことを意味します。定性的な可能性および影響モデルは、入力ラベルを数値に変換します。定性分析モデルでは、数値を使用してリスク評価を計算しますが、ラベルに変換します。数字はバックグラウンドでのみ使用されます。定性分析モデルを作成する前に、そのモデルをサポートするために、定性可能性モデルと影響モデルが存在することを確認します。
  • 「定量」とは、ユーザーが分析を開始するために数値を入力し、リスク評価として数値を返すことを意味します。「半定量」の可能性および影響モデルは、ユーザーが選択した数値を定量分析モデルに渡します(ただし、可能性およびインパクト入力を説明するラベルも生成します)。定量分析モデルでは、全体的なリスク評価が計算されます。定量分析モデルを作成する前に、そのモデルをサポートするための半定量発生の可能性モデルおよび影響モデルが存在することを確認してください。

これらのいずれかのモデル・タイプを作成または編集するには、「リスク」作業領域で「モデル」タブを選択します。次に、「モデル」ページで、操作するモデルのタイプのレコードが表示されるパネルを見つけます。

または、モデルを作成するには、「リスク管理」スプリングボードからクイック処理を選択します。分析、影響および発生の可能性モデルのタイプごとに1つの「作成」クイック処理があります。(使用可能なクイック処理の数によっては、スプリングボードで「表示を増やす」オプションを選択する必要がある場合があります。)