複数OMSシステムでのソフトウェア・ライブラリの構成

共有またはマウント済ファイル・システム・パスを使用するには、各OMS共有記憶域の場所を構成することをお薦めします。これを行うことで、新しく構成された場所は、追加されたどのOMSホストからも、引き続きアクセスできるようになります。ファイルに対するすべてのアップロードおよびステージング・リクエストは、OMSホストをモニタリングする管理エージェントを介して発生します。

ノート:

別々の記憶域タイプのアップロード場所の間でファイルを移行するには、EM CLIユーティリティを使用します。OMS共有記憶域の場所からOMSエージェント記憶域の場所にファイルを移行するには、EM CLI動詞remove_swlib_storage_locationを使用します。同じ動詞で、逆の処理もできます。または、Enterprise Manager UIを使用することもできます。Enterprise Managerを使用して記憶域の場所間でファイルを移行する方法については、「ソフトウェア・ライブラリ記憶域の場所の削除(および移行)」を参照してください。

しかし、ローカルのファイル・システム・パスを使用するようにOMS共有記憶域の場所を構成した場合、共有またはマウント済パスを使用する別のOMS共有記憶域の場所に移行する必要があります。次のステップを実行します。

  1. Enterprise Managerコンソールで、「設定」メニューから、「プロビジョニングとパッチ適用」「ソフトウェア・ライブラリ」の順に選択します。
  2. ソフトウェア・ライブラリ管理ページで、名前(たとえば: NewShared)と共有ファイル・システム・パスを指定して、新しいOMS共有記憶域の場所を追加します。
  3. 正常に完了すると、移行する場所を選択し(たとえば: OldNonShared)、「移行と削除」をクリックします
  4. ポップアップ・ダイアログ・ボックスで、記憶域プラグイン・タイプとして新しいOMS共有ファイル・システムを選択し、ファイルの移行先として新しいOMS共有記憶域の場所(NewShared)を選択します。
  5. 「削除」をクリックしてジョブを発行します。このジョブが成功すると、記憶域の場所のエントリが表から削除されます。