Hybrid CloudへのJVMDデプロイの概要
Enterprise Managerでは、Hybrid Cloud Managementが提供されており、これにより、オンプレミスのEnterprise Managerインスタンスを使用して特定のOracle Cloudターゲットをモニターできます。この機能により、Enterprise ManagerでOracle Cloud仮想ホストにJVMDエージェントをデプロイできるようになります。このエージェントで、オンプレミスにデプロイされているJVMDエンジンにレポートできます。このようにして、オンプレミスのEnterprise Managerインスタンスの使用により、Oracle Cloud JVMターゲットをモニターでき、Oracle CloudにデプロイされているJavaアプリケーションのパフォーマンス問題を診断できます。
Hybrid Cloud機能の詳細は、Hybrid Cloud Managementの有効化を参照してください。
Oracle Cloud仮想ホストにデプロイされたJVMDエージェントとオンプレミスJVMDエンジンとの間の通信は、Hybrid Cloud GatewayプロキシおよびHybrid Cloud Gatewayエージェントを経由して行われます。JVMDエージェントからの通信は、Hybrid Cloud GatewayプロキシによってオンプレミスHybrid Cloud Gatewayエージェントへ転送され、さらに今度はそのGatewayエージェントによってJVMDエンジンへと転送され、またJVMDエンジンからのメッセージはJVMDエージェントへと返されます。逆向きの通信も同じ経路をたどります。つまり、JVMDエンジンからの通信は、Hybrid Cloud GatewayエージェントによってHybrid Cloud Gatewayプロキシへ転送され、今度はそのGatewayプロキシによってJVMDエージェントへと転送されます。
なお、クロス層機能を除きJVMDのすべての機能がHybrid Cloud環境でサポートされています。