リモート・リポジトリへのアクセス

ノート:

この機能は、EM App for Grafana v4.0.0以降で使用できます。

Oracle Enterprise Manager App for Grafanaは、Enterprise Manager Cloud Control 13.5でのみ使用できます。Enterprise Manager 13.5インストールに加えて、環境内に古いバージョンのEnterprise Managerも維持している場合でも、そうした古いEnterprise Managerのリポジトリのダッシュボードを作成するためにGrafanaを使用できます。サポートされるリポジトリのバージョンについては、Oracle Enterprise Manager App for Grafanaダウンロード・ページで確認してください。

重要: Enterprise Manager Cloud Control 13cリリース4更新3以降にリポジトリをアップグレードする場合、リモート管理リポジトリ機能をオフにする必要があります。このアプリの一部として、SSL/TCPS接続はリモート管理リポジトリ・データ・ソースではサポートされていません。

GrafanaでEnterprise Managerデータ・ソースを作成するときには、リモート管理リポジトリへのアクセスについて2つオプションがあります。


リモート・リポジトリのオプションを示す図。

リモート管理リポジトリ・データ・ソースを定義することで、Grafanaでは目的の環境内にある13.5以外の複数のリポジトリをポイントできるため、管理対象環境内のすべてのEnterprise Managerインストールからのデータのビジュアル化が可能になります。

リモート管理リポジトリを有効化するときには、次の情報を指定する必要があります。

  • リモート・リポジトリが存在するホストポート
  • リポジトリのSIDまたはサービス名
  • Named Credential: リモート・リポジトリへのログインに使用するグローバルな名前付き資格証明。

    グローバルな名前付き資格証明は、Enterprise Managerで事前に定義されている必要があります。こうしたグローバルな名前付き資格証明は、Enterprise Manager 13.5以降でのみ定義されている必要があります。グローバルな名前付き資格証明の詳細は、『Enterprise Manager Cloud Controlセキュリティ・ガイド』名前付き資格証明に関する項を参照してください。