ターゲット・プロパティ
ホスト・コマンドはEnterprise Managerジョブ・システムを使用して実行されます。ジョブ・システムを使用して、ターゲット・プロパティと呼ばれるシステム変数を指定できます。サポートされているターゲット・プロパティを次の表に示します。ジョブを実行するターゲットのタイプにより、使用できるプロパティが異なる点に注意してください。
名前 | 説明 | ターゲット・タイプ |
---|---|---|
%emd_root% |
管理エージェントの場所 |
ホスト、データベース・インスタンス |
%perlbin% |
管理エージェントが使用するPerlバイナリの場所 |
ホスト、データベース・インスタンス |
%TargetName% |
ターゲット名 |
ホスト、データベース・インスタンス |
%TargetType% |
ターゲット・タイプ |
ホスト、データベース・インスタンス |
%orcl_gtp_comment% |
コメント |
ホスト、データベース・インスタンス |
%orcl_gtp_contact% |
担当者 |
ホスト、データベース・インスタンス |
%orcl_gtp_deployment_type% |
デプロイメント・タイプ |
ホスト、データベース・インスタンス |
%orcl_gtp_line_of_bus% |
ライン・オブ・ビジネス |
ホスト、データベース・インスタンス |
%orcl_gtp_location% |
場所 |
ホスト、データベース・インスタンス |
%OracleHome% |
Oracleホーム・パス |
データベース・インスタンス |
%Port% |
ポート |
データベース・インスタンス |
%SID% |
データベースのSID |
データベース・インスタンス |
%Role% |
データベース・ロール |
データベース・インスタンス |
%MachineName% |
リスナー・マシン名 |
データベース・インスタンス |
次の点に注意してください。
-
プロパティ名では大文字と小文字が区別されます。
-
プロパティは、「コマンド」フィールドと「OSスクリプト」フィールドの両方に使用できます。
-
ターゲット・プロパティ以外に%文字を使用するには、2つ目の%を使用してエスケープしてください。
-
データベース・インスタンスのターゲット・タイプを使用するには、1つ以上のホスト・ターゲットを含むグループから「ホスト・コマンドの実行」を起動し、「ターゲット・タイプ」を切り替えてください。
例:
Perlスクリプトを実行するには、引数としてターゲット名を渡し、「コマンド」フィールドに%perlbin%/perl myPerlScript %TargetName%
と入力します。
Windowsホスト上のTEMP環境変数で指定されているディレクトリでプログラムを実行するには: %%TEMP%%/myProgram
となります。