フリート・メンテナンスでの優先資格証明のサポート

すべてのフリート・メンテナンス操作で優先資格証明を使用することをお薦めします。次に、フリート・メンテナンス操作に基づく優先資格証明を示します。

表17-2 フリート操作の優先資格証明

操作 優先資格証明
SIホームのデプロイ

Oracleホームの通常のホスト資格証明

ホストの特権ホスト資格証明

リスナーの移行

Oracleホームの通常のホスト資格証明

ホストの特権ホスト資格証明

DBの更新

Oracleホームの通常のホスト資格証明

ホストの特権ホスト資格証明

ROLLBACK_DB

Oracleホームの通常のホスト資格証明

ホストの特権ホスト資格証明

RACホームのデプロイ

(両方のノードの) Oracleホームの通常のホスト資格証明

ホストの特権ホスト資格証明

RAC DBの更新

(両方のノードの) Oracleホームの通常のホスト資格証明

ホストの特権ホスト資格証明

GIのデプロイ

Oracle高可用性サービスのホスト資格証明

ホストの特権ホスト資格証明

GIの更新

Oracle高可用性サービスのホスト資格証明

ホストの特権ホスト資格証明

DEPLOY_CDB CDB (データベース・インスタンス)のSYSDBAデータベース証明書
UPDATE_PDB

CDB (データベース・インスタンス)のSYSDBAデータベース証明書

PDB (プラガブル・データベース)の通常のデータベース資格証明

優先資格証明を設定するには、「資格証明の設定」を参照してください。

特権アクセス管理

フリート・メンテナンスはPAM (特権アクセス管理)と互換性があるので、アプリケーション、スクリプトまたは構成ファイルに埋め込まれたハードコードされたアプリケーション資格証明が不要になります。機密性の高いパスワードをボールト内で一元的に格納、記録および管理できるようになります。

Enterprise ManagerデプロイメントでPAMを設定するには、「(オプション) PAMユーザー・アカウントの設定」を参照してください。