Oracleホーム・パス変数の使用
Enterprise Manager 13.5リリース15 (13.5.0.15)以降、Oracleホーム・パスの事前定義済変数を使用できるようになるため、EM CLIおよびREST APIフリート・メンテナンス操作が簡略化されます。
次に、Enterprise Manager 13.5でOracleホーム・パスの定義に使用できる変数を示します。変数名は、%<variable name>%
の形式を使用して指定できます。
表18-1 Oracleホーム・パスの変数定義
変数 | 実装 | コメント |
---|---|---|
ORACLE_BASE |
データベースのOracleベースの場所。
例
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Oracle Grid InfrastructureのOracleベースには、クラスタ・インストール用のOracle Grid InfrastructureのOracle Grid Infrastructureバイナリを含めることはできません。Oracle Grid Infrastructureバイナリ・ホームへのファイル・パスに対する権限は、インストール時にrootに変更されます。 |
OH_PARENT_DIR |
Oracleホームの親ディレクトリ
例
|
プロパティ名OracleHome を使用してEMリポジトリからターゲットのOracleホームの場所を取得した後に計算されます。
|
VERSION |
VERSION 変数は、Oracle Databaseベース・リリース値に置き換えられます。
例
|
該当なし |
VERSION_NAME |
VERSION_NAME 変数は、そのイメージのバージョン名値に置き換えられます。
ノート: これはイメージの作成中に必ず入力する必要があります。例
|
該当なし |
U |
このオプションの変数を使用すると、同じOracleベース・ディレクトリに同じ製品を複数回インストールできます。
例
|
この変数は、一括デプロイメントでのみ使用されます。同じ環境に複数のOracleホームがある場合は、1回ですべてのホームを更新できるので、この変数を使用することをお薦めします。
ノート: 同じホスト上での同時に複数のホーム・デプロイメントは、現在WindowsベースのEnterprise Managerデプロイメントではサポートされていません |
ノート:
セキュリティ上の理由から、OracleホームまたはGridホームのパス・フォルダには、既存のホームのバイナリおよびデータ・ファイルを含めないでください。表18-2 作業ディレクトリ内の変数のサポート
変数 | 実装 | コメント |
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emStageDir |
次のコマンドを使用して、エージェント・プロパティ・ファイルを手動で更新できます。 更新後
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該当なし |