リモート・エージェントへのリモート・ホストの追加

前提条件

  • リモート・エージェント・ホストからすべてのリモート・ホストへのSSH接続が有効になっていること。
  • リモート・ホスト・ターゲットに、パスワードなしのsudo構成が必要です。

ノート:

  • リモート・エージェントへのリモート・ホストの追加は、このリリースではLinux x86-64でのみサポートされています。

  • このリリースにおいては、リモート・エージェントへのリモート・ホスト・ターゲットの追加で、PowerBrokerオプションはサポートされていません。

コンソールの使用によるリモート・エージェントへのホスト・ターゲットの追加

「設定」から、「ターゲットの手動追加」に移動し、「リモート・ホスト・ターゲットの追加」をクリックし、フォームに次の内容を入力し、「送信」をクリックします。

表1-1 UI入力

入力フィールド 説明
セッション名

デフォルトでは、タスク名、ユーザー名および日付スタンプが事前に移入されています。これは、前のセッションから再利用する場合に便利です。必要に応じて変更できます。

リモート・エージェント

使用するリモート・エージェントをリストから選択します。

ホスト・モニタリング資格証明

モニタリングに使用されます。rootへのエスカレーションは必要になりません。すべてのメトリック収集で、この資格証明が使用されます。

SSHキーおよびユーザー名/パスワードがサポートされています。

ホスト管理資格証明

キャッシュ・メンテナンス操作の一部としてsbinコンテンツをプッシュするために使用されるルート資格証明

PDP設定を使用してパスワードなしでrootにエスカレートできること(sudo)が必要

SSHポート

デフォルト値22が事前に移入されています。これは必要に応じて変更できます。

権限委任設定

デフォルト・パス/usr/bin/sudo -u %RUNAS% %COMMAND%が事前に移入されています。これは必要に応じて変更できます。

リモート・キャッシュ

リモート・ホストで保持されているスクリプト、アーカイブ、モニタリング・ユーティリティおよびアプリケーション・メタデータのキャッシュ。リモート・ホストで最小でも1 GBの領域が必要です。

リモート・キャッシュSBIN

リモート・ホスト上のユーティリティ(root所有コンテンツnmosudoやnmgssheなど)が含まれているキャッシュ。リモート・エージェントには、モニタリングのためにroot所有の特定の実行可能ファイルが必要になる場合があります。

emcliの使用によるリモート・エージェントへのホスト・ターゲットの追加

リモート・エージェントにリモート・ホストを追加するには、submit_add_remote_host emcliコマンドライン・オプションを使用します。

emcli submit_add_remote_host
    -host_names=<host name>
    -remote_cache_root=<path to remote cache>
    -remote_cache_sbin_root=<path to remote cache utilities>
    -agent=<agent name> 
    -host_cred_mon=<credentials type, e.g. SSH>
    -host_cred_admin=<root credentials, e.g. SSH_ROOT>
    -privilege_delegation_setting="/usr/bin/sudo -u %RUNAS% %COMMAND%"
    -wait_for_completion

例:

emcli submit_add_remote_host
    -host_names=host1.example.com
    -remote_cache_root=/u01/app/rcache
    -remote_cache_sbin_root=/u01/app/rcacheroo
    -agent=host1.example.com:1838
    -host_cred_mon=SSH
    -host_cred_admin=SSH_ROOT
    -privilege_delegation_setting="/usr/bin/sudo -u %RUNAS% %COMMAND%"
    -wait_for_completion