コネクタ

Oracle Management Connectorはサード・パーティの管理システムとEnterprise Managerを統合します。コネクタには、イベント・コネクタとヘルプデスク・コネクタの2つのタイプがあります。

イベント・コネクタを使用して、Enterprise ManagerをOracle以外の管理システムとイベントを共有するように構成できます。コネクタはOracle Enterprise Managerからのすべてのイベントをモニターし、サード・パーティの管理システムでのアラート情報を自動的に更新します。イベント・コネクタは次の機能をサポートします。

  • Oracle Enterprise Managerからサード・パーティの管理システムへのイベント情報の共有。

  • Oracle Enterprise Managerとサード・パーティの管理システム間でのアラート・マッピングへのイベントのカスタマイズ。

  • Oracle Enterprise Managerでのイベント変更と、サード・パーティの管理システムでのアラートの同期化。

ヘルプデスク・コネクタを使用して、Enterprise Managerで作成されたイベントのチケットを作成、更新またはクローズするようにEnterprise Managerを構成できます。コネクタにより生成されたチケットには、Enterprise Managerインシデントに関連する情報が含まれ、これにはヘルプデスク・アナリストがインシデントを解決するためのEnterprise Managerの診断および解決機能を利用できる、Enterprise Managerコンソールへのリンクが含まれています。Enterprise Mangerでは、チケットID、チケット・ステータス、およびサード・パーティのチケッティング・システムへのリンクが、インシデントのコンテキストに表示されます。これによりEnterprise Manager管理者にはチケット・ステータス情報と、チケットにすばやくアクセスする簡単な方法が提供されます。

利用可能なコネクタは次のとおりです。

  • BMC Remedy Service Deskコネクタ

  • HP Service Managerコネクタ

  • CA Service Deskコネクタ

  • HP Operations Managerコネクタ

  • Microsoft Systems Center Operations Managerコネクタ

  • IBM Tivoli Netcool/OMNIbusコネクタ

  • ServiceNow管理コネクタ

Oracle組込みコネクタの詳細は、Enterprise Manager Plug-ins Exchangeを参照してください。

http://www.oracle.com/goto/emextensibility