メトリック拡張のインポート

メトリック拡張は、ポータブルな自己完結型パッケージに変換できるので、メトリック拡張を他のEnterprise Managerインストール環境やストレージ/バックアップに移動することが可能です。このパッケージをメトリック拡張アーカイブ(MEA)ファイルと言います。

MEAはzipファイルで、メトリック拡張を構成するすべてのコンポーネント、すなわちメトリック・メタデータ、コレクション、関連するスクリプト/jarファイルがMEAに含まれています。1つのMEAファイルに含めることができるのは、1つのメトリック拡張のみです。メトリック拡張を元のEnterprise Managerインストール環境に追加するには、MEAからメトリック拡張をインポートする必要があります。

MEAファイルからメトリック拡張をインポートするには:

  1. 「エンタープライズ」メニューから、「モニタリング」「メトリック拡張」 を選択します。
  2. 「インポート」をクリックします。
  3. ファイルの場所を参照し、MEAファイルを選択します。ターゲット・タイプとメトリック拡張名の組合せがすでにシステムで使用されているかどうかが、Enterprise Managerによってチェックされます。使用されていない場合、新しいメトリック拡張が作成されます。拡張名がすでに使用されている場合は、MEAの内容を使用して、既存の拡張の新バージョンの作成が試行されます。このためには、すべての既存メトリック拡張のメトリック列のスーパーセットがMEAに含まれることが必要です。メトリック拡張の名前を変更することもできます。
  4. 「OK」をクリックすると、新しいメトリック拡張または既存のメトリック拡張の新バージョンが作成されます。
  5. 「アクション」メニューから「編集」を選択して、エントリを確認します。
  6. テスト・ページから、使用可能なテスト・ターゲットを追加します。
  7. 「テストの実行」をクリックしてメトリック拡張を検証します。ユーザーが指定したテスト・ターゲットに拡張がデプロイされ、リアルタイム収集が実行されます。その後、メトリック拡張は自動的にアンデプロイされます。結果およびエラー(ある場合)は「テスト結果」リージョンに追加されます。
  8. メトリック拡張が予定のデータを返すようになるまで編集とテストを繰り返します。
  9. 「終了」をクリックします。