JMXアダプタ
JMX対応のサーバーからJMX属性を取得し、これらの属性をメトリック表として返します。
プロパティ
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Metric -- 属性を問い合せるMBean ObjectNameまたはObjectNameパターン。これはメトリック・メタデータとして指定されるため、インスタンス不可知である必要があります。MBean ObjectNameのインスタンス固有のキー・プロパティ(servernameなど)はワイルドカードで置換することが必要な場合があります。
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ColumnOrder -- メトリック内に存在する必要のある順序で並べられたJMX属性のセミコロン区切りリストです。
拡張プロパティ
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iIdentityCol -- JMX属性として使用可能でない場合に列として公開する必要のあるMBeanキー・プロパティ。たとえば:
com.myCompany:Name=myName,Dept=deptName, prop1=prop1Val, prop2=prop2Val
この例では、identityColをName;Deptとして設定すると、columnOrderプロパティで指定したJMX属性を表す列の横にNameとDeptを表す2つの追加のキー列が生成されます。
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AutoRowPrefix -- 自動生成された行に使用する接頭辞。メトリック・プロパティで指定されたMBean ObjectNameパターンが複数のMBeanに一致し、columnOrderで指定されたJMX属性のいずれもそれぞれ一意でない場合は、行が自動的に生成されます。ここで指定したautoRowIdは、作成される追加のキー列の接頭辞として使用されます。たとえば、メトリックが次のように定義されているとします。
com.myCompany:Type=CustomerOrder,* columnOrder
is
CustomerName;OrderNumber;DateShipped
また、注文が2つに分けて出荷される場合にCustomerName;OrderNumber;Amountが一意でない可能性があると想定した場合、autoRowIdを"ShipItem-"と設定すると、各行のメトリックの追加のキー列にShipItem-0、ShipItem-1、ShipItem-2...ShipItem-nが移入されます。
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メトリック・サービス -- 「True」または「False」。MetricServiceがターゲットのWeblogicドメインで有効になっているかどうかを示します。Oracle DMS MBeanを介して公開されるメトリックを収集する必要がある場合を除き、このプロパティは、メトリック拡張に対してほとんどの場合にfalse(選択解除)になります。MetricServiceがtrueに設定されている場合、基本プロパティmetricはMetricService表の名前になり、基本プロパティcolumnOrderはMetricService表の列名のセミコロン区切りリストになります。
ノート:
JMXベースのメトリック拡張の作成に関する詳しい例は、「WebサービスおよびJMXを使用したモニタリング」の章を参照してください。