個別ジョブ実行

個別ジョブ実行は通常、特定のデータベースのパッチ・ジョブなど、単一のターゲットに関連付けられます。これらは1回の実行が1ターゲットのみであるため、単一ターゲット・ジョブと呼ばれます。ただし、個別ジョブ実行は、必ずしもターゲットへ1対1で割り当てられているとはかぎりません。個別ジョブ実行によっては、ホストの比較など、複数のターゲットに対して実行される場合があります。これらのジョブは、すべてのターゲットに対して1回のみ実行するため、単一実行ジョブと呼ばれます。複数のターゲットに対して実行されるジョブでは、単一実行ジョブか単一ターゲット・ジョブかによって、1回または多数のジョブが実行されます。わずかですが、ターゲットがないジョブもあります。これらのジョブは、ターゲットのないジョブと呼ばれ、1回の実行で実行されます。

複数のターゲットへジョブを発行する場合、ターゲットごとにジョブの個別実行ステータスを確認するのは大変な作業です。たとえば、複数のデータベースにバックアップ・ジョブを実行するとします。すべてのバックアップ・ジョブが成功したか、成功しなかった場合は、どのジョブが失敗したのかを確認する必要があります。このバックアップ・ジョブを毎週実行する場合は、毎週、どのバックアップが成功して、どのバックアップが失敗したかを把握する必要があります。