モニタリング・テンプレートについて
モニタリング・テンプレートを使用すると、モニタリング設定を一度指定してそれらをモニター・ターゲットに適用することで、エンタープライズ全体のモニタリング設定を標準化できます。これらのテンプレートは、1つ以上のターゲットまたはグループを対象として保存、編集および適用できます。モニタリング・テンプレートは特定のターゲット・タイプに対して指定し、同じタイプのターゲットにのみ適用できます。たとえば、あるモニタリング・テンプレートをテスト・データベース用に定義し、別のモニタリング・テンプレートを本番データベース用に定義できます。
モニタリング・テンプレートでは、ターゲットをモニターするために通常設定している次のようなすべてのEnterprise Managerパラメータを定義します。
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テンプレートを適用するターゲット・タイプ。
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メトリック(メトリック拡張を含む)、しきい値、メトリック収集スケジュールおよび修正処理。
モニタリング・テンプレートを定義すると、ターゲットに適用することができます。これは、手動でEnterprise Managerコンソールを使用してコマンドライン・インタフェース(EM CLI)経由か、または自動でテンプレート・コレクションを使用して、どちらかで行うことができます。詳細は、「テンプレート・コレクションの定義」を参照してください。どのターゲットでも、テンプレートによる上書きが不可能なメトリック設定を指定することで、カスタム・モニタリング設定を維持できます。
オラクル社認定テンプレート
ユーザーが作成するテンプレートの他に、オラクル社認定テンプレートもあります。これらのテンプレートには、特定の目的のために特定のセットのメトリックが含まれています。テンプレートの目的は、テンプレートに関連付けられた説明に示されています。
例: 「オラクル社認定 - SIデータベースのAQメトリックの有効化」というテンプレートには、単一インスタンス・データベース用のアドバンスト・キューイング関連のメトリックが含まれています。AQメトリックを使用する場合、このオラクル社認定テンプレートを使用できます。または、メトリック設定を独自のテンプレートにコピーできます。