サード・パーティ・システムへのSNMPトラップの送信
Enterprise Managerは、Simple Network Management Protocol (SNMP)を介したサード・パーティ管理ツールとの統合をサポートしています。たとえば、SNMPを使用して、選択済メトリックがしきい値を超えていることをサード・パーティ・アプリケーションに通知できます。
ノート:
OMSによって送信されたトラップをサード・パーティ・システムで解釈するには、最初にomstrap.v1ファイルをサード・パーティのSNMPコンソールにロードする必要があります。このファイルおよびその場所の詳細は、「MIB定義」を参照してください。
Enterprise Manager 13cバージョンのMIBファイルは、10gおよび11gのMIBコンテンツを組み込んでおり、以前のEnterprise Managerのリリースとの下位互換性を保持しています。
Enterprise ManagerはSNMPバージョン1およびバージョン3の両方のトラップをサポートしています。トラップは、MIB定義(「Enterprise Manager MIBの定義」を参照)によって記述されます。MIBの動作の詳細は、「管理情報ベース(MIB)」を参照してください。Enterprise Manager 13cを使用している場合、「Enterprise Manager MIBの変数の解釈」および「Enterprise Manager MIBの定義」を参照してください。12cより前のリリースのEnterprise Managerからアップグレードする場合、特定のリリースのマッピングについては、「SNMPトラップのマッピング」を参照してください。
Enterprise Manager 12cでは、イベント通知についてのみSNMPトラップが配信されます。Enterprise Manager 13.5 RU16以降では、イベントとインシデントの両方について、SNMPトラップ通知がサポートされています。問題については、SNMPトラップ通知はサポートされていません。
ノート:
ユーザーがインシデント・ルールの作成または編集時に1つ以上のSNMPトラップ通知メソッドを選択するには、スーパー管理者権限を持つ管理者が、SNMPトラップに基づく通知メソッドをあらかじめ構成しておく必要があります。