繰返し通知の設定
繰返し通知を使用すると、インシデントが通知されるか、「繰返し通知の最大数」の値に到達するまで、繰り返し通知できます。Enterprise Managerでは、すべての通知メソッド(電子メール、OSコマンド、PL/SQLプロシージャおよびSNMPトラップ)向けの繰返し通知をサポートします。
繰返し通知のグローバル構成
通知メソッドで繰返し通知を(グローバルに)有効にするには、「通知メソッド」ページの「繰返し通知の送信」オプションを選択します。繰返し通知の最大回数の設定に加えて、通知送信の時間間隔も設定できます。
ノート:
Oracleデータベース・バージョン10以上では、aq_tm_processes init.oraパラメータを変更しないことをお薦めします。ただし、このパラメータを変更する必要がある場合は、繰返し通知機能の値を1以上にする必要があります。Enterprise Managerリポジトリ・データベース・バージョンが9.2の場合は、aq_tm_processes init.oraパラメータを少なくとも1に設定して、繰返し通知の機能を有効化します。
インシデント・ルールを通じた繰返し通知の構成
通知メソッド・レベルでグローバルに繰返し通知を設定する場合、柔軟性が不十分な可能性があります。たとえば、イベント・タイプに基づいて異なる繰返し通知設定を使用する場合などが考えられます。Enterprise Managerでは、個別のインシデント・ルール・セットまたはルール・セット内の個別のルールに繰返し通知を設定することでこれを実現します。ルール・レベルで設定した繰返し通知は、通知メソッド・レベルで定義されたものより優先されます。
ノート:
繰返し通知は、「繰返し通知の送信」オプションが「通知メソッド」ページで有効化されている場合のみ送信されます。
電子メール以外の繰返し通知
電子メール以外の繰返し通知(PL/SQL、OSコマンドおよびSNMPトラップの通知メソッド)では、各メソッドを有効にして繰返し通知をサポートする必要があります。新しい通知メソッドを追加、または既存のメソッドを編集する際に、「繰返し通知のサポート」オプションを選択できます。