SNMPトラップ: 以前のEnterprise Managerリリースから12c以上への移行
ノート:
Enterprise Manager 12cより前のリリースから12c以上へアップグレードする場合、以前のリリースのEnterprise Manager (12cより前)を使用して定義されたSNMP拡張通知メソッドは、変更しなくても機能を続けます。
Enterprise Manager 11g以前では、次の2つのタイプのSNMPトラップがありました。
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アラート
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ジョブ・ステータス
Enterprise Manager 12c以上では、メトリック・アラート、ターゲット可用性、コンプライアンス標準違反、ジョブ・ステータス変更などの、すべての使用可能なイベント・タイプを網羅する、1つの包括的なSNMPトラップ・タイプになりました。12cより前から12cへのSNMPトラップ・マッピングの詳細は、「SNMPトラップのマッピング」を参照してください。トラップは、古いEnterprise Manager MIB定義に準拠します。そのため、Enterprise Manager 12cより前のトラップは引き続き送信されます。詳細は、「SNMPトラップのマッピング」を参照してください。
また、Enterprise Manager 12cでは、SNMPトラップのサイズは、すべてのイベント・タイプに対応し、より包括的な情報を提供するために増加しました。デフォルトでは、SNMPパケットの最大サイズは5120バイトです。サード・パーティ・システムで受信できるSNMPトラップのサイズに制限がある場合、Enterprise Managerが送信するデフォルトのSNMPトラップのサイズを変更できます。デフォルトのパケット・サイズを変更するには、このemoms oracle.sysman.core.notification.snmp_packet_length
パラメータを設定し、OMSをバウンスします。
ノート:
SNMPトラップのパケット・サイズを制限する場合に、oracle.sysman.core.notification.snmp_packet_lengthパラメータを3072 bytes (3K)より低く設定しないことをお薦めします。
Enterprise Manager 12c MIBにはEnterprise Manager 12c以前のすべてのMIB定義が含まれます。そのため、サード・パーティ・システムにEnterprise Manager 12c MIBがあれば、Enterprise Manager 12c以前のサイトとEnterprise Manager 12cのサイトの両方からSNMPトラップを受信できます。リリース・マッピングの詳細は、「SNMPトラップのマッピング」を参照してください。