SQLアダプタ
サポートされているカスタムSQL問合せまたは関数コールを単一インスタンス・データベースおよびReal Application Clusters(RAC)上のインスタンスに対して実行します。
プロパティ
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SQL問合せ - 実行するSQL問合せ。通常のSQL文はセミコロンで終了しないでください。たとえば、SQL問合せ = "select a.ename, (select count(*) from emp p where p.mgr=a.empno) directs from emp a"のようにします。PL/SQL文もサポートされており、使用する場合は「アウト・パラメータの位置」および「アウト・パラメータ・タイプ」プロパティを移入する必要があります。
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SQL問合せファイル - SQL問合せファイル。「SQL問合せ」またはSQL問合せファイルの一方のみ使用する必要があります。たとえば、%scriptsDir%/myquery.sqlなどです。カスタム・ファイルをエージェントにアップロードでき、%scriptsDir%ディレクトリでアクセスできます。
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結果の置換 - SQL問合せ結果を置換します。
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バインド変数 - 通常のSQL文で使用されるバインド変数をここで宣言します。たとえば、SQL問合せ = "select a.ename from emp a where a.mgr = :1"の場合は、バインド変数をName=1, Value=Bobとして宣言できます。
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アウト・パラメータの位置 - PL/SQL出力で使用されるバインド変数。整数値のみを指定できます。
例: SQL問合せが次のような場合
DECLARE l_output1 NUMBER; l_output2 NUMBER; BEGIN ..... OPEN :1 FOR SELECT l_output1, l_output2 FROM dual; END;
アウト・パラメータの位置 = 1、アウト・パラメータ・タイプ = SQL_CURSORを設定できます。
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アウト・パラメータ・タイプ - PL/SQL出力パラメータのSQLタイプ。「アウト・パラメータの位置」のコメントを参照してください。
資格証明
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データベース資格証明 - データベースの接続に使用される資格証明。
例
データベース・ターゲットのカスタム・モニタリング資格証明セットを作成して使用し、モニタリング資格証明をオーバーライドします。
データベース・ターゲット・タイプのホスト資格証明の作成:
> emcli create_credential_set -set_name=myCustomDBCreds -target_type=oracle_database -auth_target_type=oracle_database -supported_cred_types=DBCreds -monitoring -description='My Custom DB Credentials'
メトリック拡張ウィザードの「資格証明」ページに移動し、データベース資格証明の「資格証明セットの指定」を選択すると、ドロップ・ダウン・リストのオプションとしてカスタムDB資格証明が表示されます。
このステップでは、ホスト・ターゲット・タイプのモニタリング資格証明セットが作成されるのみです。このメトリック拡張のデプロイ先の各ターゲットで資格証明を設定する必要があります。Enterprise Managerで、「設定」、「セキュリティ」、「モニタリング資格証明」の順に選択して、資格証明を設定できます。また、Enterprise Managerコマンドライン・インタフェースを使用して実行することもできます。
> emcli set_monitoring_credential -target_name=db1 -target_type=oracle_database -set_name=myCustomDBCreds -cred_type=DBCreds -auth_target_type=oracle_database -attributes='DBUserName:myusername;DBPassword:mypwd'