システム・ダッシュボードとは

システム・ダッシュボードを使用すると、グループのステータス、インシデントやコンプライアンス違反の発生を前もってモニターできます。色分けされたインタフェースでは、問題が強調表示されます。停止しているターゲットは赤、重大度がクリティカルのメトリックは赤い点線、警告のメトリックは黄色の点線、正常範囲内で作動しているメトリックは緑の点線で表示されます。

このような色の使用によって、あらゆるターゲットの問題領域をすぐに特定し、必要に応じて詳細を確認できます。グループのすべてのオープンしているインシデントのサマリーを提供するため、インシデント表も組み込まれています。表のインシデントは新しい順に並び、最新のインシデントが一番上に表示されていますが、表の任意の列をクリックして順序を変更することもできます。「メンバー・ターゲット」表の上部のバーの色は、インシデントの重大度レベルにより異なります。優先度は、警告からクリティカル、致命的へと高くなります。グループに少なくとも1つの致命的なインシデントがある(クリティカルまたは警告インシデントには関係なく)場合、上部のバーは濃い赤になります。グループに少なくとも1つのクリティカルなインシデントがある(警告インシデントには関係なく)場合、上部のバーは薄い赤になります。グループに警告インシデントしかない場合、上部のバーは黄色になります。グループにインシデントがない場合、上部のバーは無色のままです。

ダッシュボードは、ダッシュボードのカスタマイズ・ページで設定した「リフレッシュ頻度」に基づき、自動的にリフレッシュされます。

ダッシュボードは、ドリルダウンして詳細情報を表示できます。詳細を確認するには、ダッシュボードの次の項目をクリックします。

  • ターゲットのホームページにアクセスする場合は、ターゲット名

  • システム・ダッシュボードにアクセスする場合は、グループまたはシステム名

  • メトリック詳細ページにアクセスする場合は、特定のメトリック列に対応するステータス・アイコン

  • すべてのキー値の一覧があるメトリック・ページにアクセスする場合は、キー値のあるメトリックのステータス・アイコン

  • グループのホームページにアクセスする場合は、ダッシュボード・ヘッダー

  • すべてのインシデントまたはインシデントの特定のカテゴリに関するサマリー情報を表示する場合は、「インシデントと問題」表。

「カスタマイズ」をクリックしてダッシュボードのカスタマイズ・ページにアクセスします。このページでは、リフレッシュの頻度を変更し、ダッシュボードの上部に「メンバー・ターゲット」表のオプションを表示できます。個別のターゲットをすべて表示することも、ターゲット・タイプ別に表示することもできます。下部に「インシデントと問題」表を拡張または縮小するオプションもあります。「メンバー・ターゲット」表に表示される列を変更するには、「グループ」メニューで「ターゲット設定」を選択してアクセスできる、グループの編集ページの「列」タブに移動します。

「ターゲット・タイプ別グループ」モードでは、ダッシュボードに、グループまたはシステムにある特定のターゲット・タイプに基づくターゲットの情報が表示されます。表示されるステータスおよびインシデントは、そのターゲット・タイプのターゲットに対してロールアップされます。

ダッシュボード・ウィンドウを最小化しても、グループやシステムに関連したアラート情報は、Microsoft Windowsのツールバーに表示されたままです。

情報パブリッシャ・レポートを使用して、システム・ダッシュボードをEnterprise Managerユーザー以外にも使用できるようにすることができます。まず、レポートを作成し、システム・モニタリング・ダッシュボードのレポート要素を含めます。レポート定義で、「Enterprise Managerにログインせずに表示可能」オプションを選択します。これが実行されると、「Enterprise Manager情報パブリッシャ・レポート」Webサイトから表示できます。