グループの表示および管理

Enterprise Managerを使用すると、グループのメンバーの重要な情報をすばやく表示できるため、個々のメンバー・ターゲットに移動して可用性やパフォーマンスを確認する必要がありません。1つの画面でグループ全体を参照し、個々の詳細にドリルダウンできます。グループのホームページには次のセクションが含まれます。

  • 「一般」セクション。所有者、グループ・タイプ、グループが権限伝播であるかどうかなど、グループに関する一般情報を表示します。権限伝播フィールドをクリックして、権限伝播を有効化または無効化するグループの編集ページにドリルダウンできます。

  • 「ステータス」セクション。稼働中、停止中、不明の状態にあるメンバー・ターゲットの数が表示されます。ネストされたグループでは、このセグメントに、サブグループ全体での稼働中、停止中および不明な状態のターゲット数が表示されます。ステータスのロールアップ数は、全サブグループ間で一意のメンバー・ターゲットに基づいています。したがって、あるターゲットがサブグループに複数回出現する場合でも、そのターゲットはステータスのロールアップには1回しかカウントされません。

  • 「インシデントと問題の概要」セクション。最近の期間に更新されたグループのメンバーに関するインシデントの概要が表示されます。最近の期間に更新された問題だけでなく、オープンな問題の数も表示されます。

    ステータスにかかわらず、すべてのメンバー・ターゲットについてロールアップ情報が表示されます。ステータスのロールアップ数は、全サブグループ間で一意のメンバー・ターゲットに基づいています。したがって、あるターゲットがサブグループに複数回出現する場合でも、そのターゲットのアラートはアラートのロールアップに1回しかカウントされません。

    「問題」列の数値をクリックしてインシデント・マネージャ・ページを表示し、使用環境内の例外および問題を検索、表示および管理します。インシデント・マネージャを使用することにより、未処理のインシデントおよび問題を追跡できます。

  • 「コンプライアンス・サマリー」セクション。グループに定義された、コンプライアンス標準に対するグループのメンバーのコンプライアンスを表示します。このセクションでは、平均コンプライアンス・スコア(%)だけでなく、重大度(クリティカル、警告、マイナー警告)別の違反のロールアップも表示されます。

  • 「ジョブ・アクティビティ」セクション。開始日が最近7日以内のグループ内のターゲットのジョブのサマリーを表示します。「表示」をクリックして、最新の実行またはすべての実行を表示できます。「表示」をクリックして、表に表示される列を選択および並替えするか、表のスクロールおよび拡張を調整します。

  • 「ブラックアウト」セクション。現在のブラックアウトまたは保留中のブラックアウトに関する情報が表示されます。このセクションから、ブラックアウトを作成することもできます。

  • 「パッチ推奨」セクション。企業に適用可能なOracleパッチ推奨を表示します。分類またはターゲット・タイプ別に、パッチ推奨を表示できます。

    「すべての推奨」リンクをクリックすることによって、My Oracle Supportに移動して、すべての推奨を表示できます。

  • 「インベントリおよび使用状況」セクション。組織全体のデプロイ(ホスト、データベース・インストールおよびFusion Middlewareインストールなど)または特定のターゲットのインベントリ・サマリーを表示します。異なるディメンションのコンテキストで、インベントリ・サマリー情報を表示することもできます。ここから「詳細を表示」をクリックして、インベントリおよび使用状況ページ表示できます。

  • 「構成の変更」セクション。過去7日間のグループへの構成の変更数を表示します。数字をクリックして、変更に関する詳細情報を表示するページを表示できます。Enterprise Managerでは、グループ・ターゲットの構成情報を自動的に収集し、構成への変更は記録され、そのページから表示できます。

グループの表示

グループを表示するには、次のステップに従います。

  1. Enterprise Managerコンソールから「ターゲット」「グループ」の順に選択します。サマリー表にすべての定義済グループが表示されます。

  2. 目的のグループをクリックしてそのホームページに移動します。

「表示方法」フィルタを使用して(ホームページの右上隅に配置)、ホームページの表示を特定のタイプのターゲットのメンバーに変更します。これを実行すると、「グループ」ホームページは、そのタイプのターゲットの情報のみを表示するようにリフレッシュされます。追加のリージョンが表示される場合があります。たとえば、DBAはグループ内のDatabaseターゲットに関する情報を特に表示するDatabaseフィルタに切り替える場合があります。

ホームページの各リージョンの右上隅の「アクション」アイコンをクリックすることで、そのリージョンをページの上や下に移動して、ホームページをパーソナライズできます。各リージョンの左上隅の矢印をクリックすることで、そのリージョンを拡大または縮小できます。

「グループ」メニューを使用して、グループに関する別の管理操作へナビゲートすることもできます。たとえば、「グループ」メニューの「メンバー」を選択して、グループのすべてのメンバーを表示できます。同様に、「グループ」メニューの「メンバーシップ履歴」を選択することで、グループのメンバーシップ履歴を表示できます。