ブラックアウト・ベスト・エフォートを使用する状況

ブラックアウト・ベスト・エフォート機能は、グループ、ホスト、Application Server、Webアプリケーション、冗長性グループ、システムなど、集合タイプのターゲットに対してブラックアウトを作成するためのものです。

ブラックアウト作成者がブラックアウト・ターゲット権限(またはそれ以上)を持つすべてのターゲットが、ブラックアウトの作成/ブラックアウトの編集ウィザードの最初のステップで表示されます。作成者がブラックアウト定義に含める集合タイプのターゲットを選択すると、このブラックアウトは、デフォルトで完全なブラックアウトとなります。

「リスト」ボックスから適切な値を選択することで、ブラックアウトを"現在のすべてのターゲット"で実行するか、それとも"選択したターゲット"で実行するかを選択できます。「完全なブラックアウト」オプションが選択されている場合のみ、ブラックアウト・ベスト・エフォートは、作成者にブラックアウト・ターゲット権限(またはそれ以上)がないターゲットに対して作用します。

使用例

T1、T2およびT3 (すべてデータベース)の3つのターゲットがあるとします。グループG1には、これら3つのターゲットがすべて含まれています。

ユーザーU1は、T1、T2およびG1に対してオペレータ権限があります。T3に対しては表示権限があります。

ユーザーU1は、ターゲットG1に対してスケジュール済の完全なブラックアウトを作成します。スケジュール済とは、そのブラックアウトが後から開始されることを意味します。

ブラックアウト作成時に、「「ブラックアウト・ターゲット権限が必要」については、表の下のヒントを参照してください。」というヒントのテキストがターゲットT3の横に表示されます。

このブラックアウトの開始時には、それまでにユーザーU1がターゲットT3に対するOPERATOR権限を付与されていれば、ターゲットT3もブラックアウトされます。付与されていない場合は、ターゲットT1、T2およびG1のみがブラックアウトされます。