18 ゼロ・ダウンタイム・モニタリング
ゼロ・ダウンタイム(ZDT)モニタリング・サービスは、Enterprise Manager 24aiでの新しいサービスです。これは、Enterprise Managerでのすべてのイベント管理、インシデント管理および通知機能を処理する役割を担います。これはZDTサービスであるため、Enterprise Manager 24aiの計画メンテナンス・イベント(新しいEnterprise Manager 24aiリリース更新(RU)への更新など)の間でも動作し続けます。

ゼロ・ダウンタイム・モニタリング・サービスでは、Enterprise Manager 24aiが新しいリリース更新のための計画メンテナンス中であっても、中断のないモニタリング、アラートおよび通知機能が提供されます。
ゼロ・ダウンタイム・モニタリング・サービスで提供される機能を次に示します:
- エージェントからのアラートの受信
- インシデント・ルール・セット内で指定されているターゲットおよびグループに対する、これらのインシデント・ルール・セット内で指定されているすべてのアクション。アクションとしては、インシデントの作成、イベント圧縮、インシデント・プロパティの設定、通知の送信などがあります。
- イベント圧縮ポリシー、またはインシデント・ルール・セット内で指定されているイベント圧縮ルールを使用した、イベント圧縮
- 通知の送信: 電子メール、SNMPトラップ、OSコマンド、Webフック、Slack
- チケッティング・コネクタを使用したチケットのオープン
- イベント・コネクタを使用した、外部システムへのイベントの送信
- ターゲットのライフサイクル・ステータス・プロパティに基づいたイベントの優先処理
ブラックアウト中のターゲットは、ブラックアウトが終了するまでモニタリングが一時停止されます。ブラックアウトが終了すると、ターゲットのモニタリングが再開されます。
ノート:
Enterprise Manager 13.5からEnterprise Manager 24aiにアップグレードするときは、ゼロ・ダウンタイム・モニタリング・サービスを使用できません。これは、Enterprise Manager 24aiを使用している場合のみ使用できます。Enterprise Manager 13.5からEnterprise Manager 24aiへのアップグレード中にモニタリングの可視性を実現するには、「Always-On Monitoring」を使用して、アップグレード中に発生する可能性があるクリティカル・アラートについて、電子メール通知が送信されるようにします。