Oracle Enterprise Manager (Private Cloud Appliance v2.3.1以上)でのOracle VM Managerの登録
Oracle Private Cloud Applianceバージョン2.3.1ではOracle VM Serverが3.4.2であるため、Oracle Enterprise Managerに登録する際にtcps証明書は必要ありません。Oracle VM Managerバージョン3.4には、証明書ベースの認証およびWebベースのユーザー・インタフェースに使用されるSSL証明書への署名に使用される内部認証局(CA)が含まれています。証明書は、Oracle Private Cloud Appliance 2.3.1ソフトウェアのインストール時に自動的に生成されます。Oracle VM Manager WebLogic証明書のエクスポートおよびインポートが必要になるため、詳細を次に示します。
Oracle Private Cloud Applianceソフトウェア2.3.1以上の新規インストールの場合は、次の手順に従います:
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rootユーザーとして、Oracle Private Cloud Applianceアクティブ管理ノードで、Oracle VM Managerの証明書をエクスポートします
/u01/app/oracle/ovm-manager-3/ovm_upgrade/bin/ovmkeytool.sh exportca > /u01/app/oracle/ovm-manager-3/ws
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エージェント・ユーザーとして、Oracle Private Cloud Applianceアクティブ管理ノードで、パスワード
welcome
を使用してOracle VM Managerの証明書をインポートします:/nfs/shared_storage/oemagent/agent_13.5.0.0.0/bin/emctl secure add_trust_cert_to_jks -trust_certs_loc /u01/app/oracle/ovm-manager-3/ws -alias ovmm
Oracle Enterprise Manager UIからOracle VM Server 3.4.2以上を登録するには、次のステップに従います。
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「エンタープライズ」メニューから、「クラウド」、「Oracle VMインフラストラクチャ・ホーム」の順に選択します。
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「インフラストラクチャ・クラウド」メニューから、「OVMマネージャへの登録」を選択します。Oracle VM Managerの追加ページが表示されます。
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登録するOracle VM Managerインスタンスの名前を入力します。
たとえば:
PCA-OVMM
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登録するOracle VM Managerインスタンスをモニターおよび管理するための管理エージェントを選択します。管理ノードで実行中のエージェントを選択します。
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Oracle VM Manager URLを入力します。
たとえば:
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tcps://
(Oracle VM Manager 3.4.2以降ではTCPSの指定は不要のため、ここではtcps://
などのダミーのURLを入力します。)Oracle VM ManagerのコンソールURLを入力します。これは、ゲストVM用にVNCコンソールを有効化するURLです。
このURLは次の書式で記述する必要があります。
https://<pca-oracle-vm-manager-FQDN>:7002/
デフォルトでOracle VM Managerからのデータは、一定時間間隔でEnterprise Managerとの自動同期が行われます。このオプションを有効にしない場合には、「自動同期」チェック・ボックスの選択を解除してデータを手動で同期します。自動および手動の同期オプションの詳細は、Oracle VM Managerターゲットの同期を参照してください。
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管理者のユーザー名およびパスワードを入力して、ステップ5に示すOracle VM ManagerのURLに接続します。Oracle VM Managerの管理に別の資格証明を使用する場合は、「管理資格証明の使用」チェック・ボックスを選択します。別の資格証明を指定しない場合、デフォルトでモニタリング資格証明が使用されます。
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「発行」をクリックし、Oracle VM Managerを登録します。これで、Oracle VM Managerを使用してEnterprise Manager内の仮想化ターゲットをモニターおよび管理できます。