ZDLRAの場所を問わないバックアップのレプリケーションとバックアップおよびリカバリの継続性で構成されたMAA Goldバックアップ構成
構成: 場所を問わないバックアップのレプリケーション用に構成されている異なるリカバリ・アプライアンスにバックアップおよび(オプションで) REDOを送信するように構成されたData Guardプライマリ・データベースおよびスタンバイ・データベースですが、バックアップおよびREDOは、実際にはいずれかのデータベースによってそれぞれのリカバリ・アプライアンスに送信されるのみです。また、プライマリ・データベースとスタンバイ・データベースはそれぞれ代替リカバリ・アプライアンス(バックアップおよびREDOの継続性)を使用して構成されています。
プライマリ・データベースからスケジュールされたバックアップ:

スタンバイ・データベースからスケジュールされたバックアップ:

MktingDBおよびMktingStbyは、それぞれData Guard構成のプライマリRACデータベースとスタンバイRACデータベースで、レプリケートされる保護ポリシーを使用してリカバリ・アプライアンスBoston_ZDLRAとNY_ZDLRAのペアとともにオンボーディングされます。場所を問わないバックアップのレプリケーションは、Boston_ZDLRAとNY_ZDLRAの間で、このデータベースの保護ポリシーに対して設定されます。これらのデータベースは、共通のvpcユーザーvpcuser1を使用してそれぞれのリカバリ・アプライアンスにバックアップするように構成します。グローバル名前付き資格証明DB_SYSDBA_USERはデータベースに対して、ターゲット固有の名前付き資格証明は各ホストDB_BOSHOST_CREDおよびDB_NYHOST_CREDに対して指定されます。-ship_redo_from_standby引数は使用されないため、REDO送信はプライマリ・データベースMktingDBからリカバリ・アプライアンスBoston_ZDLRAに設定されます。
バックアップおよびリカバリの継続性が必要であるため、入力ファイルには、プライマリ・データベースとスタンバイ・データベースの代替リカバリ・アプライアンスConcord_ZDLRAとHudson_ZDLRAもそれぞれリストされます。場所を問わないバックアップのレプリケーションは、Boston_ZDLRAとConcord_ZDLRAの間、およびNY_ZDLRAとHudson_ZDLRAの間で、このデータベースの保護ポリシーに対して設定されます。
EMCLIコマンド:
emcli configure_db_ha
-configureBackupToRA -backup_config="GOLD_WITH_REP" -input_file="target_list:
/tmp/dblist" -br_continuity
/tmp/dblistファイルの内容:
target.0.target_name="MktingDB"
target.0.target_type="rac_database"
target.0.ra_target_name="Boston_ZDLRA"
target.0.ra_vpc_username="vpcuser1"
target.0.db_cred="DB_SYSDBA_USER"
target.0.db_host_cred="DB_BOSHOST_CRED"
target.0.alternate_ra.0.target_name="Concord_ZDLRA"
target.1.target_name="MktingStby"
target.1.target_type="rac_database"
target.1.ra_target_name="NY_ZDLRA"
target.1.ra_vpc_username="vpcuser1"
target.1.db_cred="DB_SYSDBA_USER"
target.1.db_host_cred="DB_NYHOST_CRED"
target.1.alternate_ra.0.target_name="Hudson_ZDLRA"