品質タイルを使用したデータの強化

変換エディタでデータセットを編集すると、Oracle Analyticsに各データ列の品質タイルが表示されますが、そのタイルにはデータ品質のビジュアル・サマリーが表示され、データ品質の分析とデータの強化を行うことができます。

1. ホーム・ページで、データセットまたはワークブックを開きます。
   • データセットにカーソルを合せ、「アクション」をクリックして「開く」を選択します。 「データ・ダイアグラム」または「結合ダイアグラム」でデータ・ソースを右クリックし、「開く」をクリックして変換エディタを表示します。
   • データセットを含むワークブックにカーソルを合せ、「アクション」をクリックし、「開く」を選択し、次に「データ」をクリックします。 「データ・ダイアグラム」または「結合ダイアグラム」でデータ・ソースを右クリックし、「開く」をクリックして変換エディタを表示します。
2. 品質インサイトを使用して、データの深い意味的な理解に基づいて、その列のコンテンツの品質の即座のアセスメントを取得します。
   
   
   図quality-insights-charts.pngの説明
   
   たとえば、品質バーにカーソルを合せ、列の有効な値の数と無効な値の数を表示します。 赤色でマークされた領域をクリックし、無効な値でフィルタします。
   
   
   図quality-insights.pngの説明
   
3. 一時的なフィルタを適用してデータを探索するには、フィルタとして使用する1つ以上の値をクリックします。
   Oracle Analyticsでは、緑色のボックスでフィルタ値を強調表示します。 値のフィルタを解除するには、再度値をクリックします。
   
   
   図quality-insights-filter.pngの説明
   
   値をフィルタすると、Oracle Analyticsでは、すべてのデータ列を更新して、選択したフィルタ値に関連する行のみを表示します。 長いリストの下部に近い値をフィルタすると、値を選択解除するためにこれを見つける際に、リストのスクロール・ダウンが必要になる場合があります。
   ノート: 品質タイルで適用する一時的なフィルタは、データとともに保存されません(データ準備スクリプトに追加されません)。
4. 列の名前を変更するには、列名をクリックして値を編集します。
   
   
   図quality-insights-rename-columns.pngの説明
   
5. 値を編集するには、次のようにします。
   1. 品質タイルで、変更する値をダブルクリックします。
      
      
      図quality-insights-replace-1.pngの説明
      
   2. Oracle Analyticsでは、元の値を含んでいた各行に指定した値を挿入します。
6. nullまたは欠落している値を修正するには:
   1. 品質タイルで、リストの最後の値にスクロールします。
      データに欠落した値がある場合、「欠落またはNull」が赤色で強調表示されます。
      
      図quality-insights-cleanse-1.pngの説明
      
   2. 「欠落またはNull」をダブルクリックして、使用する値を入力します。
      Oracle Analyticsは指定した値を、それぞれの欠落行またはNull行に挿入します。
      
      図quality-insights-cleanse-2.pngの説明
      
   品質インサイトに適用した変更が、データ準備スクリプトに追加されます(フィルタを除く)。