7.6 Oracle Machine Learning for Rのデータベース・ユーザーの作成
Database 23aiでは、Oracle Database 23aiに付属のrquser.sql
スクリプトは、$ORACLE_HOME/R/server
ディレクトリにあります。このスクリプトによって新しいOML4Rユーザーが作成され、同じディレクトリ内のスクリプトrqgrant.sql
によって、必要な権限がその新しいユーザーに適用されます。
例7-2 OML4Rユーザーの作成
$ORACLE_HOME/R/server/rquser.sql
例7-3 SQL*PlusでのOML4Rユーザーの作成
SQL*PlusでOML4Rユーザーを作成するには、次のステップを実行します。OML4Rユーザーは、次のコマンドを使用するか、rquser.sqlスクリプトを実行して作成できます。必要な権限をOML4Rユーザーに適用するには、次のコマンドを使用するか、rqgrant.sqlスクリプトを実行します。
システム権限を使用してログインし、該当する場合はPDBに移動します:
SQLPLUS / AS SYSDBA;
alter session set container=<PDBNAME>;
rquser.sql
スクリプトに次の引数を指定します:- 引数1: ユーザー名(RQUSERなど)
- 引数2: ユーザー・パスワード
- 引数3: デフォルト表領域(USERSなど)
- 引数4: 一時表領域(TEMPなど)
- 引数5: デフォルト表領域の割当て制限(無制限など)
引数1 - ユーザー名(RQUSER)引数2 - ユーザー・パスワード引数3 - デフォルト表領域(USERS)引数4 - 一時表領域(TEMP)引数5 - デフォルト表領域の割当て制限(無制限)
- RQADMINロールについて
server
スクリプトのインストール・プロセスでは、RQADMINという名前のデータベース・ロールが作成されます。