9.3.1.1 実行するための入力関数
すべてのEmbedded R Execution関数には、スクリプトの実行時に適用するR関数が必要です。
次の相互に排他的な引数のどちらかを使用して入力関数を指定します。
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                        FUN
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                        FUN.NAME(およびオプションのFUN.OWNER)
FUN引数は、関数オブジェクトを直接指定された関数としてまたはR変数に割り当てられた関数として使用します。RQADMINロールを持つユーザーのみが、埋込みR関数の呼出し時にFUN引数を使用できます。
                  
FUN.NAME引数は、OML4RのRスクリプト・リポジトリに格納されているスクリプトを指定します。格納されたスクリプトには、スクリプトの実行時に適用する関数が含まれます。すべてのOML4Rユーザーが、埋込みR関数の呼出し時にFUN.NAME引数を使用できます。
                  
オプションの引数FUN.OWNERには、Rスクリプト・リポジトリ内のスクリプトの所有者を指定します。所有者は、スクリプトを作成したユーザーです。この引数は、FUN.NAME引数とともにのみ使用します。FUN.NAMEが、読取りアクセス権を付与されているプライベート・スクリプトである場合は、FUN.OWNNERを使用して、プライベート・スクリプトの所有者を指定してください。
                  
RQSYSスキーマは、パブリック・スクリプトおよび事前定義済のOML4Rスクリプトの所有者です。事前定義済スクリプトのリストは、help("ore.doEval")を実行し、FUN.NAME引数の説明を参照してください。FUN.OWNNERが指定されていないか、NULLである場合、OML4Rによって、現行のセッションのユーザー、RQSYSの順に所有者が検索されます。スクリプトの所有者が現行のユーザーまたはRQSYSでない場合は、エラーが発生します。
                  
ノート:
OREmodelsパッケージのOML4R関数であるore.glm、ore.lm、ore.neuralおよびore.randomForestは、Embedded R Executionフレームワークを内部で使用し、Embedded R Execution関数では使用できません。
                     
親トピック: スクリプトを実行する関数の引数