2.3.4 接続のインポート

共通の接続ストアに、1つ以上の接続をインポートします。

接続ファイルには、暗号化されたパスワードやその他の資格証明が含まれている可能性があります。

暗号化されたパスワードを使用して接続をインポートする場合、パスワードを復号化するために暗号化キーが必要です。暗号化キーは、最初にシークレットで保護することにより、importコマンドで指定できます。シークレットの使用方法の詳細は、SECRETコマンドを参照してください。importコマンドにキーが指定されていない場合は、キーをリクエストするためのプロンプトが表示されます。

パスワードは、-strip_passwordsオプションを指定することにより、インポートされた接続から削除できます。

構文

connmgr|cm import {OPTIONS} {PARAMETERS}

オプション

オプション 説明
-duplicates | d | dups

{ignore|rename|replace}

名前が既存の接続と一致するインポートされた接続の処理方法を示します。

  • IGNORE: 重複する接続をスキップします。
  • RENAME: 名前の最後に一意の番号を追加して、重複する接続の名前を変更します。
  • REPLACE: 既存の接続を新しい接続に置き換えます。
-key ファイル内のパスワードの暗号化に使用される暗号化キーを保護するシークレットのパブリック名。

ノート:

暗号化キーが無効な場合、接続は削除されたパスワードでインポートされます。
-strip_passwords | s | strip 暗号化されたパスワードがインポートされた接続から削除されることを示します。

パラメータ

パラメータ 説明
path インポートする1つ以上の接続を含む単一のファイルまたはディレクトリ。パスがアーカイブ・ファイルの場合、アーカイブで単一の接続定義がチェックされます。パスがJSONファイルの場合は、レガシー接続定義がチェックされます。パスがディレクトリの場合、接続定義を含むアーカイブがさらに存在するかどうかがチェックされます。

暗号化キーのシークレットを作成し、ファイルから接続をインポートするときにシークレット名を指定するには、次のようにします。

SQL> SECRET SET mySecret <encryption key>
  SQL> CONNMGR IMPORT -KEY mySecret myconns.json