19.5.30での変更点
Oracle NoSQL Databaseリリース19.5.30 Enterprise Editionでは次の変更が行われました。
トピック
バグとパフォーマンスの修正
- LOG_FILE_NOT_FOUND例外が生成される可能性があるバグが修正されました。TTLが使用されていて、一部の行でTTLが時間単位で使用されその他の行で日単位で使用されている場合、またはTTLが更新されて単位が時間単位から日単位に変更されている場合、行が削除された後に例外が発生する可能性があります。この例外からリカバリするには、リストアが必要でした。[KVSTORE-406]
- makebootconfigからDNSキャッシュTTLパラメータを設定すると、管理から"verify configuration"コマンドを実行したときに違反警告になる可能性がある問題が修正されました。問題は、SNがTTL設定値を正しく採用しているが、SNのデプロイメント中に管理が更新されず、不一致に関する違反警告が発生することです。警告は次のようになります。
[KVSTORE-373]Verify: sn1: Mismatch between metadata in admin service and sn1: Parameters in Admin database but not from configuration for service sn1: dnsCacheTTL=10
- DbVerifyLogユーティリティで、VLSNシーケンスが検証されるようになりました。
[KVSTORE-313]
- 短時間に多数の新しいクライアント接続が確立されたときに、サービス・プロセスでOutOfMemoryErrorsが発生する可能性のあるバグを修正しました。セキュア・ストアでは、この問題が発生する可能性が高くなります。また、一般にヒープ・サイズが小さいSNでは高頻度で発生します。このような問題のあるプロセスからのヒープ・ダンプには、多数のSSLDataChannelおよびConnectTimeoutTaskが表示されます。
[KVSTORE-288]
- 同じキーに対する同時削除リクエストで削除操作がデッドロックする可能性があるという問題を修正しました。[KVSTORE-272]
- マスター転送の間に、レプリカからの確認応答待ちのトランザクションで、待機が終了しInsufficientAcksExceptionが返されるようになりました。これにより、古いマスターがより速くレプリカに移行できるようになります。
[KVSTORE-137]