21.2.46での変更点

Oracle NoSQL Databaseリリース21.2.46 Enterprise Editionでは次の変更が行われました。

バグとパフォーマンスの修正

  1. UUID列がある表を変更できなくなる(スキーマ進化前に挿入された行がスキーマ進化後にデシリアライズされない)という不具合を修正しました。

    [KVSTORE-1357]

  2. キー専用表を後で変更してアイデンティティ列を追加した場合にその変更前に挿入されたキー専用行を読み取ろうとするとエラーが発生するという不具合を修正しました。

    [KVSTORE-1370]

  3. 表に自動生成されたIDまたはUUID列がありVALUES句の前に列リストが使用されている場合のSQL INSERTにおける不具合を修正しました。この場合は、誤って例外がスローされます。

    [KVSTORE-1371]

  4. プロキシベースの問合せのサーバー側実行計画をデシリアライズする際の互換性の問題を修正しました。次の2つの問題を解決しました。
    1. サーバーより新しいkvclientで問合せが準備されます。
    2. バージョンV1のkvclientで問合せが準備されます。準備された問合せがアプリケーションによってキャッシュされます。その後、kvclientとkvserverがV2にアップグレードされます。アプリケーションによって、キャッシュされた問合せが再び実行されます。この場合には、サーバーによって、V1ではなくV2を使用して問合せ計画のデシリアライズが試行されます(失敗します)。

    [KVSTORE-1363]

  5. KVStoreハンドルがUnknownHostExceptionまたはUnresolvedAddressExceptionの発生下で繰り返し作成されるとsock typeファイル記述子がリークするという問題を修正しました。

    [KVSTORE-1515]