ログ・ファイル圧縮

serviceLogFileCompressionストレージ・ノード・パラメータを設定すると、ログ・ファイルを圧縮できます。これにより、同じディスク領域に保存するロギング出力が大幅に増加します。その結果、ログを長期間保持でき、デバッグ目的でログを使用できるようになります。ログ・ファイルは、標準のgzipアルゴリズムで圧縮されます。デフォルトでは、ログ・ファイルの圧縮には、圧縮されていないファイルと比較して約5倍のデータが格納されます。

ログ・ファイル圧縮を有効にする場合は、関連するストレージ・ノード・エージェントを再起動して、新しい設定が新しいファイルに反映されるようにし、既存のファイルを圧縮します。ログ・ファイルのサイズは、定義した制限を一時的に超える場合があります。ストア結合デバッグ・ログ、統計ファイルおよびパフォーマンス・ファイルのローテーションされたコピーが圧縮されます。また、サービス・デバッグ・ログ・ファイルは、すべてのストレージ・ノード、レプリケーション・ノード、管理およびアービタ間で圧縮されます。

ローテーションされた圧縮ログ・ファイルの名前は、.gz接尾辞で変更され、標準ログ・ローテーション番号のかわりに作成時間を使用するようにファイル名が変更されます。

たとえば:

圧縮前のログ・ファイル 圧縮後のログ・ファイル
rg1-rn1_1.log rg1-rn1_20220720-201902.log.gz

ここで、標準のローテーションされたログ・ファイルrg1-rn1_1.logは、圧縮後にrg1-rn1_20220720-201902.log.gzに変更されます。ログ・ファイルの日付部分は、ファイルが2022-07-20 20:19:02 UTCに作成されたことを意味します。

ローテーションされた複数のログ・ファイルが同じ秒内に作成されると、ファイル名の日付部分に一意の接尾辞が追加されます。

例: rg1-rn1_20220720-201902-1.log.gz

ノート:

  • 標準のログ・ディレクトリでの余分なディスク領域の使用を回避するために、gzcatコマンドを使用すると、圧縮されたファイルを解凍せずに内容を表示できます。zgrepコマンドを使用して、圧縮されたログ・ファイルを検索します。ファイルを別のディレクトリに解凍することもできます。手動で解凍されたファイルは自動的に削除されません。
  • ブートストラップ・デバッグ・ログ・ファイル、GCログ・ファイル、JEデバッグ・ログ・ファイルおよびJE統計ファイルは圧縮されません。