Oracle Formsのアップグレードの計画
バージョン14.1.2.0.0へのアップグレードは、開始バージョンが12.2.1.4または12.2.1.19の場合のみサポートされています。
続行する前に、まず既存のOracleホームおよびドメインのバックアップを作成することをお薦めします。
アップグレードを計画するときは、ソフトウェアのインストール先を決定する必要があります。次の2つのオプションがあります。
- 以前のバージョンがインストールされていたのと同じOracleホーム・パスを使用します。これはインプレース・アップグレードと呼ばれます。
- 新しいOracleホーム・パスを使用します。これはアウトオブプレース・アップグレードと呼ばれます。
インプレース・アップグレードでは、以前と同じOracleホーム・ディレクトリ・パスを引き続き使用することを想定しています。この場合は、既存のOracleホーム・ディレクトリの名前を変更し、以前に使用したディレクトリ・パスに新しいソフトウェアをインストールしてから、バックアップ(名前変更された)ディレクトリから必要なファイルをコピーします。次に、この章の手順に従って、WLS再構成ウィザードおよびアップグレード・アシスタントを実行します。
アウトオブプレース・アップグレードは、Oracle Formsを新しいディレクトリ・パスにインストールする場合に使用します。このオプションの場合は、新規インストール用のソフトウェアを新しいディレクトリ・パスにインストールします。次に、この章の手順に従って、WLS再構成ウィザードおよびアップグレード・アシスタントを実行します。
完了する必要がある正確なステップは、実行しているアップグレードのタイプおよび開始バージョンによって異なります。この章の項を十分に確認して、現在の環境に必要な手順を判断してください。
現在のバージョンが12.2.1.4より前の場合は、まず12.2.1.4または12.2.1.19にアップグレードしてから先に進む必要があります。そのバージョンへのアップグレード方法の詳細は、該当するバージョンの『Oracle Formsのインストール』を参照してください。
稼働中の12.2.1.4または12.2.1.19環境があると思われる場合は、このドキュメントに戻って続行してください。