リポジトリ作成ユーティリティの使用

Oracle Forms and Reportsを構成するためのリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)のスキーマを設定します。

ノート:

Oracle Forms Developmentテンプレートに基づくドメインでは、RCUの実行は必要ありません。

Oracle Fusion Middleware InfrastructureをインストールしてOracleホームを作成した後、ORACLE_HOME/oracle_common/binディレクトリからRCUを起動し、スキーマを設定します。

$ORACLE_HOME/oracle_common/bin/rcu.sh (MS Windowsではrcu.bat)を実行します。特に指定がなければ、「次へ」をクリックして次の画面に進みます。

表2-3 スキーマの設定ステップ

画面	説明
ようこそ	この画面では、RCUが紹介されます。
リポジトリの作成	「リポジトリの作成」を選択し、「システム・ロードおよび製品ロード」(デフォルト)を選択します。データベースのsysdba権限が必要です。
データベース接続の詳細	RCUデータベース接続の詳細を指定します。必要な情報をすべて指定した後、「次へ」をクリックします。 前提条件チェックの進行状況を示す「前提条件チェック」ダイアログが表示されます。エラーなしでデータベースのチェックが完了したら、「OK」をクリックしてダイアログを閉じ、次の画面に進みます。 ノート: データベースの「エディション」オプションを有効にしないことによる潜在的な影響を説明する警告が表示される場合があります。このオプションに精通していない場合は、『Oracle Database開発ガイド』のエディションベースの再定義の使用に関する項を参照してください。
コンポーネントの選択	「新規接頭辞の作成」を選択し、一意のスキーマ接頭辞(PRODなど)を入力します。 この接頭辞と、インストールするコンポーネントのスキーマ名は忘れないでください。これらの値を書き留めておくことをお薦めします。 「Oracle ASリポジトリ・コンポーネント」を選択して、すべてのコンポーネントを選択します。 前提条件チェックの進行状況を示す「前提条件チェック」ダイアログが表示されます。完了したら、「OK」をクリックしてダイアログを閉じ、次の画面に移動します。
スキーマ・パスワード	ほとんどの場合、「すべてのスキーマに同じパスワードを使用」(デフォルト)が適切です。「パスワード」フィールドにパスワードを入力します。 スキーマごとに異なるパスワードを選択する場合は、他のオプションのいずれかを選択し、要求されたパスワードを入力します。 ノート: この画面で入力したパスワードを記憶してください。この情報は、製品インストールの構成フェーズで必要になります。
表領域のマップ	この画面を使用して、作成するスキーマの目的の表領域マッピングを構成します。ほとんどの場合、デフォルト設定が適切であり、この画面ではアクションは必要ありません。完了後、「次へ」をクリックします。 「リポジトリ作成ユーティリティ」ダイアログが表示され、これらの表領域の作成を確認するよう求められます。「OK」をクリックしてダイアログを閉じ、続行します。 「表領域の作成」ダイアログが表示され、表領域作成の進行状況が示されます。表領域の作成後、「OK」をクリックしてこのダイアログを閉じ、次の画面に進みます。
サマリー	画面の情報を確認します。後でサイレント・インストールを実行する場合は、「レスポンス・ファイルの保存」をクリックします。「作成」をクリックし、スキーマの設定を開始します。 「システム・ロード」進捗ダイアログが表示されます。完了すると、ダイアログが閉じます。
完了サマリー	この画面の情報を確認し、操作が正常に完了したことを確かめます。「閉じる」をクリックして、スキーマの設定を完了し、RCUを終了します。