3 レスポンス・ファイルを使用したサイレント・アップグレードの実行

Upgrade Assistantを使用して、サイレント・アップグレードを実行するためのレスポンス・ファイルを作成します。

レスポンス・ファイルを作成してUpgrade Assistantの画面で入力される情報を記録する場合、サイレント・モードのコマンドラインを使用して、後で同じアクションを実行できます。

アップグレード・レスポンス・ファイルの作成

グラフィカル・ユーザー・インタフェース(GUI)・モードでUpgrade Assistantを実行する場合、レスポンス・ファイルの生成を選択できます。

「アップグレード・サマリー」画面の「レスポンス・ファイルの保存」オプションは、Upgrade Assistant画面ですでに入力した情報を格納するファイルを作成します。

「レスポンス・ファイルの保存」オプションを選択すると、レスポンス・ファイルの名前と保存場所を入力するように求められます。作成されたら、そのファイルをそのまま使用して他のシステムにアップグレード・オプションを複製するか、必要に応じて変更できます。

レスポンス・ファイルを使用したUpgrade Assistantの起動

Upgrade Assistantでレスポンス・ファイルを使用して、サイレント準備状況チェックまたはアップグレードを完了します。

レスポンス・ファイルを使用してUpgrade Assistantを起動するには:

  1. 14c (14.1.2.0.0) Oracle Home /oracle_common/upgrade/binディレクトリに移動します。
    (UNIX) ORACLE_HOME/oracle_common/upgrade/bin
    	
    (Windows) ORACLE_HOME\oracle_common\upgrade\bin
  2. 次のコマンドを入力します。
    (UNIX) ./ua -response response_file[-examine] [-logLevel log_level] [-logDir log_directory] [-threads number]
    (Windows) ua.bat -response response_file[-examine] [-logLevel log_level] [-logDir log_directory] [-threads number]