7 非OHS WebGateのアップグレード
この項では、Apache、IHS、IISなど、OHS以外のWebコンテナ用の既存の12c (12.2.1.4.0) WebGates環境を14c (14.1.2.0.0)にアップグレードするために必要なステップについて説明します。
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動作保証要件とシステム要件の確認
ご使用の環境が必要な要件を満たしていることを確認するには、動作保証マトリックスおよびシステム要件のドキュメントをレビューします。アップグレードを開始する前に、OS動作保証、Webサーバー(Apache、IHSまたはIIS)およびVCランタイム・バージョン(Windows)のすべての前提条件が満たされていることを確認します。
新しい動作保証要件が確認されると、その要件はすぐに該当する動作保証に関するドキュメントに追加されます。新しい動作保証要件は随時確認される場合があるため、動作保証に関するドキュメントはドキュメント・ライブラリの外部に置かれ、オラクルの技術リソースで提供されています。14c (14.1.2.0.0)の動作保証マトリックスに関する説明を参照してください。
ノート:
動作保証、システム要件および相互運用性情報を確認する際には必ず、特にオペレーティング・システム要件について確認してください。明示的にご使用のオペレーティング・システム環境専用に設計されたソフトウェアをダウンロードすることが重要です。 -
このリリースのOracle Fusion MiddlewareでJDKが動作保証されていることの確認
64ビットのJava runtime environment (JRE) 17以上をインストールしておく必要があります。
Oracle Technology Network (OTN)で、Oracle Fusion Middlewareのサポート対象システム構成 に関する情報を参照して、現在使用しているJDKがサポートされていることを確認します。
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OAP over RESTへの切替え(必要な場合)
アップグレードするWebGateがOAMサーバーとの通信にOAP over TCPを使用している場合は、OAP over RESTを使用するように切り替えます
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完全なバックアップの作成
12.2.1.4.0 WebGateの既存のインストールがバックアップされ、別の場所にコピーされていることを確認します。
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カスタマイズされたスクリプトおよび構成ファイルの保守
新しいWebGate 14c (14.1.2.0.0)ソフトウェアは、以前の12c (12.2.1.4.0) WebGateインストールと同じ場所にインストールされるため、様々な構成(Webサーバー構成ファイル、カスタム・スクリプトなど)のWebGate Oracleホームへの参照は、このインストールを参照するWebGateインスタンスに対して引き続き有効です。
例外:- 古い12.2.1.4.0インストールのWebGateインスタンス・ディレクトリがWebGate Oracleホームの下にあり、前述のバックアップ・ステップ中に移動された場合は、新しい14cインストールで同じ場所にコピー/リストアする必要があります。
LD_LIBRARY_PATH
またはPATH
にWebgate_Oracle_Home/lib
またはWebgate_Oracle_Home/bin
の場所を含めるように、Apache/IHS/IIS起動スクリプトを更新することが必要になる場合があります。
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IIS WebGateの権限の追加
12c (12.2.1.4.0) IIS WebGateと同じ場所にIIS WebGate 14c (14.1.2.0.0)をインストールした後、新しい権限を追加する必要があります。
- 次のコマンドを実行します。
set WebGateHome=<14.1.2-Webgate-OH> cacls %WebGateHome% /E /T /G IUSR:f cacls %WebGateHome% /E /T /G IIS_IUSRS:f cacls %WebGateHome% /E /T /G NETWORK:f cacls %WebGateHome% /E /T /G "NETWORK SERVICE":f
- 次のディレクトリにある12.2.1.4.0 WebGateインストールからwebgate.iniファイルをコピーし、同じ場所にある新しい12c (12.2.1.4.0)インストールにコピーします。
OH\webgate\iis\lib
- 次のコマンドを実行します。