Enterprise Data Quality (EDQ) Address Verificationは、次の2つのコンポーネントで構成されています。

  • Address Verification Serverは、Oracle Software Delivery Cloudから入手できるZIPファイルを使用してインストールします。

  • Global Knowledge Repositoryは、Address Verificationで使用されるデータで、オラクル社のパートナであるLoqate社から直接購入する必要があります。

これらのコンポーネントのインストールと構成は、このドキュメントの手順に従って行ってください。

1.1 ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクルのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracleサポートを利用できるアクセス

サポートをご購入のOracleのお客様は、My Oracle Supportにアクセスして電子サポートを受けることができます。詳細情報はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=infoか、聴覚に障害のあるお客様はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trsを参照してください。

1.2 表記規則

このドキュメントでは、次のテキスト表記規則が使用されます:

表記規則 意味

boldface

太字体は、アクションに関連付けられたグラフィカル・ユーザー・インタフェース要素や、本文または用語集で定義されている用語を示します。

italic

イタリック体は、ブック・タイトル、強調、またはユーザーが特定の値を指定するプレースホルダー変数を示します。

monospace

等幅体は、段落内のコマンド、URL、サンプル内のコード、画面に表示されるテキスト、またはユーザーが入力するテキストを示します。

1.3 Address Verification Serverのインストール

この項では、Address Verification Serverのインストールの前提条件と、様々なEDQサーバー環境へのインストールについて説明します。

1.3.1 インストールの前提条件

EDQ AVはEDQバージョン9.0.10以降がインストールされていることが必要です。

EDQのインストールの詳細は、インストールするリリースのOracle Enterprise Data Qualityインストレーション・ガイドを参照してください。

1.3.2 インストール可能な追加コンポーネント

インストール中に選択できるその他のコンポーネントは次のとおりです。

  • インストール・マネージャ: 必要なデータ・ファイルをインストールするもので、Loqate社から別途購入します。

  • バッチ・プロセッサ: EDQ Address Verificationをスタンドアロンで使用できるようになります

  • デモ・インタフェース: EDQ環境がなくても、EDQ Address Verificationをテストできるようになります。

1.3.3 EDQ Address Verification製品の入手

EDQ Address VerificationのZIPインストール・ファイルは、Oracle Software Delivery Cloudからダウンロードできます。次の手順を実行します。

ノート:

Oracleでは、新しいバージョンのEDQ Address Verificationをバンドル・パッチとしてリリースする場合があります。My Oracle Support (https://support.oracle.com/)にアクセスして最新バージョンを確認してください。
  1. Webブラウザに、Oracle Software Delivery CloudのURLを入力します。

    http://edelivery.oracle.com/

  2. 「サインイン/登録」をクリックします。

    ノート:

    まだログインしていない場合、オラクル社のシングル・サインオン・ページが表示されます。OracleのユーザーIDおよびパスワードを入力し、「サインイン」をクリックします。

    「条項および規制」ページが表示されます。

  3. 「Oracle Software Delivery Cloudトライアル・ライセンス契約」のチェック・ボックスをクリックし、「続行」をクリックします。

    「メディア・パックの検索」ページが表示されます。

  4. 「メディア・パックの検索」ページで、次の手順を実行します。

    1. 製品パックの選択ドロップダウン・リストをクリックし、製品パックの選択ドロップダウン・リストからOracle Fusion Middlewareを選択します。

    2. 「プラットフォーム」ドロップダウン・リストをクリックし、EDQをインストールするプラットフォームを選択します。

    3. 「実行」をクリックします。

    「結果」リストが展開して、検索基準に該当する入手可能なすべてのメディア・パックが表示されます。

  5. Oracle Enterprise Data Quality Address Verification Serverメディア・パック・オプションを選択します。

  6. 「ダウンロード」ボタンをクリックします。

  7. ファイルを保存するディレクトリを参照します。保存をクリックしてファイルのダウンロードを開始します。ZIPファイルがダウンロードされます。

  8. ZIPファイルを一時ディレクトリに解凍します。

1.3.4 Windows環境へのAddress Verificationのインストール

  1. EDQ Address VerificationのZIPファイルを、EDQサーバーの選択したディレクトリに展開します。

  2. 展開されたディレクトリのwindowsサブディレクトリに移動します。

  3. ご使用のWindows環境に適したインストール・ファイルを右クリックし、「管理者として実行」を選択します。

    • setup_win_x64_vs2005

      または

    • setup_win_x64_vs2019
  4. インストール・ディレクトリを指定します。デフォルトはC:\Program Files\EDQAV\ですが、別のディレクトリを指定できます。

  5. インストールするコンポーネントとして、C++ API、Java APIおよびインストール・マネージャを選択します。その他のコンポーネントはオプションです。

    インストーラ・ウィザード・ウィンドウの最後から2番目に、インストール・マネージャ・コンポーネントへのパスがあります。インストールの完了および検証後に、インストール・マネージャを実行できるよう、このパスをノートにとっておいてください。

  6. インストールが完了したら、EDQインストールのoedq_local_home/avディレクトリにあるav.propertiesファイルが、Address Verification Serverインストールの場所を指していることを確認します。詳細は、「Address Verification Serverの構成」を参照してください。

  7. av.propertiesファイルを変更した場合は、EDQアプリケーション・サーバーを再起動してください。

  8. SYSTEMパス変数が追加されていることを確認します。たとえば:

    1. Windows 7オペレーティング・システムでは、「コントロール パネル」を開き、「システム」をダブルクリックして、「システムの詳細設定」を選択します。

    2. 「詳細設定」タブを選択します。

    3. 「環境変数」をクリックします。

    4. PATH変数にAddress Verificationインストールのパスがない場合は、リストされているその他のパスとセミコロンで区切り、手動で追加します。

    5. サーバーを再起動します。

1.3.5 LinuxまたはUNIX環境へのAddress Verificationのインストール

Address Verification ServerをSolaris、AIXまたはLinux環境にインストールするには、次の手順を実行します。

  1. EDQ Address VerificationのZIPファイルを、EDQサーバーの一時ディレクトリに展開します。

  2. サーバー・プラットフォームに関連するaixhpuxlinuxまたはsolarisのサブディレクトリに移動します。

  3. インストーラ・ファイルの権限で、実行が許可されていることと、chmodコマンドを使用して変更可能であることを確認します。

    たとえば、Solarisインストーラの場合、コマンドは次のようになります。

    chmod +x solaris_sparc_installer

  4. ご使用のサーバー・プラットフォームに対してインストーラを実行します。たとえば、./linux_installer_x64です。

    linuxの場合は2つのインストーラがあります。

    • linux_installer_x64

      または

    • linux_installer_x64-gcc7

    AIXの場合、インストーラは次のとおりです。

    • aix71_installer

      または

    • aix72_installer

    hpuxの場合、インストーラはhpux_installerです。

  5. インストール・ディレクトリを指定します。デフォルトは/opt/edqavですが、別のディレクトリを指定できます。

    Address Verificationコンポーネントが、番号付きのリストで表示されます。現在選択されているコンポーネントは、左側にアスタリスクが付きます。

  6. 「11」を選択してインストールを続行し、デフォルトのコンポーネントをインストールします。

  7. インストーラ・ウィザード・ウィンドウの最後から2番目に、インストール・マネージャ・コンポーネントへのパスがあります。インストールの完了および検証後に、インストール・マネージャを実行できるよう、このパスをノートにとっておいてください。

  8. インストールが完了したら、EDQインストールのconfig/avディレクトリにあるav.propertiesファイルが、AV Serverインストールの場所を指していることを確認します。詳細は、「Address Verification Serverの構成」を参照してください。

  9. av.propertiesファイルを変更した場合は、EDQアプリケーション・サーバーを再起動してください。

1.3.6 公開されたプロセッサのインストール

Address Verificationプロセッサの結果を要約する、次に示す2つの公開されたプロセッサをインストールできます。

  • Summarize Address Verificationプロセッサは、住所の検証プロセッサの結果を要約する公開済プロセッサです。Address Verificationによって追加されたav.AccuracyCodeフラグを読み取り、検証されたレコード数、対象レベル、郵便番号の変更の有無を示すビューなど、多数の結果ビューを生成します。

  • Summarize GeoCoding Resultsプロセッサは、ジオコーディング・オプションが有効化されているAddress Verificationの後に、データに対して実行される公開済プロセッサで、正確性の観点からジオコーディング結果を要約します。

プロセッサは、展開されたAddress VerificationのZIPファイルのadditional processorsディレクトリにある.dxiファイルに含まれています。

プロセッサをインストールするには、次のようにします。

  1. 次のいずれかを実行して、インストールを開始します。

    • EDQディレクタを起動します。「ファイル」「パッケージ・ファイルを開く」の順に選択します。additional processorsディレクトリへ移動し、Summarize Address Verification.dxiファイルまたはSummarize GeoCoding Results.dxiファイルをダブルクリックします。

    • EDQディレクタを起動します。additional processorsディレクトリへ移動し、Summarize Address Verification.dxiファイルおよびSummarize GeoCoding Results.dxiファイルをプロジェクト・ブラウザにドラッグします。

    • additional processorsディレクトリへ移動し、いずれかの.dxiファイルをダブルクリックしてEDQディレクタを起動します。

  2. Summarize Address VerificationプロセッサおよびSummarize GeoCoding Resultsプロセッサをクリックして、「公開されたプロセッサ」ディレクトリにドラッグし、これらのプロセッサのインストールを完了します。

1.3.7 Global Knowledge Repositoryのインストール

Global Knowledge Repositoryは、Address Verificationで使用されるデータで構成されており、オラクル社のパートナであるLoqate社から直接購入する必要があります。リポジトリは、インストール中に追加されるAddress Verificationコンポーネントである、インストール・マネージャを実行することでインストールされます。

InstallManagerユーティリティは、グラフィカル・ユーザー・インタフェースまたはコマンドラインから実行できます。インストール手順は、購入したライセンスに固有です。手順に従って、購入したライセンスに関連するデータをインストールします。GBG Loqateのライセンス・キーが必要です。必ず、ナレッジ・ベース・データ・ファイルをインストールするオプションを選択してください。データ・ファイルの詳細なインストール手順は、「Data installation and update process」を参照してください。

Global Knowledge Repositoryデータ・ファイルのインストールには、次のディレクトリを使用することをお薦めします。

  • Windows: C:\Program Files\EDQAV\data

  • Solaris、AIXまたはLinux: /opt/edqav/data

インストール・ディレクトリがav.propertiesファイルに正しく指定されていることを確認してください(詳細は、「Address Verification Serverの構成」を参照してください)。

ノート:

複数のEDQサーバーがあり、そのいずれでも住所の検証を使用する必要がある場合は、Address Verification Serverとデータ・ファイルの両方をネットワーク・ファイル・システムでマウントし、複数のサーバー間で共有することが可能です。

1.4 EDQ Address Verificationのアップグレード

この項では、Address Verification ServerおよびGlobal Knowledge Repositoryのアップグレード方法を説明します。

Address Verification Serverと、それを使用するLoqate社のGlobal Knowledge Repositoryデータ・ファイルの両方をアップグレードする必要があります。比較的新しいバージョンのAddress Verification Serverは、古いバージョンのGlobal Knowledge Repositoryデータ・ファイルとは連携しません。

Global Knowledge Repositoryデータ・ファイルは、オラクル社のパートナであるGBG Loqateから入手してください。

1.4.1 Address Verification Serverのアップグレード

Address Verification Serverをアップグレードするには、次の手順を実行します。

  1. Address Verification Serverとそのデータ・ファイルが含まれる現在のディレクトリ、または複数のディレクトリの名前を変更(あるいはバックアップして削除)します。
  2. 前のバージョンがインストールされていたディレクトリの場所に、新しいバージョンをインストールします。システム・パス変数や、EDQがAddress Verification Serverの検出に使用するav.propertiesファイルを変更する必要はありません。

1.4.2 Global Knowledge Repositoryのアップグレード

Address Verification ServerをアップグレードせずにGlobal Knowledge Repositoryをアップグレードすることで、確実に最新のアドレス・データを使用できます。インストール・マネージャを使用すると、ソフトウェアのバージョンが検証され、インストールされているバージョンで有効なデータのみが提供されます。詳細は、「Data installation and update process」を参照してください。

または、次のステップに従って、Global Knowledge Repositoryを手動でアップグレードすることもできます。

  1. Address Verification Serverを停止します。
  2. 既存のデータ・ディレクトリの内容を別のファイルの場所にバックアップします。

    ヒント:

    これらのファイルは、アップグレードが正常に完了したら削除できます。

  3. Loqate社から取得した新しいGlobal Knowledge Repositoryデータ・ファイルを、先ほどのデータ・ディレクトリにコピーします。
  4. Address Verification Serverを起動します。

1.5 Address Verification Serverの構成

EDQ Address VerificationのAPIとデータ・ファイルをインストールしたら、それらを使用するようにEDQを構成する必要があります。EDQローカル・ホーム・ディレクトリのavサブディレクトリにあるav.propertiesファイルを変更する必要があります。

このファイルには、次のプロパティで定義するように、インストールされたAddress Verificationソフトウェアおよびデータへの正しいパスが含まれている必要があります。

  • loqate.datadir: Loqateデータの場所。

  • loqate.libdir: EDQ Address Verificationライブラリ・ファイルの場所。

  • loqate.jar: Loqate JARファイルの場所。

これらのプロパティの値は、インストール環境によって異なります。次が推奨されます。

構成プロパティ 推奨されるWindowsのパス 推奨されるUNIXのパス

loqate.datadir

C:\\Program Files\\EDQAV\\data

/opt/edqav/data

loqate.libdir

DLLディレクトリは、システム・パスに配置する必要があります(このプロパティは必須ではありません。)

ディレクトリは、システム・パスに配置しなくてもかまいません。このプロパティは、loqate.libdir = /opt/edqav/ などの場所の設定に使用されます

loqate.jar

C:\\Program Files\\EDQAV\\loqate.jar

/opt/edqav/loqate.jar

次の点に注意してください。

  • UNIXオペレーティング・システムでは、ライブラリ・ディレクトリを共有ライブラリ・パスに設定する必要があります。AIXでは、LIBPATHを使用してください。その他すべてのUNIXオペレーティング・システムでは、LD_LIBRARY_PATHを使用します。この要件は、Linuxオペレーティング・システムには適用されません。

  • av.propertiesファイルを編集した場合は、EDQアプリケーション・サーバーを再起動する必要があります。

1.6 動作保証されたAddress Verificationの出力の有効化

EDQ Address Verificationプロセッサでは、動作保証されたデータ形式がサポートされます。次の動作保証がサポートされています。

  • SERP (カナダ用)

  • CASS (米国用)

  • AMAS (オーストラリア用)

CASSおよびAMASでは追加のライブラリが使用されますが、EDQ AVバイナリと同じディレクトリにインストールされている必要があります。このディレクトリへのパスが、LD_LIBRARY_PATH環境変数に追加されていることを確認する必要があります。

動作保証された各出力形式は、Loqate社の適切なデータ・ファイルのライセンスを必要とします。このデータを有効にするライセンスを入手すると、Loqate Install Managerが実行されて追加のデータ・ファイルがインストールされ、CASSおよびAMASの場合は、追加のライブラリがインストールされます。

詳細は、http://www.oracle.com/technetwork/middleware/oedq/edq1221nf-2744179.pdfの動作保証されたAddress Verification出力(SERP、CASSおよびAMAS)のサポートに関する項を参照してください

1.7 インストールのトラブルシューティング

この項では、EDQ Address Verificationのインストール時に発生する一般的なエラーと、その解決方法について説明します。

1.7.1 不完全なインストール

エラー

Address Verificationプロセッサを含むプロセスが実行され、av.Accuracy Code (値は-1.0)を除く、すべての出力フィールドが空になります。また、メインのEDQサーバーのログ・ファイルoeqd_home/logs/main0.logに、次の形式でエラーが記録されます。

警告: [dd-MMM-yyyy hh:mm:ss: OAV Java API jar "[path to loqate.jar]"が存在しません。

原因

Address Verificationが、av.propertiesファイルで参照されているパスにインストールされていません。ソフトウェアがインストールされていることと、このファイルのパスが正しいことを確認してください。少なくとも、次のAPIファイルがインストールされている必要があります。

WindowsのEDQサーバー Linux/Solaris/AIXのEDQサーバー

lqtcr.dll

liblqtcr.so

loqate.jar

liblqtjava.so

lqtjava.dll

loqate.jar

Resolution

再度インストール・プロセスを実行してください。

1.7.2 無効なデータ・ディレクトリ

エラー

EDQ Address Verification Serverのインストール後、EDQを起動する際に、main0.logファイルに次のエラーが記録されることがあります。

WARNING: 29-Aug-2012 15:34:49: widget bean com.datanomic.director.widget.loqator.server.LoqatorBean reported as dead: OAV data directory "C:\Program Files\EDQAV\data" not found or invalid (Code: 247,002)

原因

Address Verificationプロセッサをロードするには、EDQに、Loqate社のGlobal Knowledge Repositoryデータ・ファイルを含む有効なデータ・ディレクトリが必要です。インストールされているデータ・ファイルのセット(各.lfsファイル)は、ライセンスされている地域や国によって異なりますが、有効なデータ・ディレクトリが必要です。EDQは起動時に、av.propertiesファイルのloqate.datadirプロパティに記載されているパスでloqate.iniファイルを検索します。定義された場所にloqate.iniファイルがない場合に、このエラーが発生します。

Resolution

有効なloqate.iniファイルがあることを確認してください。これは、ライセンスされているGlobal Knowledge Repositoryデータ・ファイルの配信の一部として、Loqate社から提供されます。このファイルが、loqate.datadirプロパティに定義されているディレクトリにあることを確認してください。

1.7.3 Solarisインストールにおける必要なファイルの不足

エラー

SolarisへのEDQ Address Verification Serverのインストール後、EDQアプリケーション・サーバーを起動する際に、main0.logファイルに次のエラーが記録されることがあります。

警告: 2012年9月21日19:25:14: ウィジェットBean com.datanomic.director.widget.loqator.server.LoqatorBeanが無効とレポートされました。OAV JNIライブラリlqtjavaのロードに失敗しました: /opt/EDQTool/edqav-12.1.2/liblqtjava.so: ld.so.1: java: fatal: liblqtcr.so: オープンに失敗しました: そのようなファイルまたはディレクトリはありません(コード: 247,005)

原因

一般的にこのエラーは、liblqtcr.soファイルがlibstlport.soという名前のファイルに依存しているために発生しますが、これはOracle Solaris Sun Studioの一部として提供されるもので、インストールされている場合とされていない場合があります。これをテストするには、次のコマンドを実行して、liblqtcr.soの依存性を確認してください。

ldd liblqtcr.so

liblqtcr.soファイルが見つからないという内容の出力の場合は、インストールされていないかロードできません。

解決方法

インストールにlibstlport.soファイルを追加してください。

  1. 次に示すOracle Technology NetworkのWebサイトから、Oracle Solaris Sun Studioの最新バージョンをダウンロードして解凍します

    http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/solarisstudio/overview/index.html

  2. 次の例のように、Oracle Solaris Sun Studioの場所をLD_LIBRARY_PATHに追加します。

    /export/home/sullah/solarisstudio12.3/lib/stlport4/v9

  3. ldd liblqtcr.soコマンドで再度テストします。

1.8 関連ドキュメント

EDQの詳細は、Oracle Fusion Middlewareドキュメント・ライブラリを参照してください。