2.1.4 エクスポートについて

ジョブの一部として実行するように「エクスポート」を構成するとき、エクスポートを有効化または無効化できます(ジョブ定義を維持したままで、データのエクスポートを一時的に有効化または無効化できます)。また、次のオプションを使用して、ターゲット・データ・ストアにデータを書き込む方法を指定できます。

現在のデータおよび挿入の削除(デフォルト)

EDQでは、ターゲットの表またはファイルの現在のデータすべてを削除し、適用範囲内データをエクスポートに挿入します。たとえば、外部データベースに書き込んでいる場合は、表を切り捨ててデータを挿入します。または、ファイルに書き込んでいる場合は、ファイルを再作成します。

現在のデータに追加

EDQでは、ターゲットの表またはファイルのデータを削除せずに、適用範囲内データをエクスポートに追加します。UTF-16ファイルに追加する場合は、バイト順序マーカーが新しいデータの先頭に書き込まれないように、UTF-16LEまたはUTF-16-BE文字セットを使用してください。

主キーを使用してレコードを置換します

EDQでは、エクスポートの適用範囲データにも存在するレコード(主キーの照合によって判別)をすべてターゲット表から削除し、適用範囲内データを挿入します。

ノート:

  • エクスポートがディレクタでスタンドアロン・タスクとして実行される場合(「エクスポート」を右クリックして「実行」を選択)、常に「現在のデータおよび挿入の削除」モードで実行されます。

  • 「現在のデータおよび挿入の削除」モードと「主キーを使用してレコードを置換します」モードでは、削除操作の後で挿入操作が行われ、更新は行われません。ターゲット・データベースの参照整合性ルールによってレコードの削除が妨げられ、そのためにエクスポート・タスクが失敗する可能性があります。したがって、かわりに更新操作を実行するには、専用のデータ統合製品(Oracle Data Integratorなど)の使用をお薦めします。