1.5.1 クライアント側のデータ・ストア

ファイルやデータベースに、クライアントとサーバーのどちらからアクセスするかを選択できます。

ファイルやデータベースにクライアントからアクセスすることを選択した場合、データ・ストアへの接続は、クライアント・マシンのドライバを介して確立されます。これは、ストアのデータが、クライアントからOEDQサーバーにプッシュされるのであって、OEDQサーバーのドライバを使用してファイルからプルされるのではないことを意味します。OEDQサーバーにデータ・ストアへのアクセス権がない場合に、クライアント・マシンに格納されているExcelスプレッドシートやその他のファイルの処理などを許可できるため便利です。

次の制限が適用されることになります:

ノート:

クライアントからアクセスするファイルやデータベースからデータのスナップショットを取得する場合、またはデータをエクスポートする場合、スナップショットやエクスポートは、クライアント・セッションで手動で実行する必要があります。つまり、サーバーで実行するようスケジュールすることはできません。
「スナップショット」および「エクスポート」を参照してください。

夜間処理でファイルのアップロードや取得が定期的に行われるなど、ファイルまたはデータベースへのアクセスをスケジュールする必要がある場合は、サーバーからファイルにアクセスすることを選択してください。ファイルベースのデータ・ストアの場合は、スナップショットを取得する際に、ファイルがサーバーのランディング領域に存在する必要があることを意味ます。ファイルのダウンロード(「外部タスク」タイプ)を使用して、ファイルがネットワーク上の別の場所からランディング領域にダウンロードされる可能性があることに注意してください。この場合、ファイルのダウンロード対象として指定可能なファイルにアクセスするには、ユーザー名とパスワードが必要です。OEDQアプリケーション・サーバーの実行に使用するユーザー・アカウントには、通常、ネットワーク共有に対する権限はありません。

エクスポートでファイルを書き込む場合は、エクスポート・タスクによってファイルが作成されることがありますが、それには、ファイルの構成されたディレクトリがすでに存在している必要があります。

クライアントとサーバーでは使用されるドライバが異なるため、どちらからファイルにアクセスするかによって、ファイルやデータベースにアクセスするための構成オプションが変わります。

OEDQにあるファイルのデフォルトのランディング領域は、landingareaと呼ばれるフォルダで、OEDQ構成ディレクトリにあります。

ノート:

必要な場合には、管理者が、OEDQ LaunchpadからOEDQ構成ディレクトリを変更できます。