1.3.3.10 出力セレクタの例
出力セレクタは、マージ対象のレコードのデータに基づいて、マージ済レコードのフィールドの値を1つ導出する機能です。
EDQには、次の出力セレクタが用意されています。新しい出力セレクタを追加することもできます。
出力セレクタ | 互換性のある入力列タイプ | 説明 | 出力選択の例 |
---|---|---|---|
平均 |
数値 |
数値属性の入力値の平均を計算します。 |
入力: 1,5,8,10 出力: 6 |
配列の組合せ |
文字列配列、番号配列または日付配列 |
複数の配列を1つの配列にマージします |
入力: {1,2}{3,4} 出力: {1,2,3,4} |
区切りリスト |
文字列 |
すべての入力値、または重複を除いたすべての入力値を区切りリストで出力します。 |
入力: lewistaylor@yahoo.com、lewist@hotmail.com、lewis@abco.com 出力: lewistaylor@yahoo.com、lewist@hotmail.com、lewis@abco.com |
最早値 |
文字列、数値または日付 |
日付属性を使用して、別の属性のマージされる値を選択します。指定された日付フィールドに最早値を含むレコードが選択され、選択されたレコードから別の属性の出力値が抽出されます。 |
入力: Johnson (01/05/2001), Johnston (06/01/1998) 出力: Johnston |
空でない最初の値 |
文字列、数値または日付 |
入力属性の順序に従って、属性から検出された空でない最初の値を選択します。 |
入力: null, Smith 出力: Smith 入力: Smith, Smyth 出力: Smith |
最大値 |
文字列、数値または日付 |
数値属性の場合は最大値、日付属性の場合は最新日付、文字列属性の場合はアルファベット順の最後の値を選択します。 |
入力: 9, 12, 14 出力: 14 |
最新の値 |
数値または日付 |
日付属性を使用して、別の属性のマージされる値を選択します。指定された日付フィールドに最新値を含むレコードが選択され、選択されたレコードから別の属性の出力値が抽出されます。 |
入力: Johnson (01/05/2001), Johnston (06/01/1998) 出力: Johnson |
最も長い文字列 |
文字列 |
最長文字列値(文字数の最も多い文字列値)を選択します。 |
入力: J、James、Jameson 出力: Jameson |
最小値 |
文字列、数値または日付 |
数値属性の場合は最小値、日付属性の場合は最早日付、文字列属性の場合はアルファベット順の最初の値を選択します。 |
入力: 8.2, 8.1, 7.6 出力: 7.6 |
最も一般的な値 |
文字列、数値または日付 |
すべての入力レコードから、入力属性の最も一般的な値を選択します。 |
入力: Davis、Davis、Davies 出力: Davis |
配列での出力 |
文字列、数値または日付 |
入力を配列に結合します。 |
入力: Red, Green 出力: {Red}{Green} |
標準偏差 |
数値 |
数値属性の入力値の標準偏差を計算します。 |
入力: 1, 5, 8, 10, 12 出力: 3.87 |
合計値 |
数値 |
すべての入力レコードの数値を加算します。 |
入力: 3,7,8,-2 出力: 16 |
最大からの値 |
文字列、数値または日付 |
数値属性を使用して、別の属性のマージされる値を選択します。指定された数値フィールドに最大値を含むレコードが選択され、選択されたレコードから別の属性の出力値が抽出されます。 |
入力: Johnston (50)、Johnson (40)、JOHNSON (35) 出力: Johnston |
最少からの値 |
文字列、数値または日付 |
数値属性を使用して、別の属性のマージされる値を選択します。指定された数値フィールドに最低値を含むレコードが選択され、選択されたレコードから別の属性の出力値が抽出されます。 |
入力: Johnston (50)、Johnson (40)、JOHNSON (35) 出力: JOHNSON |