A AQ JMSを設定したユーザー・メッセージング・サービスの構成

この付録では、WLS JMSではなくAQ JMSを使用するようにUMSを構成する方法を説明します。これは、WebLogicリモート・コンソールを使用して実行できます。

ユーザー・メッセージング・サービス(UMS)は、Oracle Streams Advanced Queuing (AQ) JMSを使用するように構成できます。AQ JMSでは、データベース接続を使用してWebLogic Serverクラスタ全体にアクセス可能なデータベースにJMSメッセージが格納されるため、データベース機能やデータ操作およびバックアップのツールを利用できるようにします。典型的な使用例として、サーバー全体の移行の標準サポートでは不十分な、拡張された高可用性(HA)があります。クラスタ内のあるUMSノードに障害が発生した場合、他のノードが障害が発生したUMSノードに対するデータベースからのメッセージを受信するため、メッセージは失われません。

次のタスクでは、WebLogicリモート・コンソールを使用してAQ JMSを設定したUMSの構成方法について説明します。

  1. Oracle WebLogicリモート・コンソールにログインします。

    ドメイン内のすべての管理対象サーバーを停止します。

  2. 左側のパネルの「ツリーの編集」オプションをクリックします。「環境」を展開し、構成の変更に関する「ドメイン」を選択します。

  3. 「サービス」ノードを展開し、JMSシステム・リソースに移動します。このドメイン用に作成されたJMSシステム・モジュールが一覧表示されたページが表示されます。

  4. UMSJMSSystemResourceを選択して「サブデプロイメント」タブに移動します。再構成するクラスタで稼働しているUMSJMSServerに移動し、すべてのUMSJMSServer_auto_xサーバーのターゲット設定を解除します。「保存」をクリックします

  5. UMSJMSSystemResourceの「ターゲット」タブに移動します。クラスタのチェック・ボックスの選択を解除してUMSJMSSystemResourceのクラスタのターゲット設定を解除します。「保存」をクリックします

  6. 「JMSモジュール」表からUMSAQJMSSystemResourceに移動します。

  7. UMSAQJMSSystemResourceの「ターゲット」タブに移動し、UMSJMSSYstemResourceのターゲット設定を解除したのと同じクラスタにUMSAQJMSSystemResourceをターゲット設定します。

    設定を保存します。

  8. 右上隅にあるショッピング・カートをクリックし、「変更のコミット」を選択します。ドメイン内のすべての管理対象サーバーを起動します。