7.2 WDTモデルを使用したOAMドメインの作成

WDTモデルを使用すると、必要なすべての情報がドメイン・カスタム・リソースYAMLファイルに指定されます。WDTモデルでは、WebLogic Kubernetes OperatorによってRCUスキーマが作成され、永続ボリュームおよび要求が作成された後、サーバーを起動する前に永続ボリュームにWebLogicドメインが作成されます。

この項では、指定されたモデル・ファイルを使用してドメイン作成イメージを構築し、そのイメージをドメインの作成に使用します。ドメイン・イメージのアップロード先には、独自のコンテナ・レジストリが必要です。WDTモデルを使用してOAMドメインを作成する前に、独自のコンテナ・リポジトリを用意することが前提条件です。独自のコンテナ・レジストリがない場合は、かわりにクラスタ内の各ノードにイメージをロードできます。このドキュメントでは、独自のコンテナ・レジストリを作成する方法や、各ノードにイメージをロードする方法については説明しません。詳細は、ベンダー固有のドキュメントを参照してください。

ドメイン作成イメージの構築は、1回かぎりのアクティビティです。ドメイン作成イメージを使用して、複数の環境でOAMドメインを作成できます。ドメインを作成するたびにドメイン作成イメージを再構築する必要はありません。

この項に従う前に、「環境の準備」に従っていることを確認し、Oracle Databaseが実行されていることを確認します。