13.1.2 14.1.2内でのアップグレードのロールバック

Oracle Unified Directory (OUD)のアップグレードに失敗した場合は、前のOUD 14cコンテナ・イメージにロールバックし、問題を修正してからアップグレードを再試行できます。

アップグレードは成功したが、その後で機能上の問題が発生した場合も、ロールバックできます。

Oracle Unified Directory (OUD)インストールをロールバックするには、次のステップを実行します:

1. 次のコマンドを使用して、OUDデプロイメントをロールバックします:

   helm rollback <release_name> -n <namespace>

   例:

    helm rollback oud-ds-rs -n oudns

   出力は次のようになります:

   Rollback was a success! Happy Helming!

   helm rollbackは、OUDポッドのローリング再起動を実行します。
2. 次のコマンドを実行して、すべてのOUDポッドが起動されていることを確認します:

   kubectl get pods -n <namespace> -w

   ノート:

   -wフラグを使用すると、変更時にポッドのステータスを監視できます。
   例:

   kubectl get pods -n oudns -w

   次を実行して、ポッドの最新のログを確認することもできます:

   kubectl logs -f <pod> -n oudns

3. ポッドが稼働したら、次のコマンドを実行して、ポッドで使用されている前のOUD 14cコンテナ・イメージを表示できます:

   kubectl describe pod <pod> -n <namespace> | grep image

   例:

   kubectl describe pod oud-ds-rs-0 -n oudns | grep image

   出力は次のようになります:

   ...
   Containers:
     oud-ds-rs:
       Container ID:   cri-o://6a35ef3a0721015aa99b2aaeebdc96528c8166db7bf36176f0b9665e43c10ded
       Image:          container-registry.oracle.com/middleware/oud_cpu:14.1.2.1.0-jdk17-ol8-<YYMMDD>
       Image ID:       container-registry.oracle.com/middleware/oud_cpu@sha256:2ae38d6bdca4c411d6b62289cf80563f611a1fdcbaf01632be7b4fa6a4169000
   

4. 必要に応じて、OUDデプロイメントを確認します:
   • OUDデプロイメントの確認
   • OUD保証レプリケーション・ステータスの確認
   • Cronjobの確認
   • イングレスを介したOUDインタフェースへのアクセス